FP相談・住宅ローン相談・保険相談オンライン/対面(立川)

投資・NISA・NISA

2027年から0歳でもNISA?子どものつみたて投資枠(予定)を確認

2027年から、0歳の子どももNISAを使えるようになる。そんなニュースを見て、子どもの分も大人と同じように積み立てられる、と考えていませんか? 予定されているのは、つみたて投資枠を0〜17歳に広げる見直しで、使える枠の種類や金額、お金の出し方は、大人のNISAとは違います。この記事では、子どもの枠の金額と数え方、成人向けのNISAとの違い、始める前に確かめることを整理します。

更新 監修 要確認:監修するFP約5分で読めます

NISAと書かれたふたのお弁当箱に、コインなどが入った3Dイラスト

2027年開始予定の制度を含みます。2026年10月4日時点の制度にもとづく一般的な説明です。投資には元本割れのリスクがあり、制度を使えるかどうかや税の軽減の大きさは、人によって異なります。

結論

2027年から、NISAのつみたて投資枠を0〜17歳も使えるようになる予定です。予定では、年間の投資枠は60万円、非課税で持てる総枠は買った金額(取得額)で600万円です。成人の成長投資枠240万円は付かず、親のNISAのように自由には払い出せません。成人向けへは自動で移る予定で、年齢の判定方法や受付開始、商品、書類は金融機関の案内で確かめます。

この記事のポイント

  1. 2027年:0〜17歳へつみたて枠を拡大予定
  2. 年間60万円・取得額の総枠600万円
  3. 成長投資枠・自由な払出しとは別
目次
  1. 2027年から0〜17歳もつみたて投資枠へ(予定)
  2. 子どもの枠は年60万円・総枠600万円(予定):買った金額で数える
  3. 成長投資枠は付かない:成人向けのNISAとの違い
  4. 子どものNISAを始める前に:使う時期と目的を先に
  5. よくある質問

2027年から0〜17歳もつみたて投資枠へ(予定)

いまのNISAは成人向けの制度ですが、2027年から、つみたて投資枠を0歳から17歳も使えるようになる予定です。まだ始まっていない制度なので、この記事では「予定」として説明します。

年齢の判定方法・受付開始・対象の商品・必要な書類は、金融機関の案内で確かめます。
項目2027年からの予定
使える年齢0〜17歳
使える枠つみたて投資枠だけ(成長投資枠は付かない)
年間の投資枠60万円
非課税で持てる総枠買った金額(取得額)で600万円
お金の引き出し払出しに制限がある
成人向けへの移行自動で移る予定(時期は金融機関の案内で確認)

対象になるのは、所定の要件を満たす投資信託などを、定期的に買う仕組みです。どの商品を扱うか、いつから申込みを受け付けるかは、金融機関ごとの案内で確かめます。子どもの枠は、親のNISAの枠とは分けて考えましょう。

よくある疑問

0歳からNISAと聞いて、大人と同じ枠が、子どもにもそのまま付くのかと思っていました。

子どもの枠は年60万円・総枠600万円(予定):買った金額で数える

子どもの枠で1年間に投資できるのは60万円まで、非課税で持てる総枠は600万円の予定です。総枠は、いまの値段(時価)ではなく、買ったときの金額(取得額)で数えます。値上がりして時価が増えても、その分だけ総枠を使ったことにはなりません。

年間の投資枠60万円を、月あたりに直すと
年間の投資枠(子どもの枠・予定)
60万円
1年の月数
12か月
1か月あたりに直した額
60万円 ÷ 12か月 = 5万円

※年間の枠を12か月で割っただけの計算です。上限の額を積み立てることをすすめるものではありません。税金や費用は考えていません。

月5万円は、枠の大きさをつかむための目安です。枠は「ここまで使える」という上限で、毎月その額を積み立てなければいけないわけではありません。子どもが何人かいれば、それぞれ使う時期も必要な額も違います。枠の大きさからではなく、子どもごとの予定から金額を考えましょう。

成長投資枠は付かない:成人向けのNISAとの違い

成人のNISAには、つみたて投資枠とは別に、1年間に240万円まで使える成長投資枠があります。2027年からの子どもの枠は、つみたて投資枠を広げるもので、子どもにも成長投資枠240万円が付く、という制度ではありません。

