保険・外貨建て終身保険
銀行で買った保険は、預金と同じように守られる?
銀行の窓口で勧められた保険。銀行で扱っているなら、預金と同じように守られると思っていませんか? 買う場所と、お金が守られる仕組みは別です。この記事では、銀行で買う保険と預金の違い、保険会社が破綻したときの仕組み、申込書で確かめたいポイントを整理します。
この記事は、保険の一般的な仕組みを説明するもので、特定の保険商品の勧誘を目的とするものではありません。要確認:募集文書の管理番号
預金と同じようには守られません。銀行の窓口で買っても、契約の相手は保険会社で、保険は預金ではないため、預金保険制度の対象外です。保険会社が破綻した場合は生命保険契約者保護機構による仕組みがありますが、払った保険料や保険金が、すべてそのまま戻る保証ではありません。
この記事のポイント
- 銀行で買っても、保険は預金ではない
- 預金保険制度の対象外
- 為替などの損失は補填されない
銀行で買った保険と預金の違い:契約の相手が違う
銀行の窓口では、預金のほかに、保険を扱っていることがあります。ただし、銀行で申し込んでも、保険の契約の相手は保険会社です。保険は預金ではありません。
そのため、保険は預金保険制度(金融機関が破綻したときに、預金などを一定額まで保護する仕組み)の対象でもありません。窓口が銀行だからといって、預金と同じように守られると考えないようにしましょう。
銀行の預金
- 契約の相手は銀行
- 対象の預金は、預金保険制度で保護される
- 保護される範囲には条件がある
銀行の窓口で買う保険
- 契約の相手は保険会社
- 預金ではなく、預金保険制度の対象外
- 保険会社の破綻には、別の仕組みがある

銀行で申し込んだから、預金と同じように守られると思っていました。
なお、同じ銀行の預金でも、預金保険制度の対象にならないものがあります。くわしくは外貨預金と預金保険についての記事で解説しています。
保険会社が破綻したら?生命保険契約者保護機構の仕組み
生命保険会社が破綻した場合には、生命保険契約者保護機構による、契約者を保護する仕組みがあります。ただし、払った保険料や保険金が、すべてそのまま戻る保証ではありません。
理解しておきたいのは、保護の基準と、契約条件の変更の可能性を分けることです。補償の基準になるのは、保険金額や払込保険料ではなく、責任準備金など(保険会社が、将来の保険金などの支払いに備えて積み立てているお金)です。
責任準備金に対する補償の割合を、保険金や払込保険料が戻る割合と読み替えないようにしましょう。
また、破綻した後は、契約の条件が変更される可能性もあります。補償の基準とは別に条件が変わることもあるため、契約したときの保険金を、そのまま受け取れるとは限りません。
※生命保険契約者保護機構の補償には条件があります。保険金額や払込保険料の全額保証ではありません。
為替や市場価格の下落による損失は補填されない
生命保険契約者保護機構は、保険会社が破綻したときのための仕組みです。通常の為替変動や、市場価格の下落による損失を、保護機構が穴埋めするわけではありません。
| 起きること | 保護機構の仕組み | 考え方 |
|---|---|---|
| 保険会社の破綻 | 仕組みがある(補償には条件) | 全額がそのまま戻るとは限らない |
| 通常の為替変動による損失 | 穴埋めされない | 自分が負うリスク |
| 市場価格の下落による損失 | 穴埋めされない | 自分が負うリスク |
たとえば外貨建ての保険で、円高になって円での受取額が減っても、その差を保護機構が埋めるわけではありません。外貨で受け取る場合の考え方は、ドルで受け取る場合の為替リスクの記事で解説します。

窓口の名前より、誰との契約で、どのリスクを自分が負うのか。そこを先に確かめましょう。
銀行で保険を申し込む前に確かめたいこと
買う場所と、お金が守られる仕組みは別です。申込書では、保険会社名、保証される通貨、解約条件を確認しましょう。
申込書で確かめるチェック
- 契約の相手の保険会社名を確かめた
- 保険は預金ではなく、預金保険制度の対象外と理解した
- 保証される通貨(外貨か円か)を確かめた
- 解約条件を確かめた
- 為替や市場価格の下落による損失は、穴埋めされないと理解した
保証される通貨が外貨の場合、外貨での金額が決まっていても、円での受取額は為替レートで変わります。外貨預金との違いは、外貨預金と外貨建て終身保険の違いの記事で解説しています。
よくある質問
銀行で買った保険は、預金保険制度の対象ですか?
対象ではありません。銀行の窓口で買っても、契約の相手は保険会社で、保険は預金ではありません。買う場所と、お金が守られる仕組みは別です。
保険会社が破綻したら、払った保険料は全額戻りますか?
全額がそのまま戻る保証ではありません。生命保険会社が破綻した場合は、生命保険契約者保護機構による仕組みがありますが、補償には条件があり、契約条件が変更される可能性もあります。
円高で受取額が減ったら、保護機構が穴埋めしますか?
しません。生命保険契約者保護機構は、保険会社が破綻したときのための仕組みです。通常の為替変動や市場価格の下落による損失を、穴埋めするものではありません。
銀行で保険を申し込むとき、何を確認すればいいですか?
申込書で、保険会社名、保証される通貨、解約条件を確認しましょう。窓口の名前より、誰との契約で、どのリスクを自分が負うのかが大切です。
※生命保険契約者保護機構の補償には条件があります。保険金額や払込保険料の全額保証ではありません。
※この記事は一般的な仕組みの説明で、特定の商品や金融機関をすすめるものではありません。
※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。
※特定の金融商品をおすすめするものではありません。
※保険の一般的な仕組みの説明です。保険商品の内容は、各保険会社の資料(パンフレット・契約概要・注意喚起情報など)でご確認ください。


