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NISAの枠が売った年に復活?要望・決定・施行で読む改正ニュース
NISAの枠が、売った年に戻るようになる。そんな見直しの話を聞いて、今年売ってもすぐに枠を使い直せる、と考えていませんか? 改正のニュースには、まだ要望の段階のもの、決まって始まる日を待っているもの、すでに始まっているものがまざっています。この記事では、売った年の枠の復活のいまの位置づけと、改正ニュースを見分ける3つの段階を整理します。
要望の段階の見直しと、いまのルールを分けて説明しています。2026年10月4日時点の制度にもとづく一般的な説明です。投資には元本割れのリスクがあり、制度を使えるかどうかや税の軽減の大きさは、人によって異なります。
売った年のうちに総枠が復活する見直しは、2026年10月時点では要望の段階で、決まった制度ではありません。いまのルールでは、売った商品の取得額に当たる総枠を再び使えるのは翌年以降で、翌年の年間投資枠がその分上乗せされるわけでもありません。改正のニュースは、要望か、決定したか、いつから使えるかの3つを分けて確かめましょう。
この記事のポイント
- 現行:総枠の再利用は翌年以降
- 要望・決定・施行を区別
- 対象年と開始日を確認して行動
目次
いまのルール:売った分の総枠を使えるのは翌年以降
まず、2026年10月時点のいまのルールを確かめましょう。NISAで商品を売ると、その商品の取得額(買ったときの金額)に当たる総枠を、再び使えるようになります。ただし、使えるのは翌年以降です。
また、翌年に総枠が戻っても、その年の年間投資枠が、戻った分だけ上乗せされるわけではありません。戻った総枠も、年間投資枠の範囲で使います。
2026年10月時点で使えるのは、いまのルールです。売った分の総枠が戻るのは翌年以降で、売った年のうちには戻りません。
戻る枠を売った金額で数えないことや、売った年もその年の残りの枠の範囲なら買えることは、売った後に戻る枠の記事で例を使って解説しています。

売った年に枠が戻ると聞いて、もう使えるルールだと思っていました。
売った年の枠の復活は、2026年10月時点で要望の段階
売った年のうちに総枠を復活させる見直しは、税制改正の要望として示されている段階です。要望は「こう変えてほしい」と求めている段階で、決まった制度ではありません。
いまのルール(施行されている)
- 売った分の総枠は、翌年以降に使える
- 戻るのは取得額に当たる分
- 翌年の年間投資枠は上乗せされない
要望されている見直し
- 売った年のうちに総枠を復活させる
- 2026年10月時点で、決まった制度ではない
- 実際に変わるか、いつからかは決まっていない
要望の段階では、実際に変わるかどうかも、変わるとしていつからかも決まっていません。今年売っても枠がすぐ戻ると考えて、見出しだけで売却を急がないようにしましょう。
改正ニュースは要望・決定・施行の3つに分けて読む
改正のニュースを見るときは、要望なのか、決定したのか、いつから使えるのかの3つを分けて確かめます。同じ「NISAの改正」という見出しでも、段階によって、いまの手続きに関係するかどうかが違います。
要望
見直しを求めている段階です。まだ決まっていないので、いまのルールのまま考えます。
決定
見直すことが決まった段階です。決まっても、始まる日までは、いまのルールが続きます。
施行
新しいルールが実際に始まる段階です。対象になる年と開始日を確かめます。
| 見直しの例 | 2026年10月4日時点の段階 | 使える時期 |
|---|---|---|
| 売った年のうちの総枠の復活 | 要望 | 決まっていない(いまは翌年以降) |
| 子ども向けのつみたて投資枠 | 決定(まだ始まっていない) | 2027年から(予定) |
| つみたて投資枠の対象商品の要件の見直し | 施行済み | 2026年4月から |
たとえば、2026年4月の対象商品の要件の見直しはすでに始まっていますが、2027年開始予定の未成年向けの制度は、まだ始まっていません。くわしくは、2026年4月の見直しの記事と2027年からの子どもの枠の記事で確かめてください。
見出しだけで売却や申込みを急がない:確かめる順番
改正のニュースを見たら、見出しだけで売却や申込みを急がないことが大切です。最新の情報は、金融庁などの公式資料で、対象になる年と開始日まで確かめましょう。
売るかどうかは、枠の都合ではなく、お金を使う目的や時期から考えます。NISAで持つ商品にも値動きがあり、元本割れすることがあります。改正で変わる点と、家計で変えなくてよい点を分けて考えましょう。
改正ニュースを見たときのチェック
- 要望・決定・施行のどの段階かを確かめた
- 公式資料で、対象になる年と開始日を確かめた
- いまのルール(総枠の再利用は翌年以降)で考えた
- 見出しだけで売却や申込みを急いでいない
- 売る理由を、枠ではなく、お金を使う目的で考えた
- 利用している金融機関の案内も確かめた

要望か、決まったのか、いつから使えるのか。3つを確かめてから、家計の判断につなげましょう。
よくある質問
NISAで売った年に、枠は復活しますか?
2026年10月時点のいまのルールでは、売った商品の取得額に当たる総枠を再び使えるのは翌年以降です。売った年のうちに復活させる見直しは要望の段階で、決まった制度ではありません。
翌年に総枠が戻ったら、年間投資枠も増えますか?
増えません。翌年に総枠が戻っても、その年の年間投資枠が、戻った分だけ上乗せされるわけではありません。戻った総枠も、年間投資枠の範囲内で使います。
改正の「要望」と「決定」は、何が違いますか?
要望は、見直しを求めている段階で、まだ決まっていません。決定は、見直すことが決まった段階です。決まった後も、実際に使えるのは施行される日からなので、対象年と開始日まで確かめましょう。
見直しのニュースを見たら、早めに売っておくべきですか?
見出しだけで売却や申込みを急がないようにしましょう。売るかどうかは、お金を使う目的や時期から考えます。改正の段階と開始日を公式資料で確かめてから、家計の判断につなげます。
※非課税保有限度額(総枠)を売った年のうちに復活させる見直しは、2026年10月4日時点の制度では適用されていません。最新の公式発表を確認してください。
※表の段階(要望・決定・施行)は、2026年10月4日時点のものです。
※掲載している内容は、2026年10月4日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。施行予定の改正は、開始日や手続きが変わることがあります。最新の内容は、金融庁・国民年金基金連合会(iDeCo公式サイト)などの公的な案内と、利用する金融機関でご確認ください。
※投資信託などには値動きがあり、元本割れすることがあります。税金の扱いや控除の効果は、所得や家族などの状況で変わります。個別の税務判断は、税務署や税理士にご確認ください。
※特定の金融商品・金融機関をおすすめするものではありません。