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NISAの所在地確認が簡素化。引っ越したら住所変更の届出は不要?
NISAの所在地確認が簡素化された、というニュースを見て、引っ越しても届出はいらなくなった、と思っていませんか? 簡素化されたのは金融機関側の確認方法の話で、自分の住所や氏名の登録を変える手続きとは別です。この記事では、改正の受け止め方と、住所などが変わったときに確かめること、前の金融機関に残る口座の確認を整理します。
2026年7月3日適用の改正を含みます。2026年10月4日時点の制度にもとづく一般的な説明です。投資には元本割れのリスクがあり、制度を使えるかどうかや税の軽減の大きさは、人によって異なります。
所在地確認の簡素化は、金融機関側の確認方法の見直しで、住所変更の届出がいらなくなったわけではありません。2026年度の税制改正で所在地確認が柔軟化され、関連する監督指針の改正は2026年7月3日から適用されています。住所や氏名などが変わったら、NISAを開いている金融機関に、所定の変更手続きを確認しましょう。
この記事のポイント
- 確認方法の柔軟化と住所変更届は別
- 2026年7月:関連する監督指針を改正
- 旧金融機関に残る口座も確認
目次
NISAの所在地確認の簡素化とは:金融機関側の確認方法の話
所在地確認は、NISAの口座がある金融機関が、利用している人の住所などを確かめる仕組みです。2026年度の税制改正で、この所在地確認が柔軟化(簡素化)されました。
それに伴い、金融庁が金融機関を監督するときの考え方をまとめた監督指針も改正され、2026年7月3日から適用されています。見直されたのは、金融機関の側がどう確かめるかという方法です。
ニュースの見出しが「簡素化」「書類が減る」だけだと、利用者がすることまでなくなったように読めてしまいます。ですが、金融機関側の確認方法の見直しと、利用者が登録している情報を変える手続きは、別の話です。

簡素化と聞いて、引っ越しても何もしなくてよくなったのかと思っていました。
住所や氏名が変わったら、NISAの金融機関に変更手続きを確認
引っ越しで住所が変わったときや、結婚などで氏名が変わったときは、NISAを開いている金融機関に、所定の変更手続きを確認する必要があります。
制度の見直し(金融機関側)
- 所在地確認の方法が柔軟になった
- 2026年7月3日から監督指針の改正を適用
- 金融機関が確かめる方法の話
自分の手続き(利用者側)
- 住所・氏名などが変わったら変更の手続き
- 手続きの方法と書類は金融機関で確認
- 重要な案内が届く連絡先かも点検
どの書類を出すのか、どのように受け付けているのかといった手続きの方法は、利用している金融機関の案内で確かめましょう。
書類が減るというニュースを、すべての本人確認がなくなる話と読み替えないことも大切です。住所変更の手続きや、新しく口座を開くときの本人確認が、一律になくなったわけではありません。
前の金融機関に残るNISAの口座も確認
過去にNISAの金融機関を変更した人は、前の金融機関の口座も忘れずに確認しましょう。金融機関の変更は、これからの買付け先を変える手続きで、それまでに買った商品は前の金融機関に残っていることがあります(金融機関の変更の記事)。
前の口座にNISAの商品が残っているなら、その口座の登録情報も確かめます。商品が残っている金融機関が複数あれば、それぞれで手続きを確かめましょう。
口座を書き出す
いまNISAで買付けをしている金融機関と、商品が残っている前の金融機関を書き出します。
登録内容を確かめる
それぞれの口座で、住所・氏名・連絡先が、いまの情報になっているかを確かめます。
手続きを確かめる
変わった項目があれば、金融機関ごとに変更の手続きと必要な書類を確かめます。
案内が届くか点検する
手続きの後も、重要な案内が届く連絡先になっているかを確かめます。
重要な案内が届く連絡先か点検:口座の一覧も作る
住所や氏名だけでなく、重要な案内が届く連絡先になっているかも点検しましょう。金融機関からの案内を受け取れないと、手続きが必要なことに気づくのが遅れるおそれがあります。
どの金融機関にNISAの口座があるかを一覧にしておくと、引っ越しなどのときの確認漏れを防ぎやすくなります。家族との連絡や、口座の管理の方法もあわせて整理しておきましょう。
なお、NISAで持っている投資信託などには値動きがあり、元本割れすることもあります。一覧を作るときは、どこで何を持っているかも見直しておきましょう。便利になった手続きほど、自分が何をする必要があるかを確かめることが大切です。
住所や氏名が変わったときのチェック
- 所在地確認の簡素化は、金融機関側の確認方法の話だと知っている
- NISAを開いている金融機関に、変更の手続きを確かめた
- 前の金融機関に商品が残っていないか確かめた
- 必要な書類を、金融機関の案内で確かめた
- 重要な案内が届く連絡先になっているか点検した
- NISAの口座がある金融機関を一覧にした

ニュースの「簡素化」は金融機関側の話です。住所や氏名が変わったら、口座ごとに手続きを確かめましょう。
よくある質問
NISAの所在地確認が簡素化されたら、引っ越しの届出は不要ですか?
不要になったわけではありません。簡素化は金融機関側の確認方法の見直しです。住所や氏名などが変わったら、NISAを開いている金融機関に、所定の変更手続きを確認しましょう。
所在地確認の見直しは、いつから適用されていますか?
2026年度の税制改正で所在地確認が柔軟化され、それに伴う金融庁の監督指針の改正は、2026年7月3日から適用されています。
新しくNISA口座を開くときの本人確認も、なくなりましたか?
新しく口座を開くときの本人確認が、一律になくなったわけではありません。書類が減るというニュースを、すべての本人確認がなくなる話と読み替えず、必要な手続きは金融機関で確かめましょう。
前の金融機関にもNISAの商品が残っています。住所変更は?
過去に金融機関を変更し、前の口座にもNISAの商品が残っているなら、その口座の登録情報も確かめましょう。手続きの方法や書類は、それぞれの金融機関で確認します。
※2026年度の税制改正と、2026年7月3日から適用されている監督指針の改正についての説明です。手続きの方法や必要な書類は、利用している金融機関で確認してください。
※所在地確認の簡素化によって、住所変更の手続きや、新しく口座を開くときの本人確認が一律になくなったわけではありません。
※掲載している内容は、2026年10月4日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。施行予定の改正は、開始日や手続きが変わることがあります。最新の内容は、金融庁・国民年金基金連合会(iDeCo公式サイト)などの公的な案内と、利用する金融機関でご確認ください。
※投資信託などには値動きがあり、元本割れすることがあります。税金の扱いや控除の効果は、所得や家族などの状況で変わります。個別の税務判断は、税務署や税理士にご確認ください。
※特定の金融商品・金融機関をおすすめするものではありません。