預金・定期預金
定期預金を選ぶ前の、5つのチェック
定期預金を選ぶとき、結局どこを見ればいいのか迷っていませんか? 金利の高さに目が行きがちですが、選ぶ前に確かめたいことは5つあります。この記事では、その5つのチェックと、比較表に書いておきたい項目を順番に解説します。
定期預金を選ぶ前に確認したいのは、税引後の受取額、お金が必要な日までに満期が来るか、途中で解約した場合の条件、満期後の金利と自動継続の設定、預金保険の対象と保護範囲の5つです。金利だけの順位で決めず、自分の使い道に合うかで選びましょう。
この記事のポイント
- 手取り・満期・中途解約を確認
- 継続後の金利と預金保険も見る
- 金利だけの順位で選ばない
目次
定期預金を選ぶ前に確認したい5つのこと
定期預金を選ぶとき、つい金利の高い順に比べてしまいがちです。でも、選ぶ前に確認したいことは、金利のほかにもあります。まずは次の5つを確かめましょう。
定期預金を選ぶ前の5つのチェック
- 税引後に、いくら受け取れるか
- お金が必要な日までに、満期が来るか
- 途中で解約した場合の条件
- 満期後の金利と、自動継続の設定
- 預金保険の対象と、保護範囲

金利の高い順に並べて、いちばん上を選べばいいと思っていました。
手取り・満期日・中途解約の条件を確かめる
1. 税引後に、いくら受け取れるか
表示されている金利は、税金を引く前の割合です。国内の一般的な個人の預金利息には、原則20.315%の税金がかかります。受け取る利息は金額に直して、税引後で比べましょう。
2. お金が必要な日までに、満期が来るか
定期預金は、満期までの期間を決めて預ける商品です。使う予定があるお金なら、満期日とお金が必要な日を並べて確かめます。満期のほうが後になると、途中で解約を考えることになります。
3. 途中で解約した場合の条件
見ておきたいのは、満期前の解約で当初の金利の代わりに使われる中途解約利率(途中で解約したときの低い利率)です。この利率になると、受け取る利息が少なくなることがあります。解約できるかどうかや手続きも、商品ごとに確かめましょう(途中解約で元本は減る?)。
満期後の金利・自動継続と、預金保険の範囲も見る
4. 満期後の金利と、自動継続の設定
一般的な自動継続型では、継続するときの所定の金利が適用されます。最初だけの優遇金利なら、満期後は通常の金利に戻ることがあります。元本だけを預け直すのか、利息も加えて預けるのかといった設定も確かめておきましょう(自動継続の記事)。
5. 預金保険の対象と、保護範囲
その定期預金が預金保険の対象かと、保護の範囲を見ます。対象の一般預金等は、金融機関ごとに1人分をまとめて数え、元本1,000万円までと破綻日までの利息等が守られます。同じ金融機関にあるお金の合計も確かめましょう。
※ここでのチェックは、一般的な円定期預金を対象にした例です。金融機関・商品によって条件は異なります。
定期預金の比較表は、金利だけの順位で作らない
仮に金利が高くても、必要な時期に合わなかったり、セット条件のある商品だったりすれば、別の確認が必要になります。投資信託などとのセットが条件の商品は、セット商品の記事も参考にしてください。
比較表には、銀行名と金利だけでなく、受取額、満期日、解約条件も書いてみましょう。たとえば、次のような項目です。
| 比較表に書く項目 | 書くこと |
|---|---|
| 銀行名・金利 | 税引前の金利と、その金利が付く条件 |
| 受取額 | 税引後に受け取れる利息の金額 |
| 満期日 | お金が必要な日より前か |
| 解約条件 | 途中で解約した場合の利率や手続き |
| 満期後 | 継続後の金利と、自動継続の設定 |
| 預金保険 | 対象かどうかと、保護範囲 |
金利だけの順位で選ぶ
- 金利の高さだけで1位を決める
- 必要な時期に合うかが見えにくい
- セット条件などを見落としやすい
使い道に合うかで選ぶ
- 受取額・満期日・解約条件も並べる
- 必要な日に使えるかを確かめられる
- 自分に合う預け先を選びやすい
まずは、いま持っている定期預金から確認する
順位を一つ決めるより、自分の使い道に合うかを確かめる方が、選びやすくなります。預ける前の数分で、その後の管理は変えられます。
新しく預ける前に、まずはいま持っている定期預金を、同じ5つの項目で確認してみませんか? 満期日と継続後の金利が分かるだけでも、見直すきっかけになります。手持ちの定期預金を一覧にすると、近く満期が来るものや、同じ金融機関に集まっているお金も見えやすくなります。

順位よりも、自分の使い道に合うかどうか。まずは手持ちの定期預金で、5つのチェックを埋めてみましょう。
よくある質問
定期預金を選ぶときは、どこを見ればいいですか?
金利のほかに、税引後の受取額、お金が必要な日までに満期が来るか、途中で解約した場合の条件、満期後の金利と自動継続の設定、預金保険の対象と保護範囲の5つを確認しましょう。
金利がいちばん高い定期預金を選べばいいですか?
仮に金利が高くても、必要な時期に合わなかったり、セット条件のある商品だったりすれば、別の確認が必要です。順位を一つ決めるより、自分の使い道に合うかを確かめましょう。
定期預金の比較表には、何を書けばいいですか?
銀行名と金利だけでなく、受取額、満期日、解約条件も書いてみましょう。満期後の金利や自動継続の設定、預金保険の対象も並べると、比べやすくなります。
自動継続にしておけば、同じ金利が続きますか?
一般的な自動継続型では、継続するときの所定の金利が適用されます。最初だけの優遇金利なら、満期後は通常の金利に戻ることがあります。満期日に条件を確かめましょう。
※一般的な円定期預金を対象にしたチェックの例です。金融機関・商品によって条件は異なります。
※税金は、国内の一般的な個人の預金利息の例です。預金保険には対象の条件があります。
※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。
※特定の金融商品をおすすめするものではありません。
