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仮想通貨と暗号資産、電子マネーと何が違う?

よく耳にする「仮想通貨」と、法律や公的機関の案内で使われる「暗号資産」。呼び方が違うと、別の商品のように見えます。スマホで支払う電子マネーと何が違うのかも、分かりにくいところです。この記事では、呼び方の違い、法定通貨や電子マネーとの違い、暗号資産を考える前に分けておきたい2つの面を整理します。

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つながった3つのブロックの上に浮かぶコインと、鍵と円のコインの3Dイラスト

2026年10月16日時点の制度にもとづく一般的な説明です。暗号資産は法定通貨ではなく、価格が大きく変動し、買ったときより円での価値が下がることがあります。特定の暗号資産・事業者の売買をすすめるものではありません。

結論

仮想通貨と暗号資産は、別の商品ではありません。日本の法律上の呼び方が、2020年から暗号資産になりました。ビットコインなどの暗号資産は、円やドルのような法定通貨ではなく、円建ての残高として管理される一般的な電子マネーとも仕組みが違います。価格が変わり、買ったときより円での価値が下がることもあります。

この記事のポイント

  1. 法律上の呼び方は2020年から暗号資産
  2. 法定通貨でも一般的な電子マネーでもない
  3. 送金の便利さと値動きを分けて考える
目次
  1. 仮想通貨と暗号資産の違いは呼び方:法律上は暗号資産
  2. 暗号資産と電子マネーの違い:円建ての残高か、価格が変わる資産か
  3. 暗号資産は法定通貨ではない:「通貨」という名前で安心しない
  4. 暗号資産を考える前に:送金の手段と、値動きのある資産を分ける
  5. 暗号資産を持つかどうかは、家計のお金を分けてから
  6. よくある質問

仮想通貨と暗号資産の違いは呼び方:法律上は暗号資産

仮想通貨という言葉は、いまも会話やニュースでよく使われます。ただ、日本の法律上の呼び方は、2020年から暗号資産になりました。ビットコインなどがその例です。このサイトでも、法律上の呼び方にそろえて暗号資産と書きます。

よくある疑問

仮想通貨と暗号資産って、別の新しい商品だと思っていました。

呼び方が変わっても、中身が別の商品に入れ替わったわけではありません。気をつけたいのは、名前ではなく仕組みです。デジタルのお金のように見えるものが、すべて同じ制度で扱われるわけではありません。たとえば、ステーブルコインと呼ばれるものの中には、仕組みや法律上の区分が異なるものがあります。くわしくはステーブルコインの記事で説明しています。

暗号資産と電子マネーの違い:円建ての残高か、価格が変わる資産か

スマホやカードで支払う電子マネーも、暗号資産も、画面の数字でお金を扱う点は似ています。けれども、持っているものの性質が違います。

電子マネー(円をチャージして使う一般的なもの)

  • 円をチャージして使う
  • 通常、円建ての残高として管理される
  • 残高は円の金額で表される

暗号資産

  • 円やドルのような法定通貨ではない
  • 価格が変わる
  • 買ったときより、円での価値が下がることもある

電子マネーは、チャージした円を、支払いに使いやすい形にしたものと考えると分かりやすいでしょう。一方、暗号資産は価格が変わる資産です。お店で暗号資産を使える場合があっても、日本円と同じ安定性があるとは限りません。

※電子マネーの説明は、円をチャージして使う一般的なものの例です。仕組みはサービスによって異なります。

暗号資産は法定通貨ではない:「通貨」という名前で安心しない

円やドルのように、国や中央銀行が発行する通貨を、法定通貨といいます。暗号資産は、この法定通貨ではありません。「通貨」という言葉が名前に入っていても、円と同じように価値が安定していると考えるのは早すぎます。

たとえば、ある日に買った暗号資産を、別の日に円に戻すときの金額は、そのときの価格で変わります。買ったときより円での価値が下がることもあります。どのくらい下がると家計にどう響くかは、値下がりと回復の計算の記事で、数字の例を使って確かめられます。

ポイント

名前に「通貨」と付くことと、円と同じ安定性があることは別のこと。名前だけで安心と判断しないようにしましょう。

暗号資産を考える前に:送金の手段と、値動きのある資産を分ける

暗号資産には、2つの面があります。1つは、インターネットを通じて価値をやりとりする便利な送金の手段という面。もう1つは、価格が変わる値動きのある資産という面です。

便利さに目が向くと、値動きのことを忘れがちです。反対に、値動きばかりを見ると、何に使う仕組みなのかを考えないまま判断してしまいます。2つの面を分けて考えると、自分が何を持つことになるのかが見えてきます。

暗号資産を考える前のチェック

  • 毎月の生活費と、急な出費への予備費を先に分けた
  • 円での価値が下がっても、暮らしに困らないお金か確かめた
  • どんな仕組みの暗号資産なのか、自分の言葉で説明できる
  • 「通貨」という名前や、お店で使えることだけで判断していない
FPのひとこと

最初の一歩は、買うことではありません。何を持つことになるのかを知ることです。

暗号資産を持つかどうかは、家計のお金を分けてから

暗号資産を持つかどうかを考える前に、家計のお金を役割ごとに分けておきましょう。毎月の生活費、急な出費への予備費、近いうちに使う予定のお金は、値動きのある資産とは分けておくのが基本です。

そのうえで、円での価値が下がっても困らない範囲を確かめます。使う時期ごとにお金を分ける考え方は、シミュレーションの「お金の3つの箱」で試せます。知ったうえで、持たないと決めるのも一つの判断です。

お金の3つの箱使う時期で、預貯金・NISA・iDeCoに仕分けシミュレーションを試す

よくある質問

仮想通貨と暗号資産は、別のものですか?

別の商品ではありません。日本の法律上の呼び方が、2020年から暗号資産になりました。いまも仮想通貨という言葉が使われることがありますが、法律上の呼び方は暗号資産です。

暗号資産は、電子マネーと同じように使えますか?

お店で使える場合はありますが、仕組みが違います。円をチャージして使う一般的な電子マネーは、通常、円建ての残高として管理されます。暗号資産は価格が変わり、円での価値が下がることもあります。

暗号資産は法定通貨ですか?

法定通貨ではありません。円やドルのように国や中央銀行が発行する通貨とは違い、価格が変わります。名前に「通貨」と付いていても、円と同じ安定性があるとは限りません。

ステーブルコインも、暗号資産と同じ扱いですか?

同じとは限りません。ステーブルコインと呼ばれるものの中には、仕組みや法律上の区分が異なるものがあります。名前だけで判断せず、どんな仕組みかを確かめましょう。

※資金決済法上の暗号資産の一般的な説明です。ステーブルコインなどは、仕組みや法律上の区分が異なる場合があります。

※掲載している内容は、2026年10月16日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。法律や税制の改正は、施行日や適用が始まる年、対象が変わることがあります。最新の内容は、金融庁・国税庁などの公的な案内と、利用する事業者でご確認ください。

※暗号資産は法定通貨ではなく、価格が大きく変動します。事業者の経営の悪化、不正アクセス、詐欺などのリスクもあります。税金の扱いは取引の内容で変わります。個別の税務判断は、税務署や税理士にご確認ください。

※特定の暗号資産・事業者をおすすめするものではありません。あいマネのFP相談は、家計や目的別のお金、資産全体の偏りを整理する窓口です。秘密鍵・復元フレーズ・認証コード・パスワードは、相談フォームを含め、誰にも伝えないでください。

参考にした資料

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