FP相談・住宅ローン相談・保険相談オンライン/対面(立川)

預金・定期預金

預金とNISA、どちらか一つに決めなくていい

預金を続けるか、NISAを始めるか。どちらか一つに決めなければいけないと思っていませんか? この記事では、預金とNISAの違いを整理したうえで、お金を使う時期で分けて、預金と投資を両立させる考え方を解説します。

更新 監修 要確認:監修するFP約3分で読めます

通帳と目覚まし時計とコインの3Dイラスト
結論

預金とNISAは、どちらか一つに決める必要はありません。預金はお金を預ける商品、NISAは対象となる株式や投資信託などの運用益を非課税にする制度で、比べているものの種類が違うからです。NISAでも値下がりのリスクはなくならないため、近い支出に備える分と、長い期間の運用を考える分を分けて考えましょう。

この記事のポイント

  1. 預金は商品・NISAは制度
  2. NISAでも値下がりはある
  3. 近い支出と長期資金を分ける
目次
  1. 預金とNISAの違い:預金は商品、NISAは制度
  2. NISAでも値下がりのリスクはなくならない
  3. 使う時期でお金を分ければ、預金とNISAは両立できる
  4. 預金とNISAの使い分けは「使う時期」を書き込むことから
  5. よくある質問

預金とNISAの違い:預金は商品、NISAは制度

預金を続けるか、NISAを始めるか。どちらか一つを選ぶ問題のように見えますが、実はこの2つは、比べているものの種類が違います。

預金は、お金を預ける商品です。一方のNISAは、対象となる株式や投資信託などの運用益(運用で増えた利益)を非課税にする制度です。NISAという名前の商品があるわけではなく、NISAの口座で対象の商品を選んで持つことで、運用益が非課税になります。対象商品や非課税の条件は、確認が必要です。

預金(お金を預ける商品)

  • 銀行などにお金を預ける
  • 近い支出に備える分を置く候補
  • 金利や満期などの条件で選ぶ

NISA(運用益を非課税にする制度)

  • 対象の株式や投資信託などを選んで使う
  • 運用で増えた利益が非課税になる
  • 選んだ商品の値下がりリスクは残る
よくある疑問

NISAって、預金と同じような商品の名前だと思っていました。

NISAでも値下がりのリスクはなくならない

NISAで非課税になるのは、運用で増えた利益にかかる税金です。非課税だからといって、利益が出ると決まっているわけではありません。NISAを使っても、選んだ商品の値下がりリスクはなくなりません。元本や運用成果が保証される制度ではない点に注意が必要です。

そのため、近いうちに使う予定のお金まで値動きのある商品にすると、使いたいときに値下がりしていることも考えられます。教育資金を例にした考え方は、大学入学の直前まで、教育資金を全額運用する?で解説しています。

ポイント

NISAは運用益を非課税にする制度です。値下がりのリスクをなくす制度ではありません。

使う時期でお金を分ければ、預金とNISAは両立できる

たとえば、来年の引っ越し費用と、20年後に使う資金では、お金を使うまでの時間が違います。近い支出に備える分と、長い期間の運用を考える分を分ければ、預金と投資は両立できます。

使う時期の違いを示すための例です。
お金の例使うまでの時間考え方
来年の引っ越し費用短い近い支出に備える分
20年後の資金長い長い期間の運用を考える分
急な支出への備えいつ必要になるか分からない取り出しやすさも大切にする分

急な支出に備える予備費は、金利だけでなく、取り出しやすさも大切です。予備費の考え方は生活の予備費まで定期預金にしていない?で解説しています。

FPのひとこと

どちらが勝ちかではなく、どのお金を、何のために置くか。そこから考えてみましょう。

預金とNISAの使い分けは「使う時期」を書き込むことから

判断の出発点は、口座の流行ではなく、資金の目的に合っているかどうかです。まずは、家計のお金に使う時期を書き込んでみましょう。

  1. お金の使い道を書き出す

    引っ越しの費用や、ずっと先に使う資金など、何に使うお金かを書き出します。

  2. 使う時期を書き込む

    それぞれのお金を、いつごろ使うのかを書き込みます。

  3. 近い分と長い分に分ける

    近い支出に備える分と、長い期間の運用を考える分に分けます。

  4. 目的に合う置き場所を考える

    それぞれの目的に合わせて、預金やNISAの使い方を考えます。

使う時期でお金を分ける考え方は、お金の3つの箱で試せます。

お金の3つの箱使う時期で、預貯金・NISA・iDeCoに仕分けシミュレーションを試す

よくある質問

預金とNISA、どちらを選べばいいですか?

どちらか一つに決める必要はありません。預金はお金を預ける商品、NISAは対象となる株式や投資信託などの運用益を非課税にする制度で、種類が違います。使う時期でお金を分ければ、両立できます。

預金とNISAは、何が違うのですか?

預金は、お金を預ける商品です。NISAは、対象となる株式や投資信託などの運用益を非課税にする制度で、NISAの口座で対象の商品を選んで使います。比べているものの種類が違います。

NISAなら元本割れしませんか?

NISAを使っても、選んだ商品の値下がりリスクはなくなりません。元本や運用成果が保証される制度ではないため、対象商品や非課税の条件とあわせて確認しましょう。

NISAを始めたら、預金は少なくてもいいですか?

来年の引っ越し費用のような近い支出と、20年後に使う資金では、お金を使うまでの時間が違います。近い支出に備える分と、長い期間の運用を考える分を、目的に合わせて分けて考えましょう。

預金とNISAの使い分けは、何から考えればいいですか?

まず、家計のお金に使う時期を書き込んでみましょう。口座の流行より、資金の目的に合っているかどうかが判断の出発点です。

※NISAの対象商品・非課税の条件は、確認が必要です。NISAは元本や運用成果が保証される制度ではありません。

※来年の引っ越し費用・20年後の資金は、使う時期の違いを示すための例です。

※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

参考にした資料

シミュレーションFPに相談する