教育資金・教育資金の貯め方
教育資金300万円、毎月いくらためればいい?
子どもの教育資金として、300万円を準備したい。では、毎月いくらずつためればよいのでしょう。答えは、使う日までに残された期間と、すでにある貯蓄によって変わります。この記事では、目標額から毎月の積立額を逆算する計算方法と、計算の前に確かめたい注意点を整理します。
今の専用貯蓄がゼロで、利息や運用を考えない単純計算なら、300万円を10年でためるには月2万5,000円、5年なら月5万円です。すでに貯蓄があるときは、(目標額−今ある貯蓄)÷残り月数で計算します。100万円あれば残りは200万円で、10年なら月約1万6,667円です。
この記事のポイント
- 300万円を10年でためるなら月2万5,000円
- 5年しかなければ月5万円
- (目標額−今ある貯蓄)÷残り月数で逆算
目次
教育資金300万円をためるには毎月いくら必要か
今、教育費のための専用の貯蓄がゼロで、利息や運用を考えない単純計算で見てみましょう。300万円を10年でためるなら、10年は120か月なので、300万円÷120か月で月2万5,000円です。
同じ300万円でも、5年しかなければ60か月で割るため、月5万円になります。目標が同じでも、準備できる期間が短いほど、毎月の負担は大きくなります。
- 10年(120か月)でためる25,000円
- 5年(60か月)でためる50,000円
※利息・税金・手数料・物価上昇を考えない単純計算です。

5年しかないと、毎月の金額が倍になるんですね。早めに始める意味が分かりました。
毎月の積立額の計算:目標額から今ある貯蓄を引いて割る
毎月の目安は、次の順番で計算します。まず、目標額から、教育費に使うと決めている貯蓄を引きます。次に、その残りを、使う日までの残り月数で割ります。たとえば、教育費用の貯蓄がすでに100万円あれば、これからためるのは残りの200万円です。
- 目標額
- 300万円
- 教育費に使うと決めている貯蓄
- −100万円
- これからためる額
- 200万円
- 使う日までの残り月数
- 10年 × 12か月 = 120か月
- 毎月の目安
- 200万円 ÷ 120か月 = 約1万6,667円
※利息・税金・手数料・物価上昇を考えない単純計算です。円未満は四捨五入しています。
残りが5年なら、200万円÷60か月で月約3万3,333円です。目標額や期間、今ある貯蓄を変えて、下の計算で試してみましょう。
自分の数字で計算してみる
教育資金の計算で注意したい「貯蓄の重複」
目標額から引く貯蓄は、教育費に使うと決めているお金だけにします。同じ貯蓄を、住宅の頭金や老後資金など、ほかの目的にも数えていると、計算の上では足りていても、実際には足りなくなります。
たとえば、手元の100万円を教育費として引き、残り200万円で計算したとします。その100万円を住宅の頭金にも使えば、教育費のためにためる額は300万円のままです。残り10年なら、必要なのは月約1万6,667円ではなく、月2万5,000円になります。
家族の貯蓄が一つの口座にまとまっている場合は、目的ごとに金額を割り当ててから計算しましょう。同じお金を何度も数えていないかの確かめ方は、同じお金を3回数えていない?で解説します。

引いてよいのは、教育費に使うと決めた貯蓄だけ。ほかの目的と重ねて数えないことが大切です。
教育資金300万円で足りる?必要額は進路などで変わる
この記事の300万円は、計算のための仮の金額です。教育費の標準的な必要額という意味ではなく、300万円で教育費のすべてを賄えるという意味でもありません。必要な金額は、進路などによって変わります。目標額は、ほかの家庭の数字をそのまま使うのではなく、自分の家庭の進路の希望や支払いの時期から決めましょう。
また、教育費は、すべてを先にためておく方法だけではありません。在学中の収入から払う分と、先にためておく分を分けて考えることも大切です。先にためる分が決まると、目標額も考えやすくなります。授業料以外の費用や支払いの時期は、教育費は、授業料だけ準備すれば大丈夫?で解説します。
利回りに頼る前に、金額・時期・積立額を整理する
計算してみて、毎月の積立が難しいと感じることもあるでしょう。そんなときも、高い利回りを期待する前に、目標の金額、使う時期、毎月の積立額を整理しましょう。利回りを高く見込めば計算上の積立額は小さくなりますが、その利回りどおりに増えるとは限りません。
教育資金の積立を始める前のチェック
- 目標額は、進路などを考えて自分で決めた
- 教育費に使うと決めている貯蓄を確かめた
- その貯蓄を、ほかの目的にも数えていない
- 使う日までの残り月数を数えた
- 在学中の収入から払う分と、先にためる分を分けた
計算から、続けられる積立額を決めて、実行できる準備を始めましょう。預け先の考え方などは、教育資金の貯め方のまとめでも紹介しています。
よくある質問
教育資金300万円を10年でためるには、毎月いくら必要ですか?
今の専用貯蓄がゼロで、利息や運用を考えない単純計算なら、300万円÷120か月で月2万5,000円です。5年でためるなら、300万円÷60か月で月5万円になります。
すでに貯金がある場合、毎月の積立額はどう計算しますか?
目標額から、教育費に使うと決めている貯蓄を引き、使う日までの残り月数で割ります。たとえば100万円あれば残りは200万円で、10年なら月約1万6,667円、5年なら月約3万3,333円です。
教育資金は300万円あれば足りますか?
300万円は計算のための仮の金額で、教育費の標準的な必要額ではありません。必要な金額は進路などで変わります。在学中の収入から払う分と、先にためる分を分けて考えましょう。
積立が足りないときは、利回りの高い運用で増やせばいいですか?
高い利回りを期待する前に、目標の金額、使う時期、毎月の積立額を整理しましょう。この記事の計算は、利息や運用を考えない単純計算です。まずは計算から、続けられる準備を考えることが大切です。
※金額・期間は説明用の仮定です。利息・税金・手数料・物価上昇を考えない単純計算で、円未満は四捨五入しています。
※教育費の必要額は進路などで異なります。300万円は教育費の標準的な必要額ではありません。
※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。
※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

