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50%下がって50%上がると、元どおり?暗号資産の値下がりと回復の計算
買った暗号資産(仮想通貨とも呼ばれます)が、半分の価格まで下がった。それでも、同じ50%だけ上がれば元に戻るはず。そう考えていませんか? この記事では、値下がりと値上がりの計算の仕組み、損失を円で確かめる方法、取り返したい気持ちで資金を足す前に確かめたいことを整理します。
2026年10月16日時点の制度にもとづく一般的な説明です。暗号資産は法定通貨ではなく、価格が大きく変動し、買ったときより円での価値が下がることがあります。特定の暗号資産・事業者の売買をすすめるものではありません。
元どおりにはなりません。仮に10万円で買った暗号資産が50%下がると5万円、そこから50%上がっても7万5,000円です。上がるときの50%は、下がった後の5万円が土台になるからです。5万円から10万円へ戻るには100%の上昇が必要です(税金・手数料を除く計算)。大きく下がったから同じだけ上がる、という約束もありません。
この記事のポイント
- 仮定:10万円→5万円→7.5万円
- 半減後に戻るには100%の上昇
- 損失の割合を円に直して考える
目次
50%下がって50%上がる計算:仮に10万円なら7万5,000円
仮に、10万円で買った暗号資産の価格が50%下がったとします。評価額は10万円の半分の5万円です。その後、価格が50%上がると、増えるのは5万円の50%にあたる2万5,000円。評価額は7万5,000円で、元の10万円には届きません。
- 買ったときの金額
- 10万円
- 50%下がった後
- 10万円 × 0.5 = 5万円
- そこから50%上がった後
- 5万円 × 1.5 = 7万5,000円
- 元の10万円との差
- 7万5,000円 − 10万円 = −2万5,000円

半分になっても、同じ50%だけ上がれば元に戻ると思っていました。
同じ「50%」でも、下がるときは10万円が土台、上がるときは5万円が土台です。土台が小さくなった分、同じ割合で上がっても、増える金額は小さくなります。
半分になった後に元へ戻るには、100%の上昇が必要
5万円から10万円に戻るには、5万円増える必要があります。土台の5万円と同じ金額が増えるので、必要な上昇は100%、つまり価格が2倍になることです。
自分の数字で計算してみる
これは費用を除いた計算で、暗号資産だけに限らない値動きの基本です。下がった割合と、元に戻るのに必要な上昇率の一般的な関係は、株の値下がりと回復の記事でも取り上げています。暗号資産は、価格が大きく変動することがあります。値下がりの幅が大きいほど、元に戻るまでに必要な上昇も大きくなります。
大きく下がったから、次は同じだけ上がる、という約束はありません。回復を前提にした計画は立てないようにしましょう。
暗号資産の値下がりは、割合ではなく円で確かめる
「50%下がった」と聞くと、割合の話に見えます。けれども、家計で困るのは割合ではなく、減った金額です。値下がり率を見たら、円でいくら減ったかに置き換えてみましょう。
割合で見ると
- 50%下がった
- 50%上がった
- 差し引きゼロのように感じる
円で見ると
- 10万円が5万円になった
- 5万円が7万5,000円になった
- 元の10万円より2万5,000円少ない
円で考えると、その損失が生活費や予定していた支出にどう響くかが見えてきます。画面の割合の数字だけで判断せず、金額で確かめる習慣をつけましょう。
取り返したい気持ちで資金を足す前に、使う予定と生活への影響を確かめる
元に戻るまで待とうと思っていても、学費や生活費の支払いは待ってくれません。値下がりした後は、損失を早く取り返したい気持ちになりがちです。資金を追加する前に、最初にそのお金を何に使う予定だったのか、生活への影響はどうかを確かめることが大切です。
資金を足す前のチェック
- そのお金を使う予定の時期が、近づいていないか確かめた
- 生活費や急な出費への予備費から、お金を回そうとしていない
- 下がった分を取り返すことを、資金を足す理由にしていない
- 円でいくら減ったら暮らしに響くか、金額で確かめた
少ない元手で大きな金額を取引する方法では、値下がりの影響がさらに大きくなります。くわしくはレバレッジの記事で説明しています。

見るのは下がった割合ではなく、円でいくら減ったか。そして、いつ使う予定のお金だったかです。
よくある質問
50%下がった暗号資産は、50%上がれば元に戻りますか?
戻りません。仮に10万円が50%下がると5万円になり、そこから50%上がっても7万5,000円です(税金・手数料を除く)。元の10万円に戻るには、5万円から100%の上昇が必要です。
大きく下がった暗号資産は、そのうち元に戻りますか?
戻るとは限りません。大きく下がったから次は同じだけ上がる、という約束はありません。この記事の計算は値動きの仕組みを示すもので、価格の回復や将来の値動きを示すものではありません。
値下がりしたら、売るべきですか?持ち続けるべきですか?
一律には決まりません。この記事は、売る・持ち続ける・買い増すことをすすめるものではありません。そのお金をいつ使う予定か、生活への影響はどうか、円でいくら減っているかを確かめてから考えましょう。
下がった分を取り返すために、資金を追加してもいいですか?
資金を追加する前に、使う予定のお金や生活費・予備費から回そうとしていないかを確かめましょう。損失を取り返したい気持ちだけで、資金を増やさないことが大切です。
※価格の変動は仮定で、税金・手数料を除く算数の例です。価格の回復や将来の値動きを示すものではありません。
※掲載している内容は、2026年10月16日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。法律や税制の改正は、施行日や適用が始まる年、対象が変わることがあります。最新の内容は、金融庁・国税庁などの公的な案内と、利用する事業者でご確認ください。
※暗号資産は法定通貨ではなく、価格が大きく変動します。事業者の経営の悪化、不正アクセス、詐欺などのリスクもあります。税金の扱いは取引の内容で変わります。個別の税務判断は、税務署や税理士にご確認ください。
※特定の暗号資産・事業者をおすすめするものではありません。あいマネのFP相談は、家計や目的別のお金、資産全体の偏りを整理する窓口です。秘密鍵・復元フレーズ・認証コード・パスワードは、相談フォームを含め、誰にも伝えないでください。
