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NISAで月5,000円。少額でも積み立てる意味は?30年の元本と仮定の試算
月5,000円の積立では、あまり意味がない。そう感じて、NISAで積み立てるのをためらっていませんか? この記事では、まず元本だけで30年分を数え、仮に年3%で増えたとする試算の前提と意味を確かめます。そのうえで、少額かどうかより大切な、続けられる計画の立て方を整理します。
2026年10月4日時点の制度にもとづく一般的な説明です。投資には元本割れのリスクがあり、制度を使えるかどうかや税の軽減の大きさは、人によって異なります。
月5,000円でも、30年間積み立てれば元本だけで180万円です。仮に年3%を月利に直して毎月末に積み立てると、税金や費用を考えない試算では約291万円(元本180万円を含む評価額)になります。ただし、毎年3%ずつ増える予測ではなく、値下がりや元本割れもあります。金額の大小より、続けられる額と使う時期を決めることが大切です。
この記事のポイント
- 月5,000円×30年=元本180万円
- 年3%の仮定計算では約291万円
- 利回り・成果の保証ではない
目次
月5,000円の積立、まずは元本だけで30年分を数える
月5,000円と聞くと、少なく感じるかもしれません。でも、増えるかどうかを考える前に、まず積み立てる元本だけを数えてみましょう。1年で6万円、30年間続ければ、元本の合計は180万円になります。

月5,000円なら、30年続けても大した金額にならないと思っていました。
金額が小さくても、時間をかけて続ければ、元本そのものが積み上がっていきます。ここまでは、運用の結果とは関係のない、自分で積み立てた金額だけの話です。
なお、30年は説明のために置いた期間です。続けられる年数や、そのお金を使う時期は人によって違うので、自分の場合の期間で数え直してみましょう。
仮に年3%なら約291万円:試算の前提と、元本との分け方
次に、運用で増えた場合を仮定して計算してみます。前提は、毎月末に5,000円を360回積み立て、年3%を12で割った月0.25%ずつ、毎月増えていくというものです。税金や費用、物価の変動は考えていません。
- 毎月の積立額
- 5,000円(毎月末)
- 積み立てる回数
- 30年 × 12か月 = 360回
- 積み立てた元本
- 5,000円 × 360回 = 180万円
- 仮定の利回り
- 年3% ÷ 12 = 月0.25%で毎月増える
- 元本を除いた増加分
- 約291万円 − 180万円 = 約111万円
- 30年後の評価額(元本を含む試算)
- 約291万円
※税金・費用・物価の変動を除いた仮定の計算です。毎年3%ずつ増えるという予測ではなく、将来の金額を約束するものではありません。
約291万円は、増えた分だけの金額ではありません。元本180万円を含めた評価額で、元本を除いた増加分は、この試算では約111万円です。この計算は、増えた分にも次の増加が付く複利の考え方によるもので、複利そのものは複利の記事で解説しています。
自分の積立額や期間、仮定の利回りを変えた試算は、NISAの積立と税金のシミュレーションで試せます。数字は前提しだいで変わるので、結果は目安として使いましょう。
約291万円は約束の金額ではない:実際は値下がりする年も
この試算は、毎年3%ずつ増えるという予測ではありません。投資信託などには値動きがあり、実際は値下がりする年もあります。下がる時期や大きさによっては、元本の180万円を下回る(元本割れする)こともあります。
| 試算の前提 | 実際に確かめたいこと |
|---|---|
| 毎月、同じ割合で増え続ける | 値上がりの年も値下がりの年もあり、元本割れもある |
| 税金を考えない | NISA口座内の対象商品か(課税口座なら利益に税金) |
| 費用を考えない | 信託報酬など、商品を持つための費用がかかる |
| 物価の変動を考えない | 物価が上がると、同じ金額で買えるものは減る |
積立には、買う時期を分けるという考え方もありますが、それだけで利益が出ると決まるわけではありません。毎月同じ金額で買う方法の特徴と限界は、定額で積み立てる方法の記事で取り上げています。
少額かどうかより大切なこと:続けられる額と使う時期
大切なのは、大きな金額を急いで入れることより、続けられる額と、そのお金を使う時期を決めることです。近いうちに必要なお金は積立とは別に確保し、収入や支出が変わったら、積立の金額も見直します。
金額が少なくても、生活費を削りすぎていれば続けにくくなります。反対に、近いうちに使う予定のお金は、少額でも積立とは分けておきましょう。
積立の計画を確かめるチェック
- 近く必要なお金を、積立とは別に確保した
- 毎月の家計の中で、無理なく続けられる額にした
- そのお金を使う時期を、おおまかに決めた
- 収入や支出が変わったら見直すと決めた
- 試算の金額を、届くと決まった額だと思っていない

少額かどうかより、家計の中で無理なく続く計画かどうか。暮らしが変われば、金額も見直していきましょう。
よくある質問
NISAで月5,000円を30年積み立てると、いくらになりますか?
元本は180万円です。仮に年3%を月利に直して毎月末に積み立てると、税金や費用を考えない試算では約291万円(元本を含む評価額)です。毎年3%ずつ増えるという予測ではありません。
約291万円のうち、増えた分はいくらですか?
この試算では、約291万円から元本180万円を引いた約111万円です。約291万円は利益だけの金額ではなく、元本を含んだ評価額です。税金・費用・物価の変動は考えていません。
月5,000円の少額でも、元本割れすることはありますか?
あります。投資信託などには値動きがあり、値下がりする年もあります。積立の金額が少なくても、元本割れの可能性はなくなりません。近く必要なお金は、積立とは別に確保しておきましょう。
年3%という利回りは、将来の目安になる数字ですか?
説明のための仮定の数字で、将来の利回りの予測ではありません。実際は値上がりする年も値下がりする年もあります。前提を変えた試算は、NISAの積立と税金のシミュレーションで試せます。
少額なら、積み立てても意味がないのでは?
月5,000円でも、30年続ければ元本だけで180万円になります。ただし増え方は値動きしだいです。金額の大小より、家計の中で無理なく続く計画になっているかを確かめましょう。
※毎月末に5,000円を360回積み立て、年3%を12で割った月利で複利計算した試算です。税金・費用・物価の変動を除いており、将来の運用成果を保証するものではありません。
※約291万円は、元本180万円を含む評価額です。利益の額ではありません。
※掲載している内容は、2026年10月4日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。施行予定の改正は、開始日や手続きが変わることがあります。最新の内容は、金融庁・国民年金基金連合会(iDeCo公式サイト)などの公的な案内と、利用する金融機関でご確認ください。
※投資信託などには値動きがあり、元本割れすることがあります。税金の扱いや控除の効果は、所得や家族などの状況で変わります。個別の税務判断は、税務署や税理士にご確認ください。
※特定の金融商品・金融機関をおすすめするものではありません。