成人向けのNISA

  • つみたて投資枠と成長投資枠がある
  • 成長投資枠は1年間に240万円まで
  • 売却して引き出すことができる

子どもの枠(2027年から予定)

  • つみたて投資枠だけ(年60万円)
  • 総枠は取得額で600万円
  • 払出しには制限がある

子どもの枠は、成人向けのNISAへ自動で移る予定です。何歳のどの時点で移るかは、年齢の判定方法とあわせて金融機関の案内で確かめます。子どもの枠の600万円が、大人になってからの総枠にそのまま足される、と決めつけないようにしましょう。

以前のジュニアNISAとは、同じ制度ではありません。ニュースなどで「こどもNISA」と呼ばれることもありますが、これは通称です。昔の制度の説明を当てはめず、2027年からの制度の案内で確かめましょう。

また、親のNISAと同じように自由にお金を出せるわけではなく、払出しには制限があります。条件の中身は、子どものNISAの払出しの条件で解説します。

子どものNISAを始める前に:使う時期と目的を先に

枠があるから上限まで使う、ではなく、子どものための目的を先に決めましょう。家族で、いつ、何に使うお金かを話してから、子どもの枠を使うかどうかを考えます。

投資信託などには値動きがあり、元本割れすることもあります。近い時期に払う教育費まで、全額を入れないようにしましょう。教育費を運用から支払いへ移すときの考え方は、教育資金の出口の記事で解説しています。

子どもの枠を使う前のチェック

  • 2027年からの予定の制度だと知っている
  • 子どもごとに、いつ・何に使うお金かを家族で話した
  • 近い時期に払う教育費は、別に確保した
  • 金融機関の受付開始・対象の商品・必要な書類を確かめた
  • 年齢の判定方法と、成人向けへ移る時期を確かめた
  • 払出しに制限があることを知っている
FPのひとこと

枠の大きさより先に、子どものために、いつ何に使うお金かを決めましょう。使い方はそれからです。

制度の要点だけを短く見たいときは、NISAのまとめページの「0歳からNISA」も参考にしてください。

よくある質問

子どものNISAは、いつから使えますか?

2027年から、つみたて投資枠を0〜17歳も使えるようになる予定です。金融機関ごとの受付開始の時期や取り扱う商品、必要な書類は、利用を考えている金融機関の案内で確かめましょう。

子どものNISAにも、成長投資枠はありますか?

ありません。子どもの枠は、つみたて投資枠を0〜17歳に広げるものです。成人の成長投資枠240万円が子どもにも付く、という制度ではありません。年間の投資枠は60万円の予定です。

子どもの枠の600万円は、大人の枠に足されますか?

そのまま足される、と決めつけないでください。子どもの枠は成人向けのNISAへ移る予定ですが、移る時期や移った後の枠の扱いは、最新の公的な案内と金融機関の案内で確かめましょう。

以前のジュニアNISAと同じ制度ですか?

同じ制度ではありません。2027年からの予定の制度は、つみたて投資枠を0〜17歳に広げるものです。以前の制度の説明を当てはめず、2027年からの制度の案内で確かめましょう。

子どもの枠の総枠600万円は、時価で数えますか?

予定されている制度では、時価ではなく、買ったときの金額(取得額)で数えます。値上がりで時価が増えても、その分で総枠を使ったことにはなりません。反対に、値下がりすれば元本割れすることもあります。

※2027年開始予定の、未成年者向けの制度の説明です。年齢の判定方法、成人向けへの移行、受付の方法、払出しの条件などは、最新の公的な案内と金融機関の案内で確認してください。

※年60万円を月5万円に直した計算は、枠の大きさを示すためのものです。上限の額を積み立てることをすすめるものではありません。

※掲載している内容は、2026年10月4日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。施行予定の改正は、開始日や手続きが変わることがあります。最新の内容は、金融庁・国民年金基金連合会(iDeCo公式サイト)などの公的な案内と、利用する金融機関でご確認ください。

※投資信託などには値動きがあり、元本割れすることがあります。税金の扱いや控除の効果は、所得や家族などの状況で変わります。個別の税務判断は、税務署や税理士にご確認ください。

※特定の金融商品・金融機関をおすすめするものではありません。

参考にした資料

シミュレーションFPに相談する