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PBR1倍割れなら、買えばもうかる?

PBRが1倍を下回る株なら、買えばもうかるのでしょうか? PBRは、会社の純資産に比べて株価が高いか低いかを見る指標です。1倍割れは安く見えますが、数字が低いのには理由があることも。この記事では、PBRの計算方法と1倍未満が表す意味を確かめ、安く見える理由を調べるポイントを整理します。

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会社のビルとローソク足チャートの3Dイラスト
結論

PBR1倍割れというだけで、もうかるとは言えません。PBRは株価を1株当たり純資産で割った数字で、1倍未満は帳簿上の純資産に比べて株価が低い状態です。ただし、純資産がそのまま現金で株主に返るわけではなく、低い評価が続く可能性もあります。利益の動きや経営方針も合わせて確かめましょう。

この記事のポイント

  1. PBR1倍未満≠値上がり確実
  2. 帳簿の資産と現金は別
  3. 利益を生む力も確認
目次
  1. PBR(株価純資産倍率)とは?計算方法
  2. PBR1倍割れ(1倍未満)が表していること
  3. PBR1倍割れでも値上がりするとは限らない理由
  4. PBRと合わせて確認したい利益の動きと経営方針
  5. よくある質問

PBR(株価純資産倍率)とは?計算方法

PBR(株価純資産倍率)は、株価を1株当たり純資産で割った数字です。純資産は、会社の帳簿の上で、資産から負債を差し引いた金額のこと。それを発行済株式数で割ったものが、1株当たり純資産です。

PBRの計算のしかた
純資産
資産 − 負債(帳簿上の金額)
1株当たり純資産
純資産 ÷ 発行済株式数
PBR
株価 ÷ 1株当たり純資産

PBRは、1株当たり純資産に対して、株価が何倍の水準にあるかを表します。株価と1株当たり純資産が同じなら、PBRは1倍です。

いずれも、帳簿上の純資産と比べた状態です。
PBR表していること
1倍未満株価が1株当たり純資産より低い
1倍株価と1株当たり純資産が同じ
1倍超株価が1株当たり純資産より高い

PBR1倍割れ(1倍未満)が表していること

PBRが1倍を下回る、いわゆる「1倍割れ」は、帳簿上の純資産に比べて株価が低い状態を表します。数字だけを見ると、「純資産より安く買える」ように見えるかもしれません。

しかし、1倍割れは、値上がりを約束する合図ではありません。帳簿上の純資産が、そのまま現金で株主に返ってくるわけではないからです。PBRは、あくまで投資判断に使う指標のひとつです。

PBRが低いということは、純資産に比べて、株価が低く評価されている状態ともいえます。大切なのは、なぜ低く評価されているのか、その理由を探ることです。

よくある疑問

1倍より低いなら、それだけで安く買えると思っていました。帳簿の数字と現金は別なんですね。

PBR1倍割れでも値上がりするとは限らない理由

PBRが低い背景には、次のような事情がある場合があります。安く見える数字の裏側を、ひとつずつ見ていきましょう。

資産の売却価格は、帳簿と違うことがある

純資産は帳簿の上の金額です。持っている資産を売却するときの価格が、帳簿の金額と違う場合もあります。帳簿どおりの金額が、現金として手に入るとは限りません。

将来の損失で、純資産が減ることもある

将来、損失が出れば、純資産が減る場合もあります。純資産が減ると1株当たり純資産も減るため、株価が同じでも、PBRは高く計算されます。今の数字が、この先も同じとは限りません。

利益を生み出しにくいと見られている

会社が利益を生み出しにくいと見られて、低い評価が続く可能性もあります。PBRが低い状態が、そのまま続くこともあるのです。

PBRと合わせて確認したい利益の動きと経営方針

見るべきは、数字が1を超えるか下回るかだけではありません。持っている資産をどう使い、どれくらい利益を生む会社なのかです。PBRと利益の動き、経営方針を合わせて確認しましょう。

PBR1倍割れの株を見るときのチェック

  • 1倍を下回るかどうかだけで判断していない
  • 純資産がそのまま現金で返るわけではないと理解した
  • 利益の動きを確かめた
  • 資産をどう使うのか、経営方針を確かめた
  • 安く見える理由を調べた

利益と比べた株価の水準はPERが低い株を買えば、割安なの?、利益の中身の見方は売上が伸びれば、良い決算なの?で解説しています。

FPのひとこと

1倍割れは、値上がりの合図ではありません。安く見える理由を、一段深く調べるきっかけにしましょう。

よくある質問

PBRの計算方法を教えてください。

PBR(株価純資産倍率)は、株価を1株当たり純資産で割って計算します。1株当たり純資産は、帳簿上の純資産を発行済株式数で割ったものです。

PBR1倍割れとは、どういう状態ですか?

PBRが1倍未満で、帳簿上の純資産に比べて株価が低い状態です。ただし、その純資産が、そのまま現金で株主に返ってくるわけではありません。

PBR1倍割れの株を買えば、値上がりしますか?

値上がりするとは限りません。資産の売却価格が帳簿と違う場合や、将来の損失で純資産が減る場合もあります。利益を生み出しにくいと見られて、低い評価が続く可能性もあります。

PBRと一緒に、何を確認すればよいですか?

持っている資産をどう使い、どれくらい利益を生む会社なのかを確かめます。PBRとあわせて、利益の動きや経営方針を確認しましょう。

PBRが1倍を超えていれば、割高ですか?

PBRの数字だけで、割高か割安かは決められません。1倍を超えるか下回るかだけでなく、持っている資産をどう使い、どれくらい利益を生む会社なのかを確かめましょう。

※PBRは投資判断の一指標です。純資産が実際にいくらで現金化できるかや、将来の株価を保証するものではありません。

※特定の銘柄の評価や、将来の株価を予想するものではありません。

※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

参考にした資料

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