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購入手数料ゼロの投資信託は、ずっと無料?

「購入手数料ゼロ」と書かれた投資信託。持っている間も、ずっと無料だと思っていませんか? 投資信託の費用は、買うときだけにかかるとは限りません。この記事では、購入時・保有中・換金時に分けて費用を整理し、目論見書や運用報告書で「何が無料なのか」を確かめる方法を解説します。

更新 監修 要確認:監修するFP約4分で読めます

いろいろな玉とコインが入ったかごの3Dイラスト
結論

ずっと無料とは限りません。購入時の手数料がなくても、信託報酬など、保有中にかかる費用がある商品があります。売買に伴う費用や監査費用、商品によっては換金時の信託財産留保額なども確認が必要です。目論見書では、購入時・保有中・換金時に分けて費用を見て、何が無料なのかを確かめましょう。

この記事のポイント

  1. 購入時ゼロでも保有中の費用あり
  2. 購入・保有・換金を分ける
  3. 「何が無料か」を確認
目次
  1. 購入手数料ゼロでも、投資信託の費用はかかる
  2. 投資信託の費用は「購入時・保有中・換金時」で見る
  3. 一つの料率に、すべての費用が含まれるとは限らない
  4. 投資信託の費用は、高い・安いだけで判断しない
  5. よくある質問

購入手数料ゼロでも、投資信託の費用はかかる

購入時の手数料がかからない投資信託は、「ノーロード」と呼ばれることもあります。ただし、ゼロになっているのは、買うときの手数料です。購入時の手数料がなくても、信託報酬など、運用中(保有中)にかかる費用がある商品があります。

信託報酬は、投資信託を保有している間、ファンドの資産から差し引かれる費用です。口座から別に請求されないため気づきにくいのですが、保有している人が負担しています。

よくある疑問

購入手数料がゼロなら、持っている間もずっと無料だと思っていました。

さらに、売買に伴う費用や監査費用、商品によっては換金時の信託財産留保額なども確認が必要です。「無料」の文字を見たら、何が無料なのかを一段詳しく読んでみましょう。

投資信託の費用は「購入時・保有中・換金時」で見る

投資信託の費用は、かかるタイミングで分けると整理しやすくなります。目論見書(投資信託の説明書)でも、購入時、保有中、換金時を分けて見てみましょう。

費用の種類・水準は商品ごとに異なります。
タイミング主な費用の例「購入手数料ゼロ」との関係
購入時購入時の手数料ゼロになるのはこの費用
保有中信託報酬、売買に伴う費用、監査費用など購入時がゼロでもかかる場合がある
換金時信託財産留保額(商品による)かかるかどうかは商品ごとに確認
  • 信託報酬:保有している間、ファンドの資産から差し引かれる費用
  • 売買に伴う費用:ファンドが株式や債券などを売り買いするときにかかる費用
  • 監査費用:ファンドの監査にかかる費用
  • 信託財産留保額:商品によって、換金するときに差し引かれる金額

購入時の手数料は買うときにかかる費用ですが、信託報酬などの保有中の費用は、持っている間かかり続けます。長く持つつもりなら、買うときの費用だけでなく、保有中の費用もあわせて確かめることが大切です。

一つの料率に、すべての費用が含まれるとは限らない

費用を比べるときは、最初に目に入った一つの料率だけで判断しがちです。しかし、すべての費用が、最初に見た一つの料率に含まれているとは限りません。

運用報告書(運用の状況や結果を報告する書類)に記載される総経費率(ファンドでかかった費用を割合で示した数字)なども参考になります。ただし、その数字がどの費用まで含んでいるかを確認しましょう。総経費率に、すべての費用が含まれるとは限りません。

目論見書で見ること

  • 購入時・保有中・換金時の費用
  • 料率に含まれない費用がないか
  • 換金時の信託財産留保額の有無

運用報告書で見ること

  • 総経費率など、実際にかかった費用
  • その数字がどの費用まで含むか

投資信託の費用は、高い・安いだけで判断しない

費用が高いから悪い、安いから良いとは、一概には言えません。大切なのは、受ける運用サービスと、その負担を理解することです。費用の金額だけでなく、その費用で何を受けているのかもあわせて確かめましょう。

保有中の費用の差が、どれくらいの金額になるのかは信託報酬の差を計算した記事で、目論見書の読み方は目論見書、最初にどこを読めばいい?で解説します。

「無料」の表示を見たときのチェック

  • 何が無料なのか(購入時だけか)を確かめた
  • 信託報酬など、保有中の費用を確かめた
  • 売買に伴う費用や監査費用なども確かめた
  • 換金時の信託財産留保額の有無を確かめた
  • 総経費率がどの費用まで含むかを確かめた
FPのひとこと

「無料」の文字を見たら、何が無料なのかを一段詳しく読んでみてください。受けるサービスと負担の両方を理解することが大切です。

よくある質問

購入手数料ゼロの投資信託は、保有中も無料ですか?

購入時の手数料がなくても、信託報酬など、保有中にかかる費用がある商品があります。「購入手数料ゼロ」は、買うときの手数料がかからないという意味です。何が無料なのかを確かめましょう。

投資信託には、どんな費用がありますか?

購入時の手数料、保有中の信託報酬、売買に伴う費用や監査費用、商品によっては換金時の信託財産留保額などがあります。費用の種類や水準は、商品ごとに異なります。

信託財産留保額とは何ですか?

商品によって、投資信託を換金するときに差し引かれる金額です。すべての商品にかかるわけではないため、目論見書で換金時の費用を確かめましょう。

総経費率を見れば、すべての費用が分かりますか?

運用報告書に記載される総経費率なども参考になりますが、すべての費用が含まれるとは限りません。その数字がどの費用まで含んでいるかを確認しましょう。

費用が安い投資信託を選べば、それでよいですか?

費用が高いから悪い、安いから良いとは、一概には言えません。大切なのは、受ける運用サービスと負担を理解することです。費用の金額とあわせて、何を受けているのかも確かめましょう。

※費用の種類・水準は商品ごとに異なります。総経費率に、すべての費用が含まれるとは限りません。

※特定の商品をすすめるものではありません。実際の費用は、最新の目論見書や運用報告書で確認してください。

※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

参考にした資料

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