税金・寄附の注意点と制度の改正
12月に申し込めば、今年の寄附になる?ふるさと納税の年末の注意点
年末が近づくと、今年のふるさと納税をまとめて申し込もうと考える方もいるでしょう。12月31日に申し込めば、今年の控除に使えるのでしょうか? この記事では、申込日だけでは決まらない理由と、決済・引落・返礼品の到着の日付の違い、年末に寄附する前に確かめたいことを整理します。
2026年寄附を中心に解説。2026年10月4日時点の制度にもとづく一般的な説明です。控除の額や申告の要否は、収入の種類・家族・ほかの控除などで変わります。具体的な判断は、税務署や税理士、お住まいの市区町村に確かめましょう。
12月に申し込んでも、今年の寄附になるとは限りません。大切なのは申込日だけでなく、寄附の決済や入金がいつ完了したかです。年内の受付の締切は支払方法などで異なり、カードの引落日は寄附の決済日とは別です。返礼品が翌年に届いても、寄附した年が翌年に変わるわけではありません。寄附先の案内で確かめましょう。
この記事のポイント
- 申込日だけでなく決済・入金日を確認
- カード引落日と決済日は別
- 返礼品の到着年とは別
目次
12月31日に申し込めば今年の寄附?申込日だけでは決まらない
年末にふるさと納税を申し込むとき、申込日が12月31日なら今年の寄附になる、と考えがちです。けれども、大切なのは申込日だけではありません。寄附の決済や入金が、いつ完了したかも確かめる必要があります。
年内の受付の締切は、支払方法や寄附先の取扱いによって異なります。「どの寄附先でも12月31日の23時59分まで受け付けてもらえる」と、ひとまとめに考えないようにしましょう。

大みそかの夜に申し込めば、今年の寄附に間に合うと思っていました。
決済や入金の完了が年明けにずれ込むと、翌年の寄附として扱われる場合があります。今年の寄附にしたいなら、支払方法ごとの締切を先に確かめておくことが大切です。
申込・決済・引落・返礼品の到着、4つの日付を分けて確認
年末の寄附では、似ているようで意味の違う日付がいくつも出てきます。次の4つを分けて考えましょう。
| 日付 | どんな日か | 寄附した年との関係 |
|---|---|---|
| 申込日 | 寄附を申し込んだ日 | これだけでは決まらない |
| 決済・入金の完了日 | 寄附の決済や入金が完了した日 | 年内の寄附かを確かめるときに大切な日 |
| カードの引落日 | 銀行口座から後日引き落とされる日 | 寄附の決済日とは別 |
| 返礼品の到着日 | 返礼品が手元に届いた日 | 到着日で、寄附した年が翌年に変わるわけではない |
クレジットカードで払う場合は、とくに注意が必要です。カードの代金が銀行口座から引き落とされるのは後日ですが、その引落日と、寄附の決済日を混同しないようにしましょう。
申込日だけでなく決済・入金の完了日を確かめ、カードの引落日や返礼品の到着日とは分けて考えます。
支払方法で年内の受付の締切が違う。自治体の案内で確認
年内の受付の締切は、支払方法によって異なります。振込用紙や銀行振込で払う場合は、年末の営業日も関係してきます。
自治体の案内では、たとえば網走市が、2026年の年末の受付日程を支払方法ごとに示し、クレジットカードなどは決済が完了した日で扱うと案内しています。具体的な日程は寄附先ごとに違うため、寄附したい自治体の対象の年の案内で確かめましょう。
クレジットカードなど
- 決済が完了した日を確かめる
- 後日の口座の引落日とは分けて考える
- 年内の受付の締切を、支払方法ごとに確かめる
振込用紙・銀行振込
- 入金がいつ完了するかを確かめる
- 年末の営業日も関係する
- 締切に間に合う日程か、早めに確かめる

年末は、支払方法ごとの締切を申込みの前に確かめておくと、あわてずに済みます。
年末ぎりぎりの前に確かめたいことと、寄附日の照合
年末ぎりぎりにまとめて寄附する前に、今年の上限の見込み、支払方法、締切、申請の準備を確かめておきましょう。ワンストップ特例の申請には、寄附とは別の期限があります。申請の期限と受付の確かめ方は、ワンストップ特例の申請と受付の確認で取り上げます。
寄附をしたあとは、サイトの購入履歴の表示だけで済ませず、受領証明に書かれた寄附日まで照合しておきましょう。思っていた年と違う日付になっていたら、寄附先に確かめます。
年末の寄附のチェック
- 今年の上限の見込みを確かめた
- 支払方法ごとの年内の受付の締切を、寄附先の案内で確かめた
- 振込で払うなら、年末の営業日も確かめた
- カードの決済日と、口座の引落日を分けて考えた
- ワンストップ特例の申請の準備と期限を確かめた
- 受領証明の寄附日を、購入履歴と照合した
寄附額は、控除より先に家計から出ていくお金です。カードの引落しが後日になる場合も、引き落とされる時期の口座の残高まで見通しておきましょう。
よくある質問
12月31日に申し込めば、今年のふるさと納税になりますか?
12月31日の申込みだけで、今年の寄附になるとは限りません。申込日だけでなく、寄附の決済や入金がいつ完了したかが大切です。年内の受付の締切は支払方法や寄附先によって異なるため、対象の年の寄附先の案内で確かめましょう。
カードの引落しが翌年なら、翌年の寄附になりますか?
引落日だけでは決まりません。カードの場合、銀行口座から後日引き落とされる日と、寄附の決済日は別です。決済日や受領証明の寄附日を確かめ、具体的な扱いは寄附先や決済先の案内で確かめましょう。
返礼品が翌年に届いたら、翌年の寄附になりますか?
返礼品が翌年に届いても、それだけで寄附した年が翌年に変わるわけではありません。寄附した年は、返礼品の到着日とは分けて、決済や入金の完了日などで確かめましょう。
寄附した日は、どこで確かめればよいですか?
サイトの購入履歴の表示だけでなく、受領証明に書かれた寄附日まで照合しておきましょう。日付が思っていた年と違うときは、寄附先に確かめます。
※年内の寄附の判定や受付の期限は、支払方法と寄附先の取扱いによります。対象の年の公式の案内で確かめてください。
※記事で紹介した網走市の案内は一例です。年末の具体的な日程は、寄附先ごとに異なります。
※掲載している内容は、2026年10月4日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。確定申告は2026年分の所得税(原則2027年に申告)、ふるさと納税は2026年の寄附(原則2027年度の住民税)を中心に説明しています。制度は改正されることがあります。
※税額の計算や申告の判断など、個別の税務相談は税務署や税理士にご確認ください。あいマネのFP相談は、家計や資料、希望を整理する窓口です。
※特定の金融商品や、ふるさと納税の寄附先・返礼品・仲介サイトをおすすめするものではありません。

