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暗号資産の積立なら、必ずプラスになる?値下がりが続いた場合の計算
毎月同じ金額で少しずつ買う積立なら、値下がりしても損はしにくい。そう聞いて、暗号資産(仮想通貨とも呼ばれます)の積立を考えていませんか? この記事では、積立の仕組み、値下がりが続いた場合の計算、積立を始める前に確かめたいことを整理します。
2026年10月16日時点の制度にもとづく一般的な説明です。暗号資産は法定通貨ではなく、価格が大きく変動し、買ったときより円での価値が下がることがあります。特定の暗号資産・事業者の売買をすすめるものではありません。
必ずプラスになるわけではありません。積立は買う時期を分ける方法で、価格の下落そのものをなくす仕組みではないからです。仮に価格が100円、50円、25円と下がる中で1万円ずつ買うと、合計700単位。3万円を投じても、最後の25円での評価額は1万7,500円です(税金・費用を除く)。
この記事のポイント
- 積立は値下がりを消さない
- 仮定:投資3万円→評価1万7,500円
- 方法と投資対象を分けて考える
目次
暗号資産の積立とは:同じ金額で、買う時期を分ける方法
積立は、毎月など決まった時期に、同じ金額で買い続ける方法です。一度にまとめて買うのではなく、買う時期を分けるところに特徴があります。同じ金額で買うので、価格が下がった時期には、多くの数量を買えます。
ただし、積立は買い方の一つです。値下がりそのものをなくしたり、利益を約束したりする仕組みではありません。毎月同じ金額で買う方法の一般的な考え方は、投資信託の積立の記事でも取り上げています。

毎月少しずつ買えば、値下がりしても最後は得をするものだと思っていました。
値下がりが続くと積立でも損失に:1万円ずつ3回買った計算
仮に、1単位の価格が100円、50円、25円と下がっていく中で、毎回1万円ずつ買ったとします。価格が下がるほど、同じ1万円で買える数量は増えていきます。
| 購入 | 1単位の価格 | 買う金額 | 買える数量 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 100円 | 1万円 | 100単位 |
| 2回目 | 50円 | 1万円 | 200単位 |
| 3回目 | 25円 | 1万円 | 400単位 |
- 投資した金額
- 1万円 × 3回 = 3万円
- 買った数量
- 100 + 200 + 400 = 700単位
- 評価額
- 700単位 × 25円 = 1万7,500円
- 損益
- 1万7,500円 − 3万円 = −1万2,500円
安い時期に多く買えても、最後の価格が低ければ、評価額は投じた金額を下回ります。数量が増えることと、利益が出ることは別の話です。
積立の結果は、買っている途中の価格だけでは決まりません。評価するときや売るときの価格で、利益にも損失にもなります。値下がりの途中で数量が増えていく様子だけを見て、うまくいっていると判断しないようにしましょう。
下がったから増額する、は最初の積立とは別の判断
値下がりが続くと、「いまは安いから」と、予定より多く買いたくなることがあります。けれども、予定以上に増額するのは、最初に決めた積立とは別の判断です。そのお金がどこから来るのかを確かめずに、勢いで増やさないようにしましょう。
期間を長くすれば必ず回復する、という保証もありません。株式などの長い期間の値動きの話を、暗号資産の将来にそのまま当てはめないことも大切です。暗号資産は、価格が大きく変動することがあります。
積立は、続け方の一つ。何を、どんなお金で買うのかの確認まで省けるわけではありません。
暗号資産の積立を始める前に確かめたいこと
積立の前のチェック
- 何を買うのか、仕組みを自分の言葉で説明できる
- 生活費や予備費とは別の、無理なく続けられる金額にした
- 近いうちに使う予定のお金を、積立に回していない
- 買うたびにかかる価格差や手数料を確かめた
- 値下がりしたときに増額するかを、その場の気持ちで決めない
暗号資産は、買うたびに買値と売値の差などの費用がかかる場合があります。費用の見方は取引手数料ゼロでも減るお金の記事で説明しています。

積立にするかどうかの前に、何を、どのお金で買うのかを確かめましょう。そのうえで買わないと決めるのも一つの判断です。
よくある質問
暗号資産の積立なら、損をしませんか?
損をすることがあります。積立は買う時期を分ける方法で、値下がりそのものをなくす仕組みではありません。価格が下がり続けたり、最後の価格が低かったりすれば、評価額は投じた金額を下回ります。
長く積み立てれば、いずれ回復しますか?
回復するという保証はありません。期間を長くしても、値下がりのリスクがなくなるわけではありません。株式などの長い期間の値動きの話を、暗号資産の将来にそのまま当てはめないようにしましょう。
値下がりしたら、積立額を増やした方がいいですか?
予定以上に増額するのは、最初に決めた積立とは別の判断です。下がったという理由だけで決めず、使う予定のお金や生活費・予備費に影響しないかを確かめてから考えましょう。
積立なら、何を買っても同じですか?
同じではありません。積立は買い方の一つで、何を買うかの確認を省けるわけではありません。どんな仕組みの暗号資産か、どんなお金で買うのかを確かめましょう。
※価格・購入額は仮定です。税金・手数料を除き、端数などの制約は考えていません。将来の価格の動きを示すものではありません。
※掲載している内容は、2026年10月16日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。法律や税制の改正は、施行日や適用が始まる年、対象が変わることがあります。最新の内容は、金融庁・国税庁などの公的な案内と、利用する事業者でご確認ください。
※暗号資産は法定通貨ではなく、価格が大きく変動します。事業者の経営の悪化、不正アクセス、詐欺などのリスクもあります。税金の扱いは取引の内容で変わります。個別の税務判断は、税務署や税理士にご確認ください。
※特定の暗号資産・事業者をおすすめするものではありません。あいマネのFP相談は、家計や目的別のお金、資産全体の偏りを整理する窓口です。秘密鍵・復元フレーズ・認証コード・パスワードは、相談フォームを含め、誰にも伝えないでください。
