教育資金・教育費の目安と支払い時期
大学の教育費は、授業料だけ準備すれば大丈夫?
「大学の授業料を調べたから、教育資金の準備は完了」。そう考えていませんか? 実際には、授業料のほかにもいくつもの費用があり、払う時期もそれぞれ違います。この記事では、授業料以外の費用を入学前と入学後に分けて整理し、支払いに間に合わせるための「お金のカレンダー」の作り方を紹介します。
授業料だけでは足りません。受験料、入学金、教材やパソコン、通学費なども必要で、自宅を離れるなら住まいの初期費用や毎月の生活費も加わります。入学前に払う費用と入学後に毎月かかる費用を分け、いつ、何に、いくら必要かを確かめることが大切です。
この記事のポイント
- 授業料以外の費用もある
- 入学前と入学後を分けて考える
- 納付期限と入金の時期を確かめる
目次
授業料以外にかかる教育費
大学の授業料を調べただけでは、教育資金の準備は十分とは言えません。実際には、受験料、入学金、教材やパソコン、通学費なども必要です。
さらに、自宅を離れて通う場合は、住まいの初期費用や、毎月の生活費も加わります。自宅から通うか、自宅を離れるかで、準備するお金の項目が変わります。
| 授業料以外の費用 | どんなお金か |
|---|---|
| 受験料 | 入学試験を受けるために払うお金 |
| 入学金 | 入学の手続きで納めるお金 |
| 教材やパソコン | 授業や学習で使う本や機器の費用 |
| 通学費 | 学校に通うための交通費 |
| 住まいの初期費用 | 自宅を離れる場合に、住まいを借りるときなどにかかるお金 |
| 毎月の生活費 | 自宅を離れる場合の家賃や食費など |

授業料を調べたので、もう準備はできたと思っていました。
入学前と入学後、教育費を払う時期を分けて考える
教育費でさらに大切なのが、支払う時期です。入学前に払う費用と、入学後に毎月かかる費用は、分けて考えましょう。
入学前に払う費用(例)
- 受験料
- 入学金
- 自宅を離れるなら、住まいの初期費用
入学後にかかる費用(例)
- 通学費
- 自宅を離れるなら、毎月の生活費
合計額が同じでも、払う時期が違えば、準備のしかたも変わります。入学前の費用は、納付期限までに払えるよう、お金を用意しておく必要があります。入学後の費用は、毎月どのお金から払うかを考えておきます。教材やパソコンを買う時期や、授業料を納める時期も、学校の案内で確かめておきましょう。
奨学金の振込は、入学前の支払いに間に合う?
奨学金を利用する場合も、最初の振込が入学前の支払いに間に合うとは限りません。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、進学後の手続きなどを経て振り込まれます。採用や振込の時期は、日本学生支援機構の案内で確かめておきましょう。
受験料や入学金など入学前の支払いを、奨学金をあてにして計画すると、期限に間に合わないおそれがあります。入学前の費用は、奨学金とは別に用意できるか確かめておきましょう。奨学金と教育ローンの違いは、奨学金と教育ローン、返すのは誰?で解説します。
奨学金の最初の振込は、入学前の支払いに間に合うとは限りません。
募集要項で入学金などの納付期限を確認する
志望校が決まったら、金額だけでなく、募集要項の納付期限も確認します。必要な費用も納付期限も、学校ごとに異なります。
複数の学校を受ける場合は、第一志望の結果が出る前に、別の学校への納付が必要になるケースもあります。たとえば、第一志望の合格発表より前に、併願した学校の納付期限が来るような日程です。受験日、合格発表、納付期限を日程として並べ、前後関係を確かめましょう。入学金の返還の可否も、学校の最新の募集要項で確認しておくことが大切です。
教育資金は「お金のカレンダー」で準備する
教育資金は、合計いくらかだけでなく、いつ、何に、いくら必要かで考えます。そこで役立つのが、払うお金と入ってくるお金を月ごとに書き込む「お金のカレンダー」です。
費用を書き出す
授業料だけでなく、上の表のような授業料以外の費用も、必要なものをすべて並べます。
払う時期を書き込む
募集要項で納付期限を確かめ、入学前と入学後に分けて、払う月に書き込みます。
入ってくるお金の時期を書き込む
奨学金を利用するなら、最初の振込がいつになるかを書き込みます。
足りない時期を確かめる
支払いが入金より先になる月は、その支払いをどのお金でまかなうかを確かめます。
お金のカレンダーのチェック
- 授業料以外の費用も書き出した
- 入学前と入学後に分けた
- 募集要項で納付期限を確かめた
- 第一志望の結果が出る前の納付がないか、日程で確かめた
- 奨学金の最初の振込時期を確かめた
- 入学金の返還の可否を、最新の募集要項で確かめた

教育資金は合計額だけでなく、いつ、何に、いくら必要か。払う日と入る日を並べてみましょう。
教育費以外も含めて、使う時期ごとにお金を整理したいときは、お金の3つの箱も使えます。
よくある質問
教育費は、授業料のほかに何がかかりますか?
受験料、入学金、教材やパソコン、通学費などがかかります。自宅を離れて通う場合は、住まいの初期費用や毎月の生活費も加わります。必要な費用は学校ごとに異なります。
奨学金で入学金を払うことはできますか?
奨学金の最初の振込が、入学前の支払いに間に合うとは限りません。日本学生支援機構の奨学金は、進学後の手続きなどを経て振り込まれます。入学前の費用は、別に用意できるか確かめておきましょう。
入学金の納付期限はいつですか?
学校ごとに異なるため、志望校の募集要項で確認しましょう。第一志望の結果が出る前に、別の学校への納付が必要になるケースもあるので、受験日や納付期限を日程に並べて確かめることが大切です。
入学しなかった学校の入学金は返ってきますか?
入学金の返還の可否は、学校の最新の募集要項で確認しましょう。受験日程とあわせて、いつまでに、いくらの納付が必要になるかも、早めに確かめておくことが大切です。
教育資金は、いくら準備すればよいですか?
合計額だけでなく、いつ、何に、いくら必要かで考えることが大切です。必要な費用や納付期限は学校ごとに異なるため、志望校の募集要項を確かめ、お金のカレンダーに書き込んで整理しましょう。
※必要な費用や納付期限は学校ごとに異なります。受験日程や入学金の返還の可否は、学校の最新の募集要項で確認してください。
※日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、進学後の手続きなどを経て振り込まれます。
※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。
※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

