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子どものNISA、12歳になれば自由に引き出せる?払出しの条件
2027年から始まる予定の、子ども向けのNISA。12歳になれば、親が必要なときに自由に引き出せる、と思っていませんか? そういう仕組みではありません。この記事では、12歳以降も続く払出しの条件と、売ることと口座の外へ出すことの違い、親の予備資金との分け方を整理します。
2027年開始予定の制度を含みます。2026年10月4日時点の制度にもとづく一般的な説明です。投資には元本割れのリスクがあり、制度を使えるかどうかや税の軽減の大きさは、人によって異なります。
子ども向けのNISA(2027年開始予定)は、12歳になれば自由に引き出せる仕組みではありません。原則として払出しが制限され、12歳以降も、使い道が子どもの教育費や生活費であること、本人の同意、親権者等による所定の書類の提出などが条件になります。年齢の判定方法や対象になる使い道は、金融機関で確かめましょう。
この記事のポイント
- 12歳以降も所定の払出し条件あり
- 子のための使途・同意・書類を確認
- 商品の売却と口座外への払出しは別
目次
子どものNISA(2027年開始予定)は12歳以降も自由に引き出せない
子ども向けのNISAは、0〜17歳がつみたて投資枠を使えるようにする、2027年開始予定の仕組みです。この子ども向けのNISAでは、原則として払出し(制度の口座からお金を外へ出すこと)が制限されます。
12歳になったら親が自由に使える、という仕組みではありません。12歳以降も、お金の使い道が子どもの教育費や生活費であることや、本人の同意などが条件になります。条件を満たす場合に、所定の手続きで払い出す仕組みです。
12歳の誕生日に、自動で全額が引き出せるようになるわけでもありません。年齢をどの時点で判定するかには決まりがあるので、利用する金融機関の案内で確かめましょう。

12歳になれば、家族のために自由に使えるお金になると思っていました。
払出しの条件:子どものための使い道・本人の同意・書類
払い出すときに確かめたいのは、たとえば次の点です。使い道、本人の同意、手続きの書類を、あわせて確かめます。
| 確かめること | 内容 |
|---|---|
| 使い道 | 子どもの教育費や生活費として、子どものために使うお金か |
| 本人の同意 | 子ども本人が同意しているか |
| 書類 | 親権者等が所定の書類を出して手続きをするか |
| 年齢の判定 | いつの時点の年齢で判定するか(金融機関の案内で確認) |
親権者等は、子どもの親など、子どもに代わって手続きをする人のことです。子どもの生活費が使い道に入るといっても、家族の急な出費に自由に回せるわけではありません。親のための自由な出金を認める仕組みではない点に注意しましょう。
対象になる使い道の範囲や、出す書類の種類は、利用する金融機関の取扱いの決まりで確かめます。
売ることと口座の外へ出すことは別:払い出すまでの流れ
見落としやすいのが、投資信託を売ることと、その代金を制度の口座から外へ出すことは別、という点です。売った代金は、そのままでは制度の口座の中にとどまります。
売る(売却)
- 持っている投資信託を売って、お金に換える
- 代金は、制度の口座の中にとどまる
- 売っただけでは、口座の外で使えない
外へ出す(払出し)
- 代金を、制度の口座から外へ出す
- 使い道・本人の同意・書類などの条件がある
- 条件を満たす場合に、教育費などに使える
「売れば使える」と考えて急いで売っても、払出しの条件を満たさないうちは、代金を口座の外で使えません。教育費などに使う予定があるなら、次の順番で確かめておきましょう。
使う予定を書き出す
子どもの教育費などで、いつ、いくら必要かを確かめます。
条件に当てはまるか確かめる
使い道・本人の同意・年齢の判定方法を、金融機関の案内で確かめます。
書類を準備する
親権者等が出す所定の書類と、その出し方を確かめます。
売る・払い出す
売る手続きと払い出す手続きを分けて進めます。支払日に間に合うよう、早めに確かめます。
家族の予備口座にしない:親の緊急資金を先に確保
子ども向けのNISAは、家族の急な生活費に自由に使える予備口座として考えないことが大切です。子どものお金を準備する前に、親の緊急資金も確保しておきましょう。生活の予備費の考え方は、生活の予備費の記事で解説しています。
子どもの枠で買う投資信託などにも値動きがあり、元本割れすることがあります。非課税の枠だけでなく、使うときの条件まで理解して、教育費の計画に組み込みましょう。枠の金額や成人向けのNISAとの違いは、2027年からの子どもの枠の記事で確かめてください。
子どものNISAの払出しで確かめること
- 12歳以降も条件があることを知っている
- 使い道が、子どもの教育費や生活費か確かめた
- 本人の同意と、親権者等が出す書類を確かめた
- 年齢の判定方法を、金融機関の案内で確かめた
- 売ることと、口座の外へ出すことを分けて考えた
- 親の緊急資金を、子どものお金とは別に確保した

子どものNISAは、子どものために使う前提のお金です。家族の予備費は、別に分けておきましょう。
よくある質問
子どものNISAは、12歳になったら自由に引き出せますか?
自由には引き出せません。12歳以降も、使い道が子どもの教育費や生活費であること、本人の同意、親権者等による所定の書類の提出などが条件です。年齢の判定方法は、金融機関の案内で確かめましょう。
子どものNISAで投資信託を売れば、代金をすぐ使えますか?
売ることと、代金を制度の口座から外へ出すことは別です。売っただけでは口座の外では使えず、払い出すには使い道や本人の同意などの条件があります。
親の生活費が足りないとき、子どものNISAから払い出せますか?
子ども向けのNISAは、親のための自由な出金を認めるものではありません。家族の急な生活費に使える予備口座とは考えず、親の緊急資金を別に確保しておきましょう。
12歳かどうかは、誕生日で判定しますか?
年齢の判定方法には決まりがあり、誕生日を迎えた日から自動で払い出せるようになる、とは考えないでください。いつの時点の年齢で判定するかは、利用する金融機関の案内で確かめましょう。
子どものNISAの払出しの手続きは、誰がしますか?
親権者等が所定の書類を出して手続きをします。本人の同意も条件になります。書類の種類や出し方は、利用する金融機関の取扱いで確かめましょう。
※2027年開始予定の制度の説明です。年齢の判定日、災害などの場合の例外、申出の書類などは、最新の制度と金融機関の取扱いの決まりで確認してください。
※子ども向けのNISAの払出しは、親のための自由な出金を認めるものではありません。
※掲載している内容は、2026年10月4日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。施行予定の改正は、開始日や手続きが変わることがあります。最新の内容は、金融庁・国民年金基金連合会(iDeCo公式サイト)などの公的な案内と、利用する金融機関でご確認ください。
※投資信託などには値動きがあり、元本割れすることがあります。税金の扱いや控除の効果は、所得や家族などの状況で変わります。個別の税務判断は、税務署や税理士にご確認ください。
※特定の金融商品・金融機関をおすすめするものではありません。


