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個人向け国債の3種類、どう違う?変動10年・固定5年・固定3年
個人向け国債には、3つのタイプがあることを知っていますか? 変動10年、固定5年、固定3年です。名前は似ていても、金利の決まり方と満期が違います。この記事では、3種類の違いと共通のルール、途中換金の条件、選ぶときの考え方を整理します(2026年9月30日時点の情報です)。
個人向け国債には、変動10年・固定5年・固定3年の3種類があります。変動10年は半年ごとに適用金利が見直され、固定5年と固定3年は購入時に決まる金利が満期まで続きます。いずれも1万円から1万円単位で購入でき、利息は半年ごと、年0.05%(税引前)の最低金利があります。
この記事のポイント
- 変動10年・固定5年・固定3年の3種類
- 1万円から購入でき、利息は半年ごと
- 最初の1年と換金条件を確認
目次
個人向け国債の3種類の違い|金利の決まり方と満期
個人向け国債は、その名のとおり個人向けの国債(国が発行する債券)です。タイプは、変動10年、固定5年、固定3年の3つ。数字は満期までの年数で、「変動」「固定」は金利の決まり方を表しています。
| 項目 | 変動10年 | 固定5年 | 固定3年 |
|---|---|---|---|
| 満期 | 10年 | 5年 | 3年 |
| 金利の決まり方 | 半年ごとに見直される | 購入時の金利が満期まで続く | 購入時の金利が満期まで続く |
| 受け取る利息 | 見直しで変わることがある | 満期まで変わらない | 満期まで変わらない |
変動10年は、半年ごとに適用金利が見直されます。固定5年と固定3年は、購入時に決まる金利が満期まで続きます。受け取る利息が途中で変わることがあるか、最初から決まっているかが、大きな違いです。

名前の数字は満期までの年数で、「固定」と「変動」は金利の決まり方なんですね。
3種類に共通のルール|1万円から、利息は半年ごと
3つのタイプには、共通のルールもあります。いずれも1万円から1万円単位で購入でき、利息は半年ごと、つまり1年に2回受け取ります。また、年0.05%の最低金利が設けられています。
- 購入できる金額:1万円から1万円単位
- 利息の受け取り:半年ごと
- 最低金利:年0.05%(税引前)
- 中途換金:発行から原則1年間はできない
最低金利は、適用される金利が年0.05%を下回らないように設けられたものです。この年0.05%は税引前の数字である点も、覚えておきましょう。
共通のルールが多いぶん、3種類の違いは「金利の決まり方」と「満期」に絞られます。比べるときは、まずこの2点に注目すると整理しやすくなります。
途中換金の条件|発行から原則1年間はできない
個人向け国債は、発行から原則1年間は中途換金できません。1年が過ぎた後は換金できますが、その換金にも所定の調整額があります。
発行から原則1年間
中途換金はできません。
1年が過ぎた後
中途換金できますが、所定の調整額が差し引かれます。
満期
変動10年は10年、固定5年は5年、固定3年は3年で満期を迎えます。
ただし、死亡や大規模な自然災害のときなどには、換金の特例があります。調整額のくわしい計算は、個人向け国債を途中で換金すると、いくら引かれる?で解説します。
定期預金のように見えても、ルールは同じではありません。少なくとも最初の1年は使う予定のないお金かどうか、先に確かめておきましょう。
個人向け国債の選び方は「使う時期」と「利息の固定」
どれが一番よいかは、今後の金利をどう決めつけるかではなく、資金を使う時期と、受取利息を固定したいかで考えましょう。将来の金利を予想して決めるのではなく、自分の事情で決められる条件から考えるのが基本です。
固定5年・固定3年
- 購入時に決まる金利が満期まで続く
- 受取利息を固定したいかで考える
- 満期の5年・3年と、お金を使う時期を比べる
変動10年
- 半年ごとに適用金利が見直される
- 受け取る利息は見直しで変わることがある
- 満期の10年と換金の条件を、使う時期と合わせて確かめる
変動10年は、名前に10年と付いていても、10年間まったく換金できないわけではありません。くわしくは「変動10年」は、10年間引き出せない?で解説します。
個人向け国債を選ぶ前のチェック
- 固定か変動か(受取利息を固定したいか)
- 満期と、お金を使う時期
- 発行から原則1年間は換金できないこと
- 1年が過ぎた後の換金にも調整額があること

金利の予想で決めるより、使う時期と、利息を固定したいかで考えましょう。固定か変動か、満期、換金の条件を並べると違いが見えてきます。
よくある質問
個人向け国債の3種類は、何が違いますか?
金利の決まり方と満期が違います。変動10年は半年ごとに適用金利が見直され、固定5年と固定3年は購入時に決まる金利が満期まで続きます。
個人向け国債は、いくらから買えますか?
いずれのタイプも1万円から1万円単位で購入できます。利息は半年ごとに受け取り、年0.05%(税引前)の最低金利があります(2026年9月30日時点)。
個人向け国債の最低金利は、税金を引いた後の金利ですか?
いいえ。年0.05%の最低金利は税引前の数字です(2026年9月30日時点)。適用される金利が、この水準を下回らないように設けられています。
個人向け国債は、買ってすぐに換金できますか?
発行から原則1年間は中途換金できません。その後の換金にも所定の調整額があります。なお、死亡や大規模な自然災害のときなどには、換金の特例があります。
変動10年・固定5年・固定3年は、どう選べばいいですか?
今後の金利を決めつけて選ぶのではなく、資金を使う時期と、受取利息を固定したいかで考えましょう。固定か変動か、満期、途中換金の条件を並べると、違いが分かりやすくなります。
※2026年9月30日時点の商品性に基づく説明です。最低金利は税引前の数字です。
※死亡・大規模自然災害時等には、中途換金の特例があります。くわしい条件は財務省の案内などで確かめてください。
※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。
※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

