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株を買うとは、会社にお金を貸すこと?

「株を買う」とは、会社にお金を貸すことだと思っていませんか? 実は、株式は会社の持ち分を持つ仕組みで、会社にお金を貸す債券とは立場が違います。この記事では、株式と債券の違い、株式で期待できることとリスク、株を買う前に確かめたいポイントを整理します。

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会社のビルとローソク足チャートの3Dイラスト
結論

株を買うことは、会社にお金を貸すことではありません。株式は会社の持ち分を持つ仕組みで、お金を貸す債券とは立場が違います。事業の成長などによる値上がり益や配当金が期待できる一方、株価の下落や配当の減少もあり、満期に購入額が戻る約束はありません。

この記事のポイント

  1. 株式=会社の持ち分
  2. お金を貸す債券とは立場が違う
  3. 事業の中身と買値を確認する
目次
  1. 株式とは?株を買う=会社の持ち分を持つこと
  2. 株式で期待できる値上がり益・配当金とリスク
  3. 好きな商品の会社に関心を持ったら、どう調べる?
  4. 株を買う前に確認したい売上・利益・借入・株価
  5. よくある質問

株式とは?株を買う=会社の持ち分を持つこと

株式は、会社の持ち分を表すものです。株を買うと、その会社の株主になり、会社の一部を持つことになります。「会社にお金を貸す」のとは、立場が違う点がポイントです。

一方、債券は、会社などにお金を貸す仕組みです。一般的な債券には、決められた利息を受け取り、満期に決められた金額が返ってくる約束があります。ただし、お金を借りた側が支払えなくなれば、予定どおり受け取れない可能性もあります(くわしくは債券は「利息が付く預金」と同じ?)。

株式(会社の持ち分を持つ)

  • 株主として会社の一部を持つ
  • 値上がり益や配当金が期待できる
  • 株価が下がることも、配当が減ることもある
  • 満期に購入額が戻る約束はない

債券(会社などにお金を貸す)

  • お金を貸す側に立つ
  • 一般的には、決められた利息を受け取る
  • 一般的には、満期に決められた金額が返る約束がある
  • 借りた側が支払えなくなるリスクはある
よくある疑問

株を買うのは、会社にお金を貸すことだと思っていました。持ち分を持つのとでは、立場が違うんですね。

株式で期待できる値上がり益・配当金とリスク

株式で期待できるのは、主に2つです。ひとつは、事業の成長などによって株価が上がったときの値上がり益(買った値段より高く売れたときの利益)。もうひとつは、会社が株主に支払う配当金です。配当金の額は、会社が決めます。

どちらも、あらかじめ約束されたものではありません。
項目期待できること注意したいこと
値上がり益事業の成長などで株価が上がる株価は下がることもある
配当金会社が決めた配当を受け取る減ることも、出ないこともある

株価が下がれば、買った値段より安くなることがあります。配当金は会社が決めるため、減ることも、配当が出ない無配になることもあります。また、株式には、満期に購入額が戻る約束はありません。会社が倒産した場合などには、損失が生じることもあります。

会社の持ち分を持つということは、事業がうまくいったときの成果だけでなく、うまくいかなかったときの影響も受ける立場になる、ということです。

好きな商品の会社に関心を持ったら、どう調べる?

たとえば、普段使っている商品が好きだから、その会社に関心を持つ。それは、会社のことを調べる入口になります。

ただし、良い商品があることと、その株を今の値段で買ってよいかは別問題です。商品の良さは、会社の一面にすぎません。会社全体の事業の数字と、株価をあわせて確かめる必要があります。調べる順番の一例は、次のとおりです。

  1. 関心を持つ

    好きな商品やサービスをきっかけに、その会社に目を向ける

  2. 事業の数字を見る

    どんな事業で、売上や利益を上げているかを調べる

  3. 借入を確かめる

    会社が借りているお金がどれくらいあるかを見る

  4. 株価を確かめる

    その事業の持ち分を、いくらで買うことになるのかを見る

FPのひとこと

好きな商品は、調べる入口です。そこから売上や利益、借入、そして株価まで見ていきましょう。

株を買う前に確認したい売上・利益・借入・株価

株式投資の第一歩は、値上がりしそうな銘柄を、記号のように探すことではありません。どんな事業の持ち分を、いくらで買うのかを理解することです。

売上や利益で事業の状態を、借入で会社のお金の状態を確かめたうえで、最後に株価まで見ます。良い事業かどうかと、今の株価で買ってよいかは、別に考える必要があるからです。

株を買う前のチェック

  • どんな事業をしている会社か、説明できる
  • 売上と利益の動きを確かめた
  • 借入がどれくらいあるか確かめた
  • その持ち分を、いくらで買うことになるか確かめた
  • 値下がりや無配で、損失が出ることもあると理解した

売上や利益の見方は売上が伸びれば、良い決算なの?、利益と比べた株価の水準の見方はPERが低い株を買えば、割安なの?で解説しています。

よくある質問

株を買うと、会社にお金を貸したことになりますか?

いいえ。株式は会社の持ち分を持つ仕組みで、会社にお金を貸す債券とは立場が違います。株を買うと、その会社の株主になります。

株式と債券の違いは何ですか?

株式は会社の持ち分を持つもの、債券は会社などにお金を貸すものです。株式では値上がり益や配当金が期待できますが、株価の下落や配当の減少もあり、満期に購入額が戻る約束はありません。

株を持っていると、何が期待できますか?

事業の成長などによる値上がり益や、会社が決める配当金が期待できます。ただし、どちらも約束されたものではなく、株価が下がることも、配当が減ったり出なかったりすることもあります。

好きな商品の会社なら、株を買ってもよいですか?

好きな商品は、その会社を調べる入口になります。ただし、良い商品があることと、その株を今の値段で買ってよいかは別問題です。売上、利益、借入、株価まで確かめましょう。

株で損をすることはありますか?

あります。株価が下がることがあり、満期に購入額が戻る約束もありません。値下がりや無配、会社の倒産などにより、損失が生じる場合があります。

※普通株式についての一般的な説明です。値下がり・無配・倒産などにより損失が生じる場合があります。

※特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。

※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

参考にした資料

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