保険・個人年金保険
個人年金保険に入る前に、先に確認したい数字は?
老後が心配だから、とりあえず個人年金保険に入っておこう。そう考える前に、先に確認したい数字があります。公的年金などで、毎月いくら受け取れそうかという見込額です。この記事では、個人年金保険と公的年金の違いを整理し、見込額の確認から、足りない分の考え方、受け取り方の決め方までを順番に解説します。
この記事は、保険の一般的な仕組みを説明するもので、特定の保険商品の勧誘を目的とするものではありません。要確認:募集文書の管理番号
先に確認したいのは、公的年金などで毎月いくら受け取れそうかという見込額です。ねんきんネットなどで自分の見込額を確かめ、退職後の生活費と比べます。足りない分を預貯金・退職金・運用資産などと合わせて考え、そのうえで、何歳から、何年間、いくら受け取りたいかを決めましょう。
この記事のポイント
- まず公的年金の見込額を確認
- 足りない額を資産全体で考える
- 何歳から・何年間・いくら
目次
個人年金保険の前に、まず公的年金の見込額を確認
老後の備えを考えるとき、最初に確かめたいのは、公的年金などで毎月いくら受け取れそうかという見込額です。個人年金保険の保険料をいくらにするかを考えるのは、その後です。

老後が心配なので、とりあえず個人年金保険に入っておけばいいと思っていました。
見込額は、日本年金機構の「ねんきんネット」などで確認できます。平均的な金額で考えるのではなく、自分の見込額を確かめましょう。確かめ方は、自分の年金額の見込みについての記事で解説します。
なお、年金の見込額は、今後の加入や受給の条件などによって変わります。一度確かめて終わりにせず、働き方などが変わったときは、あらためて確かめましょう。
個人年金保険とは:公的年金とは別の、生活費を補う選択肢
個人年金保険は、保険会社と契約して、将来の年金を準備する方法です。名前に「年金」とありますが、公的年金と同じ制度ではありません。老後の生活費を補う選択肢の一つです。
公的年金
- 公的な年金制度
- 見込額は、ねんきんネットなどで確かめられる
- 見込額は、今後の加入・受給条件などで変わる
個人年金保険
- 保険会社との契約
- 何歳から・何年間・いくら受け取るかを、契約で決める
- 受取や解約の条件は、契約によって異なる
見込額を知らないまま、不安の大きさだけで保険料を決めると、その備えが家計に合っているかどうかが分かりません。まず公的年金などの見込額を確かめ、そのうえで個人年金保険が必要かを考える。この順番が大切です。
老後の生活費と比べ、足りない分を資産全体で考える
見込額が分かったら、退職後の生活費と比べてみましょう。生活費のほうが多ければ、その差が「足りない分」です。
| 老後のお金 | 確かめること |
|---|---|
| 退職後の生活費 | 毎月いくら使いそうか |
| 公的年金などの見込額 | 毎月いくら受け取れそうか |
| 足りない分 | 生活費と見込額の差 |
| 預貯金・退職金・運用資産など | 足りない分に、どう充てるか |
| 個人年金保険 | 必要に応じて、足りない分を補う選択肢 |
足りない分は、個人年金保険だけで埋めるものではありません。預貯金、退職金、運用資産などと合わせて考えます。そのうえで、なお補いたい分があるかを確かめ、個人年金保険を選択肢の一つとして検討します。
生活費と比べるときは、年金の額面と、実際に暮らしに使える金額の違いにも気をつけましょう。くわしくは年金の額面と手取りについての記事で解説します。
個人年金保険は「何歳から・何年間・いくら」で考える
足りない分の考え方が決まったら、個人年金保険で、何歳から、何年間、いくら受け取りたいかを決めましょう。受け取る時期と期間が、家計で足りない時期に合っているかを確かめることが大切です。
見込額を確かめる
ねんきんネットなどで、公的年金などの見込額を確認します。
生活費と比べる
退職後の生活費と比べて、足りない分を確かめます。
資産全体で考える
預貯金・退職金・運用資産などと合わせて考えます。
受け取り方を決める
何歳から、何年間、いくら受け取りたいかを決めます。
急な出費の資金を分ける
急な出費に備えるお金は、年金保険とは別に用意します。
受け取る期間を決めた年金は、その期間が終わると受け取りも終わります。期間の考え方は確定年金の受取期間についての記事で解説します。
年金保険でも、途中で解約すると、払った額を下回ることがあります。急な出費の資金は、別に用意しておきましょう。

不安の大きさで保険料を決めないこと。見込額と受け取る時期から、必要な備えを組み立てましょう。
個人年金保険を考える前のチェックリスト
最後に、契約を考える前に確かめたい項目をまとめます。分からない項目があれば、先にそこを確かめてから検討しましょう。
個人年金保険を考える前のチェック
- 公的年金などの見込額を、ねんきんネットなどで確かめた
- 退職後の生活費と比べて、足りない分を確かめた
- 預貯金・退職金・運用資産なども合わせて考えた
- 何歳から・何年間・いくら受け取りたいかを決めた
- 急な出費の資金を、別に確保している
- 受取や解約の条件を、契約ごとに確かめる
よくある質問
個人年金保険に入る前に、何を確認すればいいですか?
まず、公的年金などで毎月いくら受け取れそうかという見込額です。ねんきんネットなどで自分の見込額を確かめ、退職後の生活費と比べて、足りない分を確かめましょう。
個人年金保険と公的年金は、同じ制度ですか?
いいえ。個人年金保険は、保険会社と契約して将来の年金を準備する方法で、公的年金と同じ制度ではありません。老後の生活費を補う選択肢の一つです。
老後に足りない分は、個人年金保険で準備すればいいですか?
個人年金保険だけで考える必要はありません。足りない分は、預貯金、退職金、運用資産などと合わせて考えます。そのうえで、何歳から、何年間、いくら受け取りたいかを決めましょう。
個人年金保険を途中で解約すると、払った保険料は戻りますか?
年金保険でも、途中で解約すると、払った額を下回ることがあります。受取や解約の条件は契約によって異なります。急な出費に備える資金は、別に用意しておきましょう。
年金の見込額は、一度確かめれば十分ですか?
見込額は、今後の加入や受給の条件などによって変わります。働き方などが変わったときは、あらためて確かめましょう。
※年金見込額は、今後の加入・受給条件等で変わります。
※個人年金保険の受取・解約条件は契約によります。途中解約で、払った額を下回ることがあります。
※この記事は一般的な仕組みの説明で、特定の商品をすすめるものではありません。
※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。
※特定の金融商品をおすすめするものではありません。
※保険の一般的な仕組みの説明です。保険商品の内容は、各保険会社の資料(パンフレット・契約概要・注意喚起情報など)でご確認ください。
