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保険・外貨建て終身保険

高い利率の保険に乗り換えれば、お得?

今より積立利率が高い保険を見つけた。すぐに乗り換えた方がいいのでしょうか? 利率の数字を並べるだけでは、乗り換えで動くお金や、失う保障は見えません。この記事では、乗り換えを考えるときの比べ方の起点と、確かめたいポイントを整理します。

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傘とドル硬貨の3Dイラスト

この記事は、保険の一般的な仕組みを説明するもので、特定の保険商品の勧誘を目的とするものではありません。要確認:募集文書の管理番号

結論

利率の差だけでは判断できません。比べる起点は、今の契約で実際に受け取れる解約金です。これまで払った保険料が、そのまま新しい契約に移るとは限りません。新たな費用や為替、保障の条件も含めて、続けた場合と乗り換えた場合を、同じ将来の時点で比べましょう。

この記事のポイント

  1. 比べる起点は今の解約金
  2. 新たな費用と保障の条件も確かめる
  3. 続けた場合と同じ将来の時点で比べる
目次
  1. 保険の乗り換えは「今の解約金」から比べる
  2. 保険の乗り換えで改めて生じる費用と為替
  3. 保障額・保障期間・加入条件も同じとは限らない
  4. 乗り換えの比べ方:続けた場合と同じ将来の時点で
  5. よくある質問

保険の乗り換えは「今の解約金」から比べる

今より積立利率(契約で定めた積立金などに適用する率)が高い保険を見つけると、乗り換えたくなるかもしれません。でも、比較の出発点は、今の契約で実際に受け取れる解約金です。

これまで払った保険料が、そのまま新しい契約へ移るとは限りません。解約して入り直す場合、今の契約から動かせるお金は、払った保険料の合計ではなく、実際に受け取れる解約金です。

利率だけで比べる

  • 今の利率と新しい利率を並べる
  • 払った保険料が、そのまま移ると考えがち
  • 動かすお金と、失う保障が見えにくい

解約金から比べる

  • 今の契約で実際に受け取れる解約金を確かめる
  • 新たな費用・為替・保障の条件を並べる
  • 続けた場合と同じ将来の時点で比べる
よくある疑問

これまで払った保険料が、そのまま新しい保険に移ると思っていました。

積立利率が何に付く利率なのかは、積立利率についての記事で解説します。

保険の乗り換えで改めて生じる費用と為替

新しい保険では、契約に伴う費用や、早期解約時の負担(契約から間もない時期に解約したときに差し引かれるお金など)が、改めて生じる場合があります。

外貨建ての保険から外貨建ての保険へ乗り換えるとき、外貨を円に戻して、また外貨に替えるなら、為替や交換費用も確認が必要です。替えるたびに、そのときの為替レートで金額が変わるためです。

  1. 今の契約を解約する

    受け取れるのは、実際の解約金です。払った保険料の合計とは限りません。

  2. 外貨を円に戻す(円で受け取る場合)

    為替レートと交換費用で、円での金額が変わります。

  3. 円を外貨に替える(外貨建ての保険に入り直す場合)

    ここでも、為替と交換費用の確認が必要です。

  4. 新しい契約を始める

    契約に伴う費用や、早期解約時の負担が、改めて生じる場合があります。

保障額・保障期間・加入条件も同じとは限らない

乗り換えで変わるのは、お金だけではありません。保障額、保障される期間、健康状態による加入条件も、今の契約と同じとは限りません。新しい契約の保障の内容を、今の契約と並べて確かめましょう。

たとえば、今の契約に入ったときと健康状態が変わっていれば、新しい保険の加入条件も変わることがあります。加入できるかどうかも、個別に確かめる必要があります。

今の契約を解約すると、その契約の保障はなくなります。利率の差だけでなく、動かすお金と、失う保障まで含めて判断することが大切です。

ポイント

新しい契約が成立する前に、今の契約を解約しないこと。保障の空白(どの保険の保障もない期間)を作らないことが大切です。

乗り換えの比べ方:続けた場合と同じ将来の時点で

今の契約を続けた場合と、解約して入り直した場合を、同じ将来の時点で比較しましょう。比べる時点がずれていると、受け取る金額の差が何によるものか分からなくなります。

今の契約を続けた場合

  • 今の契約の保障と条件が続く
  • 同じ将来の時点の受取額を確かめる

解約して入り直した場合

  • 今の解約金が出発点になる
  • 同じ将来の時点の受取額を確かめる
  • 新たな費用・為替・保障の条件も確かめる

乗り換えを考える前のチェック

  • 今の契約で実際に受け取れる解約金を確かめた
  • 新しい契約の費用と、早期解約時の負担を確かめた
  • 円に戻して替え直すなら、為替と交換費用を確かめた
  • 保障額・保障される期間・加入条件を比べた
  • 続けた場合と、同じ将来の時点で比べた
  • 新しい契約の成立前に、今の契約を解約しない
FPのひとこと

利率の差は入口です。続けた場合と乗り換えた場合を、同じ時点の数字で並べてから考えましょう。

加入できるかどうか、費用、税金、為替、今の契約の保障条件は、契約や状況によって違います。個別に確認したうえで判断しましょう。円安のときの解約の考え方は、円安と解約についての記事で解説します。

よくある質問

利率が高い保険に乗り換えた方が得ですか?

利率の差だけでは判断できません。今の解約金、新たな費用、為替、保障や加入条件の違いを含めて、続けた場合と乗り換えた場合を、同じ将来の時点で比べましょう。

これまで払った保険料は、新しい保険に引き継がれますか?

そのまま移るとは限りません。比較の出発点は、今の契約で実際に受け取れる解約金で、払った保険料の合計と同じとは限りません。

乗り換えるとき、今の保険を先に解約してもいいですか?

新しい契約の成立前に解約すると、保障の空白ができるおそれがあります。健康状態による加入条件もあるため、乗り換えるかどうかも含めて、先に比べて確かめましょう。

外貨建て保険の乗り換えで、為替は関係しますか?

外貨を円に戻して、また外貨に替えるなら、為替や交換費用も確認が必要です。替えるたびに、そのときの為替レートで金額が変わります。

※乗り換えを勧める内容ではありません。加入可否、費用、税金、為替、旧契約の保障条件を個別に確認してください。

※この記事は一般的な仕組みの説明で、特定の利率や契約の優劣を示すものではありません。

※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

※保険の一般的な仕組みの説明です。保険商品の内容は、各保険会社の資料(パンフレット・契約概要・注意喚起情報など)でご確認ください。

参考にした資料

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