FP相談・住宅ローン相談・保険相談オンライン/対面(立川)

保険・変額保険

NISAと変額保険、何を比べればいい?

NISAと変額保険、どちらを選べばいいのか。比べる前に、まず確かめたいことがあります。2つは、同じ役割の商品ではありません。この記事では、NISAと変額保険の違いを整理し、比べるときに見たい3つのポイントと、税金で気をつけたいことを解説します。

更新 監修 要確認:監修するFP約4分で読めます

傘と伸びていく棒グラフの3Dイラスト

この記事は、保険の一般的な仕組みを説明するもので、特定の保険商品の勧誘を目的とするものではありません。要確認:募集文書の管理番号

結論

NISAは、対象の株式や投資信託などの運用益を非課税にする制度です。変額保険は、運用と死亡保障などを組み合わせる保険契約で、変額保険そのものをNISAで買うことはできません。比べるなら、必要な保障、費用、使いたいときの受取条件の3つを並べましょう。

この記事のポイント

  1. NISAは非課税の制度、変額保険は保険契約
  2. 保障・費用・受取条件の3つで比べる
  3. 目的ごとに役割を分けて考える
目次
  1. NISAと変額保険の違いとは:制度と保険契約
  2. NISAと変額保険の比べ方:保障・費用・受取条件
  3. NISAと変額保険の税金:同じ節税額で比べない
  4. NISAと変額保険を比べる前のチェック
  5. よくある質問

NISAと変額保険の違いとは:制度と保険契約

NISAは、対象の株式や投資信託などの運用益を非課税にする制度です。NISAの口座(非課税口座)で、一定の範囲内で対象の商品を買うと、その運用益に税金がかからない仕組みです。NISAという名前の商品があるわけではありません。

一方、変額保険は、運用と死亡保障などを組み合わせる契約です。運用の実績によって、解約したときなどに受け取る金額が変わります。そして、変額保険そのものを、NISAで買うことはできません。

NISA

  • 運用益を非課税にする制度
  • 対象の株式や投資信託などを買う
  • 保険としての死亡保障は付かない
  • 運用損失が生じる場合がある

変額保険

  • 運用と死亡保障などを組み合わせる契約
  • 保障の費用や解約条件がある
  • 受取金には、契約や受取方法に応じた税金が関係する
  • 運用損失が生じる場合がある
よくある疑問

どちらも「運用」だから、同じ種類のものを比べていると思っていました。

NISAは制度、変額保険は契約です。比べているものの種類が違うため、名前だけで勝ち負けを決めることはできません。投資信託との違いは、投資信託と変額保険を比べた記事で解説しています。

NISAと変額保険の比べ方:保障・費用・受取条件

比較するポイントは、必要な保障、費用、使いたいときの受取条件の3つです。同じ金額を払っても、付く保障やかかる費用は同じではありません。

1. 必要な保障

NISAには、保険としての死亡保障は付きません。まず、家族への保障が必要かどうか、必要ならどのくらいかを考えます。保障が必要な場合も、変額保険だけでなく、保険を別に持つ場合も含めて比べられます。

2. 費用

変額保険には、保障の費用があります。払った保険料が、すべて運用に回るとは限りません。NISAで買う投資信託などにも、商品ごとの費用がかかる場合があります。何に、いくらかかるのかを分けて確かめましょう。

3. 使いたいときの受取条件

将来使う資金なら、使いたいときに、どんな条件で、いくら受け取れるかを確かめます。変額保険には解約条件があり、解約するとその契約の保障もなくなります。NISAで買った商品は売却して受け取るため、そのときの値段で金額が変わります。

NISAと変額保険の税金:同じ節税額で比べない

変額保険の受取金には、契約や受取方法に応じた税金が関係します。税制の適用は、契約関係(誰が保険料を負担し、誰が受け取るかなど)や受け取り方で異なります。

一方、NISAで非課税になるのは、対象の商品の運用益です。NISAでも変額保険でも、運用損失が生じる場合があります。非課税の制度だから増える、という意味ではない点にも注意しましょう。

ポイント

生命保険料控除とNISAの非課税は、別の仕組みです。同じ節税額として並べて比べないようにしましょう。

生命保険料控除は、払った保険料に応じた金額を、所得から差し引ける仕組みです。どちらも「税金が減る」と聞こえますが、何に対して、どう税金が変わるのかが違います。くわしくは生命保険料控除の誤解についての記事で解説します。

※税制の適用は契約関係・受取方法等で異なります。NISAも変額保険も運用損失が生じる場合があります。

NISAと変額保険を比べる前のチェック

家族への保障が必要なのか、将来使う資金を運用したいのか。まず、それぞれの目的を分けて考えます。両方の目的がある場合も、変額保険でまとめる方法と、運用と保険を別々に持つ方法を並べて比べられます。

保障・費用・受取条件は、商品や契約ごとに異なります。
比べる点NISA変額保険
死亡保障保険としての保障は付かない運用と組み合わせて付く
費用買う商品ごとに確認保障の費用なども確認
使うとき商品を売却して受け取る解約条件を確認
運用の損失生じる場合がある生じる場合がある

比べる前のチェック

  • 家族への保障が必要かを考えた
  • 将来使う資金と、使う時期を書き出した
  • 費用を、保障と運用に分けて確かめた
  • 使いたいときの受取条件を確かめた
  • 保険を別に持つ場合とも比べた
  • 控除と非課税を、同じ節税額として並べていない
FPのひとこと

名前で勝ち負けは決まりません。保障・費用・受取条件を、同じ表に並べて比べましょう。

NISAそのものの仕組みは、「NISAのきほん」のページで確かめられます。

よくある質問

変額保険をNISAで買うことはできますか?

できません。NISAは、対象の株式や投資信託などの運用益を非課税にする制度で、変額保険そのものをNISAで買うことはできません。

NISAと変額保険は、どちらを選べばいいですか?

名前だけで勝ち負けは決められません。家族への保障が必要か、将来使う資金を運用したいかで役割が違います。必要な保障、費用、使いたいときの受取条件の3つを並べて比べましょう。

NISAに死亡保障は付きますか?

NISAには、保険としての死亡保障は付きません。家族への保障が必要な場合は、変額保険のほか、保険を別に持つ場合も含めて比べることができます。

変額保険の受取金に税金はかかりますか?

契約や受取方法に応じて、税金が関係します。税制の適用は、誰が保険料を負担し、誰が受け取るかなどの契約関係や、受け取り方で異なるため、契約ごとに確かめましょう。

生命保険料控除とNISAの非課税は、同じように比べられますか?

別の仕組みなので、同じ節税額として並べて比べることはできません。税金だけでなく、保障、費用、受取条件もあわせて確かめましょう。

※税制の適用は契約関係・受取方法等で異なります。

※NISAも変額保険も運用損失が生じる場合があります。保障内容・費用・解約条件は商品ごとに異なります。

※この記事は一般的な仕組みの説明で、特定の商品をすすめるものではありません。

※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

※保険の一般的な仕組みの説明です。保険商品の内容は、各保険会社の資料(パンフレット・契約概要・注意喚起情報など)でご確認ください。

参考にした資料

シミュレーション保険相談