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預金・定期預金

金利を固定しすぎない、定期預金の「満期を分ける」方法

まとまったお金を定期預金にするとき、全部を同じ満期にしていませんか? ほかにも、満期の異なるいくつかの定期預金に分ける方法があります。この記事では、300万円を例に「満期を分ける」考え方と、その良い点・注意点を整理します。

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通帳と目覚まし時計とコインの3Dイラスト
結論

たとえば300万円を100万円ずつ、満期の異なる3つの定期預金に分けると、一度にすべてが満期にならず、お金を見直せる機会を分けられます。金利が上がれば一部を新しい条件に替えられ、下がれば長めに固定した部分が残ります。ただし、利息が最大になるとは限りません。

この記事のポイント

  1. 300万円を100万円ずつ
  2. 満期を分けて見直す
  3. 利息最大化を保証しない
目次
  1. 定期預金の「満期を分ける」とは
  2. 満期を分けると、金利が変わったときどうなる?
  3. 満期を分けるときの注意点
  4. 満期を分ける目的は、見直す選択肢を残すこと
  5. よくある質問

定期預金の「満期を分ける」とは

たとえば、まとまった300万円を定期預金にするとします。全部を同じ満期の定期預金に入れる以外にも、100万円ずつ、満期の異なる3つに分ける考え方があります。

満期を分けると、3つの定期預金が順番に満期を迎えます。一度にすべてが満期になるのではなく、お金を見直せる機会を分けられるのが特徴です。

一般的な固定金利型の定期預金では、原則として預けたときの金利が満期まで続きます。全部を同じ満期にすると、300万円すべてが同じ期間だけ固定され、条件を見直す機会も満期のときにまとめてやってきます。満期を分けるのは、金利を一度に固定しすぎないための工夫です。

全部を同じ満期にする

  • 300万円が一度に満期になる
  • 見直す機会はまとめて1回
  • 次の条件も、そのときの金利でまとめて決まる

100万円ずつ3つに分ける

  • 満期が順番にやってくる
  • 見直す機会が3回に分かれる
  • そのつど家計と金利を確かめられる

※300万円を3つに分けるのは説明のための例で、推奨する配分ではありません。

満期を分けると、金利が変わったときどうなる?

満期が来た分は、そのときの家計と金利を確認して、使うか、預け直すかを判断します。将来の金利が上がっていれば、満期が来た一部を新しい条件に替えられます。反対に下がっていれば、長めに固定した部分が、預けたときの金利のまま残ります。

一般的な固定金利型の定期預金を想定した考え方の例です。将来の金利を予想するものではありません。
将来の金利満期が来た分長めに固定した分
上がった場合新しい条件で預け直せる預けたときの金利のまま
下がった場合下がった金利で預け直すことになる預けたときの金利が残る
よくある疑問

金利が上がるか下がるか、当てなくてもいいんですね。

金利がどちらに動いても、一部は対応できる形にしておく。これが満期を分ける考え方です。預ける期間の長さで迷うときの考え方は、定期預金の期間の選び方の記事で解説しています。

満期を分けるときの注意点

ただし、満期を分ける方法は、利息が最大になるとは限りません。短期と長期で金利に差があれば、全部を同じ期間で預けた場合より、受け取る利息が少なくなることもあります。

また、定期預金が3つになれば、満期日の確認や預け直しの判断も3回になり、管理の手間が増えます。自動継続の設定なら、確かめないまま継続されることもあるため、自動継続の確認ポイントもあわせて見ておきましょう。

急な出費に備える予備費は、この300万円とは別に確保しておく想定です。予備費まで定期預金に入れると、必要なときに途中で解約することになりかねません。考え方は生活の予備費の記事で解説します。

満期を分ける前のチェック

  • 急な出費の予備費を、別に確保した
  • 満期日を一覧にして管理できる
  • 満期が来たら、家計と金利を確かめる
  • 利息が最大になるとは限らないと理解した

満期を分ける目的は、見直す選択肢を残すこと

  1. 満期が来る

    分けた定期預金のうち、1つが満期を迎えます。

  2. 家計を確かめる

    近いうちに使う予定があるかを確かめます。

  3. 金利を確かめる

    そのときの金利や条件を確かめます。

  4. 使うか、預け直すか決める

    家計と金利をもとに、使うか、預け直すかを判断します。

満期を分ける目的は、未来の金利を当てることではありません。満期が来るたびに、そのときの家計と金利を見て判断できるように、見直す選択肢を残しておくことです。

FPのひとこと

満期を分けるのは、金利を当てるためではなく、見直す機会をつくるためです。

よくある質問

定期預金の満期を分けるとは、どういう方法ですか?

たとえば300万円を100万円ずつ、満期の異なる3つの定期預金に分ける方法です。一度にすべてが満期にならず、お金を見直せる機会を分けられます。

満期を分ければ、利息は多くなりますか?

利息が最大になるとは限りません。短期と長期の金利の差によっては、受け取る利息が少なくなることもあります。目的は、金利を当てることではなく、見直す選択肢を残すことです。

急な出費に備えるお金も、分けて定期預金に入れていいですか?

急な出費に備える予備費は、分けて預けるお金とは別に確保しておく想定です。必要なときに途中で解約しなくて済むよう、取り出しやすい形で持っておきましょう。

満期が来たら、どうすればいいですか?

そのときの家計と金利を確かめて、使うか、預け直すかを判断します。自動継続の設定がある場合は、継続後の金利も確かめましょう。

満期を分けると、管理は大変になりますか?

定期預金が3つになれば、満期日の確認や預け直しの判断も3回になり、手間は増えます。満期日を一覧にして、見直す時期を忘れないようにしておきましょう。

※300万円を100万円ずつ3つに分けるのは説明用の例で、推奨する配分ではありません。

※定期預金の商品や預け入れできる期間は、金融機関によって異なります。将来の金利を予想するものではありません。

※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

参考にした資料

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