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保険・外貨建て終身保険

外貨建て保険、ドルで10%増えても円ではマイナス?

ドルで増えたのに、円ではマイナス。外貨建て保険では、そんなことが起こり得ます。この記事では、仮の数字で、ドルで10%増えた解約返戻金を円に戻したときの金額を計算し、外貨の残高と円の手取りを分けて見る方法を解説します。

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傘とドル硬貨の3Dイラスト

この記事は、保険の一般的な仕組みを説明するもので、特定の保険商品の勧誘を目的とするものではありません。要確認:募集文書の管理番号

結論

起こり得ます。仮に150万円を1ドル150円で1万ドルに替え、ある時点の解約返戻金が1万1,000ドルなら、ドルでは10%増えています。でも、1ドル130円で円に戻すと143万円で、最初の150万円より7万円少なくなります(税金・交換手数料は省略)。

この記事のポイント

  1. 1万ドル→1万1,000ドルと仮定
  2. 130円なら143万円
  3. 外貨の増加と円の利益は別
目次
  1. ドルで10%増えても円でマイナスになる計算例
  2. 外貨の増加と円の利益は別:円高の影響
  3. 円で使うなら、円高・横ばい・円安で比べる
  4. 外貨建て保険の注意点:解約返戻金と死亡保険金は別
  5. よくある質問

ドルで10%増えても円でマイナスになる計算例

外貨建て保険では、外貨での金額が増えていても、円に戻したときに減ることがあります。仮の数字で、為替の影響を確かめてみましょう。

仮に150万円を、1ドル150円で1万ドルに替えて契約したとします。その後、ある時点の解約返戻金(解約したときに受け取るお金)が1万1,000ドルだったとしましょう。ドルでは10%増えています。

1ドル150円で契約し、1ドル130円で円に戻した場合(仮定)
契約時に円をドルへ
150万円 ÷ 150円 = 1万ドル
ある時点の解約返戻金
1万1,000ドル(ドルでは10%増)
1ドル130円で円に戻す
1万1,000ドル × 130円 = 143万円
最初の150万円との差
−7万円

※金額・為替はすべて仮定です。1万1,000ドルは解約条件を反映した後の仮の金額で、税金・交換手数料は省略しています。

よくある疑問

ドルでは10%増えているのに、円では7万円少なくなるんですね。

これは為替の影響を見るための仮定で、実際の商品がこの金額に増えるという意味ではありません。

外貨の増加と円の利益は別:円高の影響

ドルで増えたのに円で減ったのは、円に戻すときのレートが、替えたときより円高になっているためです。1ドル150円で替えたドルを1ドル130円で戻すと、1ドルあたりで受け取る円が20円(150円−130円)少なくなります。

ドルで見ると

  • 1万ドル → 1万1,000ドル
  • 10%増えている
  • 外貨の残高の変化

円で見ると(1ドル130円の場合)

  • 150万円 → 143万円
  • 7万円少ない
  • 使う通貨での手取り

見るべき数字は、外貨の残高だけではなく、使う通貨での手取りです。円で使う予定なら、円に戻したときの金額で考えましょう。外貨預金でも、円高になると円での受取額が減ることがあります。くわしくは外貨預金と円高についての記事で解説しています。

円で使うなら、円高・横ばい・円安で比べる

円で使う予定なら、円高、横ばい、円安の複数のケースを比べておくことが大切です。同じ1万1,000ドルでも、円に戻す日の為替によって、円での手取りは変わります。

1万1,000ドルを円に戻したときの金額(仮定)
  • 最初に払った金額150万円
  • 1ドル150円のまま(横ばい)165万円
  • 1ドル130円(円高)143万円

※1万1,000ドル × 150円 = 165万円、1万1,000ドル × 130円 = 143万円。税金・交換手数料は省略しています。

仮に為替が契約時と同じ1ドル150円のままなら、1万1,000ドル×150円で165万円です。円安になれば、円での金額はこれより多くなる方向で、円高になれば少なくなる方向です。為替がどう動くかは分からないため、1つのケースだけで判断しないようにしましょう。

外貨建て保険の注意点:解約返戻金と死亡保険金は別

この例の1万1,000ドルは、ある時点で解約したときに受け取る、解約条件を反映した後の仮の金額です。万一のときに家族が受け取る死亡保険金とは、別のお金です。2つの違いは、外貨預金と外貨建て終身保険の違いの記事で整理しています。

また、この計算は、利回りや、何年持てば増えるかを示すものではありません。税金や交換手数料も省いています。

円での手取りを確かめるチェック

  • 外貨の残高と、円での手取りを分けて見た
  • 円高・横ばい・円安のケースで、円の金額を確かめた
  • 解約返戻金と死亡保険金を分けて考えた
  • 解約条件を反映した金額かを確かめた
  • 税金や交換手数料の扱いを確かめた
FPのひとこと

外貨で増えることと、円で増えることは別です。円で使うなら、円での手取りで確かめましょう。

よくある質問

外貨建て保険で、ドルで増えたのに円で損をすることはありますか?

あります。仮に1万ドルが1万1,000ドルになっても、円に戻すときに1ドル150円から130円へ円高になっていれば、150万円は143万円になり、7万円少なくなります(税金・手数料は省略)。

ドルで10%増えたら、円でも10%増えますか?

そうとは限りません。円に戻すときの為替によって、円での手取りは変わります。外貨で増えることと、円で増えることは分けて考えましょう。

この例の1万1,000ドルは、死亡保険金のことですか?

いいえ。ある時点で解約したときの、解約条件を反映した後の仮の金額です。死亡保険金とは別のお金で、実際の商品がこの金額に増えるという意味でもありません。

円で使う予定なら、何を確かめればいいですか?

外貨の残高だけでなく、使う通貨での手取りです。円高、横ばい、円安の複数のケースで、円に戻したときの金額を比べておきましょう。

※金額・為替はすべて仮定です。1万1,000ドルは解約条件を反映した後の仮の金額で、税金・交換手数料は省略しています。

※利回りや、必要な保有年数を示す試算ではありません。実際の商品がこの金額に増えるという意味でもありません。

※この記事は一般的な仕組みの説明で、特定の商品をすすめるものではありません。

※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

※保険の一般的な仕組みの説明です。保険商品の内容は、各保険会社の資料(パンフレット・契約概要・注意喚起情報など)でご確認ください。

参考にした資料

シミュレーション保険相談