老後・年金・老後資金の計画
自分の年金額、平均で予想していない?見込額の確かめ方
「老後の年金は、平均額くらいもらえるだろう」。そう考えて、ライフプランをその数字で作っていませんか? 公的年金の見込額は、加入してきた制度や期間、収入などによって、人それぞれ異なります。この記事では、平均ではなく自分の見込額を確かめる考え方と、試算の条件の分け方、夫婦で確かめたいポイントを整理します。
平均額で予想するのではなく、自分の記録に基づく見込額を確かめましょう。公的年金の見込額は、加入してきた制度や期間、収入などによって異なります。日本年金機構のねんきんネットでは、今後の働き方や受け取り始める年齢などを設定して試算できます。ただし、試算額は将来の支給額を保証するものではありません。
この記事のポイント
- 平均額より自分の加入記録
- ねんきんネットで条件別に試算
- 夫婦それぞれの受給開始時期も確認
目次
年金はいくらもらえる?平均額と自分の見込額は別
老後の年金は、平均額くらいもらえるだろう。そう考えて、ライフプランをその数字で作っていませんか? 公的年金の見込額は、加入してきた制度や期間、収入などによって異なります。
平均額は、多くの人の年金額をならした数字です。加入してきた制度や期間、収入が自分とは違う人も含まれるため、自分の年金額がその数字に近いとは限りません。平均を知ることと、自分の老後を見積もることは別です。
平均額で考える
- 多くの人の年金額をならした数字
- 自分の加入記録に基づく数字ではない
- 働き方を変えた場合の違いは分からない
自分の見込額で考える
- 自分の加入記録に基づく
- 働き方や受け取り始める年齢を変えて試算できる
- 夫婦それぞれの金額と時期を並べられる

平均くらいはもらえるだろうと思って、その数字でライフプランを作っていました。
自分の年金見込額は、ねんきんネットで条件別に試算
まず確認したいのは、自分の記録に基づく見込額です。日本年金機構の「ねんきんネット」では、今後の働き方や受け取り始める年齢などを設定して、年金の見込額を試算できます。利用の条件などは、日本年金機構の公式の案内で確かめましょう。
試算するときは、条件を一つに決めつけず、分けて見るのがポイントです。今の仕事を続ける場合と、働く時間や収入が変わる場合を、それぞれ試算してみましょう。入力した条件が変われば、結果も変わります。
| 試算する条件の例 | 確かめること |
|---|---|
| 今の仕事を続ける場合 | 今の働き方のままの見込額 |
| 働く時間や収入が変わる場合 | 働き方が変わったときの見込額 |
| 受け取り始める年齢を変える場合 | 受け取り始める時期による違い |
受け取り始める年齢を遅らせる場合の考え方は、年金の繰下げ受給の記事で解説しています。
夫婦はそれぞれの年金と受給開始時期を確認する
夫婦の場合は、それぞれの年金を確認します。二人分をまとめた一つの数字で考えるのではなく、本人と配偶者、それぞれの加入記録に基づく見込額を並べましょう。
もう一つ大切なのが、受給開始時期のずれです。年齢の差や、受け取り始める年齢の選び方によって、二人が年金を受け取り始める時期はずれることがあります。その間、家計に入る年金は、先に受け取り始めた一人分です。この期間も、家計に入れて考えましょう。
本人の見込額と受給開始時期を確かめる
自分の加入記録に基づく見込額と、受け取り始める時期を確かめます。
配偶者の見込額と受給開始時期を確かめる
配偶者についても、同じように確かめます。
時期がずれる期間を家計に入れる
一人分の年金が入る期間の収入と支出を考えます。
夫婦の一方が一人で暮らすことになった場合の考え方は、夫婦の老後、一人になった後も計算している?で解説しています。
年金の試算額は保証ではない。条件が変われば結果も変わる
ねんきんネットで試算した年金見込額は、入力した条件に基づく試算です。将来の支給額を保証するものではありません。入力した条件が変われば、結果も変わります。
そのため、試算した金額だけをメモするのではなく、どんな条件で試算したのかも一緒に残しておくことが大切です。働き方や収入、受け取り始める年齢などの条件が変わったときは、改めて試算して見直しましょう。
試算額は、入力した条件に基づく数字。条件と結果をセットで確認しましょう。
まずは自分の年金記録と試算条件を確認しよう
平均を知ることと、自分の老後を見積もることは別です。まずは、自分の年金記録と試算条件を確認しましょう。
年金見込額を確かめるときのチェック
- 平均額ではなく、自分の加入記録を確かめた
- 加入してきた制度や期間を確かめた
- 今の仕事を続ける場合で試算した
- 働く時間や収入が変わる場合も試算した
- 夫婦それぞれの見込額と受給開始時期を並べた
- 受給開始時期がずれる期間も家計に入れた
- どの条件で試算したかを確認した
年金の見込額が分かったら、老後の支出と比べて、毎月の不足額を考えます。不足額の考え方は、老後資金の必要額を計算する記事で解説しています。

平均を知ることと、自分の老後を見積もることは別。まずは自分の記録と、試算の条件から確かめましょう。
よくある質問
自分の年金額は、どうやって確かめればよいですか?
日本年金機構のねんきんネットで、自分の記録に基づく年金の見込額を試算できます。今後の働き方や受け取り始める年齢などを設定できます。利用の条件などは、日本年金機構の公式の案内で確かめましょう。
年金は平均額くらいもらえると考えてよいですか?
公的年金の見込額は、加入してきた制度や期間、収入などによって異なります。平均を知ることと、自分の老後を見積もることは別です。まずは自分の記録に基づく見込額を確かめましょう。
ねんきんネットの試算額は、将来そのまま受け取れますか?
試算額は入力した条件に基づくもので、将来の支給額を保証するものではありません。入力した条件が変われば結果も変わるため、どの条件で試算したかも一緒に確認しましょう。
働き方が変わると、年金の見込額も変わりますか?
入力した条件が変われば、試算の結果も変わります。今の仕事を続ける場合と、働く時間や収入が変わる場合を分けて試算し、比べてみましょう。
夫婦の年金は、どう確認すればよいですか?
夫婦それぞれの年金を確認し、受給開始時期がずれる期間も家計に入れて考えます。一人分の年金が入る期間がある場合は、その間の収入と支出も確かめましょう。
※年金見込額は、入力した条件に基づく試算で、将来の支給額を保証するものではありません。
※ねんきんネットの利用条件などは、日本年金機構の公式の案内で確認してください。
※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。
※特定の金融商品をおすすめするものではありません。
