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20年持てば投資信託は必ず増える?長期投資で確かめたいこと
「投資信託は、20年持てば増える」。そんな話を聞いたことはありませんか? 長く持つことには意味がありますが、期間だけで結果が決まるわけではありません。この記事では、長期投資の考え方と、長く持っても損失があり得る理由、使う日が近づいたときの準備を整理します。
必ず増えるとは限りません。長期投資は、短期の値動きに振り回されず、収益の積み重ねを目指す考え方です。ただし、投資先が偏っていたり、事業や市場の条件が大きく変わったりすれば、長く持っても損失はあり得ます。使いたい直前に大きく下がる可能性もあります。
この記事のポイント
- 長期でも利益の保証はない
- 分散・費用・使う時期
- 家計と目的を定期点検
長期投資とは?収益の積み重ねを目指す考え方
長期投資には、短期の値動きに振り回されず、収益の積み重ねを目指す考え方があります。日々の上がり下がりに合わせて売り買いを繰り返すのではなく、時間をかけて投資を続けるイメージです。
値動きのある資産は、短い期間で見ると大きく上下することがあります。そのたびに慌てて売り買いしないことを大切にするのが、長期投資の考え方です。
ただし、長い期間を取れば、どんな商品でも損をしなくなるわけではありません。長期・積立・分散で投資しても、元本割れ(投資したお金より少なくなること)の可能性はあります。特定の期間の成果が保証されることもありません。
長期投資で目指すこと
- 短期の値動きに振り回されない
- 収益の積み重ねを目指す
長く持っても起こり得ること
- 投資先の偏りによる損失
- 事業や市場の条件の大きな変化
- 使いたい直前の大きな下落

20年も持っていれば、さすがに増えていると思っていました。
長く持っても損失があり得る3つの理由
長く持っても損失があり得る理由として、次の3つがあります。どれも、持っている期間の長さだけでは防げません。
1. 投資先が偏っている
特定の国や業種などに集中した投資では、その国や業種に大きな変化があったとき、影響をまとめて受けます。長く持っていても、偏りによる損失を避けられるとは限りません。
2. 事業や市場の条件が大きく変わる
投資先の事業や、市場の条件が大きく変わることもあります。前提が変われば、長く持っても元の水準に戻るとは限りません。
3. 使いたい直前に大きく下がる
長い期間のうち、どこで下がるかは選べません。お金が必要なときに大きく値下がりしていれば、値下がりした状態で売ることになりかねません。
大切なのは分散・費用・使う日の準備
期間の長さは大切な要素ですが、それだけで結果が決まるわけではありません。大切なのは、期間だけでなく、投資対象の分散、費用、そして使う日が近づいたときの準備です。
| 考えること | 確かめたいこと |
|---|---|
| 投資対象の分散 | 特定の国や業種などに偏っていないか |
| 費用 | 長く持つ間に、どれくらいかかるか |
| 使う日の準備 | 使う日が近づいたとき、どこに置いておくか |
費用には、持っている間ずっとかかるものもあります。期間が長いほど、費用が結果に与える影響も積み重なります(信託報酬の差の記事)。
教育費など支払日が決まっているお金なら、直前まで全額を値動きのある資産に置くかを考えましょう。支払日の直前に大きく値下がりしても、支払日は待ってくれません。
投資信託の分散の考え方は投資信託の本数と分散の記事、教育費を支払日から考える方法は教育費の預け先の記事で解説しています。
長期投資は「何もしない」ではなく定期点検
長期投資は、何もしなくてよいという意味ではありません。相場を毎日予想するより、家計と目的が変わっていないかを定期的に確認することが大切です。
長期投資の定期点検
- 投資対象が偏っていないか
- 費用がどれくらいかかっているか
- 使う日が近づいていないか
- 家計の状況が変わっていないか
- お金を使う目的が変わっていないか
点検する時期を、あらかじめ自分で決めておくと続けやすくなります。家族の状況や収入が変わったときも、見直すきっかけになります。

長期投資は、ほうっておくことではありません。家計と目的の点検を、自分の予定に入れておきましょう。
よくある質問
投資信託は20年持てば必ず増えますか?
必ず増えるとは限りません。投資先が偏っていたり、事業や市場の条件が大きく変わったりすれば、長く持っても損失はあり得ます。特定期間の成果は保証されません。
長期・積立・分散で投資すれば、元本割れしませんか?
長期・積立・分散で投資しても、元本割れの可能性はあります。期間だけでなく、投資対象の分散や費用、使う時期も考えましょう。
教育費のように使う日が決まっているお金は、どう考えればいいですか?
支払日が決まっているなら、直前まで全額を値動きのある資産に置くかを考えましょう。使いたい直前に大きく下がる可能性もあるためです。
長期投資なら、買った後は何もしなくていいですか?
何もしなくてよいという意味ではありません。相場を毎日予想するより、家計と目的が変わっていないかを定期的に確認しましょう。
長期投資で、期間のほかに大切なことは何ですか?
投資対象の分散、費用、そして使う日が近づいたときの準備です。あわせて、家計と目的が変わっていないかを定期的に確認しましょう。
※長期・積立・分散で投資しても、元本割れの可能性があります。特定期間の運用成果を保証するものではありません。
※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。
※特定の金融商品をおすすめするものではありません。
