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NISAが1,800万円を超えたら、超えた分に税金?総枠は買った金額で数える

NISAで持っている商品が値上がりして、評価額が1,800万円を超えた。はみ出した分には税金がかかるのでは? そんな心配をしていませんか? この記事では、NISAの総枠(非課税保有限度額)を何で数えるのかを、仮の数字で確かめます。成長投資枠1,200万円との関係と、残高画面の見方も整理します。

更新 監修 要確認:監修するFP約4分で読めます

NISAと書かれたふたのお弁当箱に、コインなどが入った3Dイラスト

2026年10月4日時点の制度にもとづく一般的な説明です。投資には元本割れのリスクがあり、制度を使えるかどうかや税の軽減の大きさは、人によって異なります。

結論

値上がりして時価が1,800万円を超えても、それだけで非課税の枠を超えたり、超えた分に税金がかかったりするわけではありません。NISAの総枠(非課税保有限度額)は、時価ではなく買ったときの金額で管理するからです。成人向けの総枠は買付額で1,800万円、そのうち成長投資枠は1,200万円までで、合計3,000万円ではありません。

この記事のポイント

  1. 総枠は時価ではなく取得額で管理
  2. 成長枠1,200万円は総枠の内数
  3. 値上がりだけで非課税枠を超えない
目次
  1. NISAの総枠1,800万円は、時価でなく買った金額で数える
  2. 仮に1,000万円が2,000万円に値上がりしても枠は超えない
  3. 成長投資枠1,200万円は内数:合計3,000万円ではない
  4. 残高画面は、評価額と非課税枠の利用額を分けて見る
  5. よくある質問

NISAの総枠1,800万円は、時価でなく買った金額で数える

NISAで非課税のまま持てる金額には、総枠(非課税保有限度額)という上限があります。成人向けの総枠は1,800万円です。この1,800万円は、値上がりや値下がりで動く時価ではなく、買ったときの金額(取得額)で管理します。

なお、1年間に買える金額には、総枠とは別に年間投資枠の上限があります。年間投資枠の基本はつみたて投資枠と成長投資枠の記事で確かめてください。

仮に1,000万円で買った商品が2,000万円になった場合
  • 総枠(非課税保有限度額)1,800万円
  • 買った金額=総枠の利用額1,000万円
  • いまの時価(評価額)2,000万円

※仮の数字で、値上がりを約束する例ではありません。

よくある疑問

値上がりして1,800万円を超えたら、はみ出した分に税金がかかると思っていました。

仮に1,000万円が2,000万円に値上がりしても枠は超えない

たとえば、NISAで1,000万円分買った商品が、値上がりして2,000万円になったとします。時価では1,800万円を超えていますが、総枠の利用額として数えるのは、買った金額の1,000万円です。値上がりしただけで、非課税の枠を超えるわけではありません。時価が1,800万円を超えたことを理由に、超えた分だけ税金がかかる、という仕組みでもありません。売却益にかかる税金の扱いは、売却益と税金の記事で解説しています。

これは値上がりを約束する例ではなく、枠の数え方を説明するための例です。投資信託などには値動きがあり、反対に元本割れすることもあります。

総枠の残りを、買った金額で数えると(説明例)
総枠(非課税保有限度額)
1,800万円
買った金額(取得額)
1,000万円
いまの時価(評価額)
2,000万円(枠の計算には使わない)
総枠の残り
1,800万円 − 1,000万円 = 800万円

※ほかにNISAで買った商品や、売った商品がない場合の単純な例です。残りの枠は使える上限で、使うべき額ではありません。1年間に買える額は、年間投資枠の範囲内です。

値下がりした場合も、考え方は同じです。時価が買った金額より下がっても、総枠の利用額は買った金額のままで、その分の枠が空くわけではありません。

成長投資枠1,200万円は内数:合計3,000万円ではない

総枠1,800万円のうち、成長投資枠で使えるのは1,200万円までです。この1,200万円は1,800万円の内数(中に含まれる数)で、成長投資枠の分が別に上乗せされるわけではありません。

誤解:別枠で上乗せ

  • 総枠1,800万円とは別に、成長投資枠の1,200万円がある
  • 合わせて3,000万円まで非課税で持てる

実際:1,800万円の中の上限

  • 2つの枠を合わせた総枠が1,800万円
  • そのうち成長投資枠で使えるのは1,200万円まで
  • 1,800万円+1,200万円の3,000万円にはならない

たとえば、つみたて投資枠は使わずに成長投資枠で1,200万円まで使った場合、総枠の残りは1,800万円−1,200万円=600万円です。成長投資枠はそれ以上使えないため、この600万円はつみたて投資枠で使える分です。

残高画面は、評価額と非課税枠の利用額を分けて見る

NISAの残高画面では、いまの評価額(時価)と、非課税枠の利用額(買った金額)が別々に表示されることがあります。総枠の残りを考えるときに見るのは、評価額ではなく利用額の方です。

また、売った商品の買った金額の分は翌年以降に再び使えるため、一生に買える合計額が1,800万円で終わるわけでもありません(再び使うときも年間投資枠の範囲内)。売った後の枠の戻り方は、売った後に戻る枠の記事で解説します。

残高画面で確かめること

  • 評価額(時価)と、非課税枠の利用額(買った金額)を分けて見た
  • 総枠の残りを、評価額ではなく利用額で確かめた
  • 成長投資枠の利用額も、別に確かめた
  • 1年間に買える額は、年間投資枠の範囲内だと確かめた
FPのひとこと

見るのは評価額ではなく、買った金額。数え方を知っておけば、残高画面の数字にあわてずに済みます。

よくある質問

NISAの1,800万円は、時価と買った金額のどちらで数えますか?

買った金額(取得額)で数えます。値上がりして時価が1,800万円を超えても、それだけで非課税の枠を超えるわけではありません。残高画面では、評価額と非課税枠の利用額を分けて確かめましょう。

成長投資枠の1,200万円は、1,800万円とは別枠ですか?

別枠ではありません。1,200万円は総枠1,800万円の内数で、成長投資枠で使えるのは1,800万円のうち1,200万円までです。合わせて3,000万円になるわけではありません。

NISAで一生に買えるのは、1,800万円までですか?

そうとは限りません。売った商品の買った金額の分は、翌年以降に総枠として再び使えるため、一生に買える合計額が1,800万円で終わるわけではありません。ただし、再び使うときも年間投資枠の範囲内です。

値下がりしたら、使える枠は増えますか?

増えません。総枠の利用額は買った金額で数えるため、時価が下がっても、その分の枠が空くわけではありません。値上がりしたときと同じく、評価額ではなく買った金額で考えます。

※1,000万円で買った商品が2,000万円になる例は、枠の数え方を説明するための仮の数字です。利益や残高の増加を約束するものではありません。

※1年間に買える額には、総枠とは別に年間投資枠が適用されます。

※掲載している内容は、2026年10月4日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。施行予定の改正は、開始日や手続きが変わることがあります。最新の内容は、金融庁・国民年金基金連合会(iDeCo公式サイト)などの公的な案内と、利用する金融機関でご確認ください。

※投資信託などには値動きがあり、元本割れすることがあります。税金の扱いや控除の効果は、所得や家族などの状況で変わります。個別の税務判断は、税務署や税理士にご確認ください。

※特定の金融商品・金融機関をおすすめするものではありません。

参考にした資料

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