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NISAなら、投資信託の手数料もゼロ?非課税と費用は別の話

NISAは非課税だから、投資信託の手数料もかからない。そう思っていませんか? NISAで非課税になるのは税金で、商品を持つための費用とは別の話です。この記事では、NISAでもかかる投資信託の費用と、年0.1%と年1%の違いを金額にした目安、費用を比べるときの注意点を整理します。

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NISAと書かれたふたのお弁当箱に、コインなどが入った3Dイラスト

2026年10月4日時点の制度にもとづく一般的な説明です。投資には元本割れのリスクがあり、制度を使えるかどうかや税の軽減の大きさは、人によって異なります。

結論

NISAの非課税は、利益にかかる税金の話です。投資信託の費用は別で、購入時の手数料がゼロでも、保有中の信託報酬やその他の費用がかかる場合があります。仮に残高100万円が一定なら、単純計算で年0.1%は年1,000円、年1%は年1万円です。費用は、対象資産や運用方針をそろえた商品どうしで比べましょう。

この記事のポイント

  1. 非課税でも商品の費用は別にかかる
  2. 仮定:100万円×年1%=年1万円
  3. 同じ投資対象・方針で費用を比べる
目次
  1. NISAの非課税は税金の話:投資信託の費用は別にかかる
  2. 保有中の費用を金額に:100万円で年0.1%と年1%なら
  3. 費用の比べ方:対象資産と運用方針をそろえてから
  4. 目論見書と運用報告書で、何にお金を払っているか確かめる
  5. よくある質問

NISAの非課税は税金の話:投資信託の費用は別にかかる

NISAで非課税になるのは、NISA口座内の対象商品から出た利益にかかる税金です。商品を買ったり持ったりするための費用まで、ゼロになるわけではありません。税金と費用は、別の話です。

NISAで非課税になるもの(税金)

  • 対象商品の利益にかかる税金
  • 利益が出たときにだけ効いてくる
  • 制度のしくみで決まる

NISAでもかかるもの(費用)

  • 購入時の手数料(ゼロの商品もある)
  • 信託報酬など、保有中の費用
  • 利益が出ていなくても、費用はかかる
よくある疑問

NISAは非課税だから、手数料もまとめてゼロになるものだと思っていました。

投資信託の費用には、買うときの手数料のほか、持っている間にかかる信託報酬(運用や管理のための費用)などがあります。購入時の手数料がゼロの商品でも、保有中の費用がかかる場合があります。費用がかかる時期ごとの見方は、購入手数料ゼロの投資信託の記事で取り上げています。

保有中の費用を金額に:100万円で年0.1%と年1%なら

保有中の費用は「年0.1%」のように、残高に対する1年あたりの割合で示されることが多く、割合のままでは大きさをつかみにくいものです。仮に、同じ100万円の残高が1年間変わらないとして、金額に直してみます。

残高100万円が一定とした1年間の費用(説明用の概算)
年0.1%の場合
100万円 × 0.1% = 1,000円
年1%の場合
100万円 × 1% = 1万円
1年あたりの差
1万円 − 1,000円 = 9,000円

※費用率・金額は仮定です。残高を一定とし、ほかの費用を省いた概算です。実際は、日々の残高や費用の計算方法によって変わります。

気をつけたいのは、この金額が毎年決まった額として請求されるわけではないことです。信託報酬は、保有額に応じて日々、投資信託の資産の中から差し引かれます。残高が大きくなれば費用の額も大きくなり、小さくなれば少なくなるため、上の計算はあくまで目安です。

下の計算で、残高や費用の割合を変えると、1年あたりの差を確かめられます。差が長く持つ間にどう積み重なるかは、信託報酬の差の記事で解説しています。

自分の数字で計算してみる

万円
%
%
年

費用の比べ方:対象資産と運用方針をそろえてから

費用は、数字が小さい商品ほど目を引きます。ただ、費用が一番低いという理由だけで、投資先の違う商品を同じものとして比べるのは避けましょう。何に投資し、どんな方針で運用する商品なのかが違えば、値動きの性質も違うからです。

比べるときは、まず対象資産(株式か債券か、国内か海外かなど)や運用方針が近い商品をそろえ、そのうえで費用の違いを確かめます。また、費用の差だけで、将来の運用成績の良し悪しが決まるわけではありません。成績は、投資先の値動きによっても変わります。

ポイント

制度の非課税と、商品を持つための費用は分けて見る。費用は、中身が近い商品どうしで比べる。

目論見書と運用報告書で、何にお金を払っているか確かめる

費用の中身は、商品の資料で確かめられます。目論見書(商品の説明書)の費用の欄では、買うとき・持っている間・換金するときの費用を、運用報告書では、運用の結果とあわせて実際にかかった費用を確かめます。

NISAで長く持つつもりの商品ほど、非課税のメリットと、商品を持つための費用を分けて見ることが大切です。なお、投資信託などには値動きがあり、元本割れすることもあります。費用を確かめても、その値動きがなくなるわけではありません。

NISAで投資信託を選ぶ前のチェック

  • 非課税(税金)と費用を分けて考えた
  • 購入時の手数料だけでなく、保有中の費用も確かめた
  • 費用の割合を、残高に当てはめて金額にした
  • 対象資産と運用方針が近い商品どうしで比べた
  • 目論見書の費用の欄と、運用報告書を確かめた
FPのひとこと

非課税は制度の話、費用は商品の話です。長く持つ中で何にいくら払うのか、金額で確かめてから選びましょう。

NISAの積立と税金月5,000円を30年続けたら? 税金はいくら違う?シミュレーションを試す

よくある質問

NISAで買えば、投資信託の信託報酬はかかりませんか?

NISAで買っても、信託報酬がなくなるわけではありません。NISAで非課税になるのは利益にかかる税金で、商品を持つための費用は別です。購入時の手数料がゼロの商品でも、保有中の費用がかかる場合があります。

残高100万円で費用が年1%なら、1年でいくらですか?

残高がずっと100万円で変わらないと仮定した単純計算では、年1万円です。年0.1%なら年1,000円です。実際は、日々の残高や費用の計算方法によって変わります。

信託報酬は、毎年決まった額を口座から払うのですか?

毎年決まった額を口座から払う仕組みではありません。保有額に応じて日々、投資信託の資産から差し引かれるため、残高が変われば費用の金額も変わります。

費用の差が大きければ、運用成績にも差が付きますか?

費用の差だけで、将来の運用成績を言い切ることはできません。成績は投資先の値動きなどでも変わります。費用は、対象資産と運用方針が近い商品どうしで比べるための目安の一つです。

NISAで買う投資信託の費用は、どこで確かめられますか?

目論見書の費用の欄で、買うとき・持っている間・換金するときの費用を確かめられます。実際にかかった費用は、運用報告書で確かめましょう。

※費用率・金額は説明用の仮定です。残高を一定とし、ほかの費用を省いた概算です。実際の費用の合計は、目論見書や運用報告書などの商品資料で確認してください。

※信託報酬は、保有額に応じて日々差し引かれる費用で、毎年決まった額を請求されるものではありません。

※掲載している内容は、2026年10月4日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。施行予定の改正は、開始日や手続きが変わることがあります。最新の内容は、金融庁・国民年金基金連合会(iDeCo公式サイト)などの公的な案内と、利用する金融機関でご確認ください。

※投資信託などには値動きがあり、元本割れすることがあります。税金の扱いや控除の効果は、所得や家族などの状況で変わります。個別の税務判断は、税務署や税理士にご確認ください。

※特定の金融商品・金融機関をおすすめするものではありません。

参考にした資料

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