預金・定期預金
教育費の定期預金は、入学日より「支払日」で満期を考える
3年後に必要な教育費。3年ものの定期預金に入れておけば、ちょうどいいと思っていませんか? 実は、教育費には入学前に払うお金もあります。この記事では、教育費の預け先を「支払日」から考える方法と、満期を分けるときの注意点を解説します。
教育費を定期預金で準備するなら、満期は入学日ではなく、実際に払う日に合わせて考えます。受験料、入学金、住まいの準備など、入学前に必要なお金もあるためです。支出ごとに満期を分けると予定に合わせて使いやすくなりますが、管理の手間は増えます。
この記事のポイント
- 教育費は支払日から逆算
- 入学前の支出も確認
- 満期を必要な日より前に
教育費の預け先は「入学日」より「支払日」で考える
3年後の教育費なら、3年ものの定期預金に入れておけば、入学のころにちょうど満期が来る。そう考えるかもしれません。でも、教育費には、学校生活が始まる前に払うお金もあります。
定期預金は、満期までの期間を決めて預ける商品です。お金が必要な日より後に満期が来ると、途中で解約するかどうかを考えることになります。だからこそ、教育費は学校生活の開始日より、実際の支払日で考えることが大切です。
支払いに合わせて満期前に解約すると、利息には当初の金利でなく中途解約利率(途中で解約したときの低い利率)が使われ、少なくなることがあります。何が変わるかは定期預金の中途解約の記事で解説しています。

入学のときに満期になれば十分だと思っていました。払うのは、もっと前なんですね。
入学前に必要な教育費の支払いを書き出す
最初にするのは、支払いのタイミングを書き出すことです。受験料、入学金、住まいの準備など、それぞれをいつ払うのかを先に並べてみましょう。
| 支出の例 | 払うタイミング | 満期の目安 |
|---|---|---|
| 受験料 | 受験のころ(入学より前) | 受験料を払う日より前 |
| 入学金 | 入学手続きのとき(入学より前) | 入学金を払う日より前 |
| 住まいの準備 | 転居のとき(入学より前) | 住まいの費用を払う日より前 |
授業料のほかにどんな費用があるか、入学前と入学後の費用をどう分けるかは、教育費は授業料だけ準備すれば大丈夫?で解説しています。支払いの時期は学校ごとに違うため、志望校が決まったら納付の期限も確かめましょう。
支出ごとに満期を分けると、予定に合わせて使いやすい
ここでは仮に、入学は3年後でも、2年後から支払いが始まる家計を考えてみましょう。3年後に全額が必要だと思って1つの定期預金にまとめると、2年後からの支払いに満期が間に合いません。
そこで、支出ごとに満期を分ける方法があります。受験料の分、入学金の分、住まいの準備の分と、それぞれの支払日より前に満期が来るように預ければ、予定に合わせて使いやすくなります。
3年後にまとめて満期
- 2年後からの支払いに満期が間に合わない
- 途中で解約を考えることになる
- 管理する定期預金は1つで済む
支出ごとに満期を分ける
- 支払日より前に満期を合わせられる
- 予定に合わせて使いやすい
- 満期日や金額の管理の手間は増える
ただし、複数に分けると、満期日や金額を管理する手間は増えます。満期を分ける考え方は、満期を分ける方法の記事でも紹介しています。
教育費を定期預金で準備するときのチェック
大切なのは、少しでも高い金利を取ることだけではありません。必要な日に、必要な金額が準備できていることです。支払日から逆算するときは、次の順番で考えると整理しやすくなります。
支払いを書き出す
受験料、入学金、住まいの準備など、入学前の支出も含めて書き出します。
支払日を確かめる
それぞれ、いつ払うのかを確かめます。時期は家庭や学校などで異なります。
支出ごとに金額を分ける
何の支払いのためのお金を、いくら用意するのかを分けておきます。
満期を支払日より前に合わせる
それぞれの満期が、支払日より前に来るように預けます。
満期を分けた場合は、どの定期預金が何の支払いのためのお金かを、満期日と一緒に一覧にしておくと、管理しやすくなります。

教育費は、学校生活が始まる日ではなく、実際の支払日から逆算して準備しましょう。
よくある質問
3年後の教育費は、3年ものの定期預金に入れればいいですか?
入学が3年後でも、受験料や入学金、住まいの準備など、入学前に払うお金があります。満期が支払日より後になると途中で解約を考えることになるため、支払日から逆算して満期を決めましょう。
入学前に必要になる教育費には、何がありますか?
たとえば受験料、入学金、住まいの準備などです。支出の時期は家庭や学校などによって異なるため、それぞれいつ払うのかを書き出して確かめましょう。
定期預金の満期が支払日に間に合わないと、どうなりますか?
支払日より後に満期が来ると、途中で解約するかどうかを考えることになります。満期前に解約すると中途解約利率が適用され、受け取る利息が当初の見込みより少なくなることがあります。
教育費の定期預金は、分けて預けたほうがいいですか?
支出ごとに満期を分ければ、予定に合わせて使いやすくなります。ただし、複数に分けると管理の手間は増えます。必要な日に必要な金額を準備できるかを基準に考えましょう。
教育費の満期を分けると、管理が大変になりませんか?
複数に分けると、満期日や金額を管理する手間は増えます。どの定期預金が何の支払いのためのお金かを、満期日と一緒に一覧にしておくと、整理しやすくなります。
※支出の時期は、家庭・学校などによって異なります。本文の年数(3年後・2年後)は説明のための仮定です。
※途中で解約した場合の扱いや利率は、商品ごとに確認が必要です。
※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。
※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

