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預金・外貨預金

外貨預金と外国債券、利回り以外の違いは?

同じドルで運用するなら、外貨預金でも外国債券でも、利回りが高いほうを選べばいい。そう考えていませんか? 2つは、お金を預ける相手も、途中で換金するときの扱いも違います。この記事では、利回り以外の違いと、そろえて比べたいポイントを整理します。

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円とドルの硬貨を矢印で両替する3Dイラスト
結論

外貨預金は銀行への預金で、外国債券は国や企業などの発行体にお金を貸す形の商品です。外貨建てなら、どちらも円に戻すときの為替が結果に影響します。一般的な債券は途中で売ると市場価格が変わり、購入額を下回ることがあります。満期、換金方法、信用リスク、交換費用をそろえて比べましょう。

この記事のポイント

  1. 銀行への預金と、発行体への投資
  2. 債券は途中で売ると価格が変わる
  3. 利率と利回りを区別する
目次
  1. 外貨預金と外国債券の違いは、お金の行き先
  2. 外国債券は途中で売ると価格が変わる
  3. 同じ「年4%」でも利率と利回りは別もの
  4. 外貨預金と外国債券をそろえて比べる4つの点
  5. よくある質問

外貨預金と外国債券の違いは、お金の行き先

外貨預金は、円を外貨に替えて銀行に預ける預金です。一方、外国債券は、国や企業などの発行体(債券を発行してお金を集める側)にお金を貸す形の商品です。ここでは、ドルなどの外貨建ての債券を想定して比べます。

外貨建てなら、どちらも円に戻すときの為替が結果に影響します。ただし、元利金(元本と利息)の支払能力を確かめる相手は、預金先の銀行と債券の発行体で違います。

外貨預金

  • 銀行への預金
  • 支払能力を確かめる相手は、預金先の銀行
  • 円に戻すときの為替が結果に影響

外国債券(外貨建て)

  • 国や企業などの発行体にお金を貸す形
  • 支払能力を確かめる相手は、債券の発行体
  • 為替に加え、途中で売るときの価格も影響
よくある疑問

同じドルなら似たようなものだと思っていました。お金を渡す相手が違うんですね。

外国債券は途中で売ると価格が変わる

一般的な債券は、満期の前に売るとき、そのときの市場価格で換金します。市場価格は変わるため、途中で売ると購入額を下回ることがあります。

外貨建ての債券を途中で売って円に戻す場合は、債券の価格と為替の両方が、円での受取額に影響します。値動きが2つ重なると考えると、分かりやすいでしょう。

一方、外貨預金なら途中でいつでも引き出せる、とも限りません。外貨定期預金には、原則として途中で解約できない商品もあります(外貨定期預金は途中で引き出せるとは限らない)。換金の方法と条件は、どちらも事前に確かめておく必要があります。

ポイント

満期まで持つ予定か、途中で換金する可能性があるかで、確かめることが変わります。

同じ「年4%」でも利率と利回りは別もの

外貨預金と外国債券に、同じ「年4%」と表示されていても、意味が同じとは限りません。預金の利率なのか、債券の購入価格を反映した利回りなのかで、数字の意味は異なります。

一般的な意味です。商品ごとの計算方法は説明書で確かめましょう。
表示何をもとにした数字か
預金の利率預けた金額に対して、1年間に付く利息の割合
債券の利率額面(債券に書かれた金額)に対して、1年間に払われる利息の割合
債券の利回り買った価格や、受け取る利息などを踏まえた割合

債券は、買った価格によって利率と利回りがずれることがあります。くわしくは債券の利率と利回りの違いで解説しています。

外貨預金と外国債券をそろえて比べる4つの点

利回りの数字だけで比べず、満期、換金方法、信用リスク、交換費用の4つをそろえて確かめましょう。外貨の商品を選ぶときは、通貨だけでなく、何の契約でお金を運用するのかを確認することが大切です。

比べる前のチェック

  • 満期はいつか(いつまで運用するお金か)
  • 換金方法(解約か、市場での売却か)と、そのときの条件
  • 信用リスク(預金先の銀行か、債券の発行体か)
  • 円と外貨を交換するときの費用
  • 表示の%が、利率か利回りか

交換費用は、円を外貨に替えるときと、外貨を円に戻すときの両方で確かめます。%の数字だけでなく、最初に払う円と、最後に受け取る円で比べるのが基本です(為替が動かなくても、外貨預金で損をする?)。

※一般的な外貨預金と外貨建て債券の比較です。債券の契約条件によって、リスクは異なります。

FPのひとこと

通貨が同じでも、契約が違えばリスクも違います。利回りの前に、誰にお金を預けて、どう換金するのかを確かめましょう。

よくある質問

外貨預金と外国債券の違いは何ですか?

外貨預金は銀行への預金で、外国債券は国や企業などの発行体にお金を貸す形の商品です。元利金の支払能力を確かめる相手が、預金先の銀行か、債券の発行体かでも違います。

外国債券を途中で売ると、損をすることはありますか?

あります。一般的な債券は、途中で売るときの市場価格が変わるため、購入額を下回ることがあります。外貨建てなら、円に戻すときの為替も結果に影響します。

外貨預金の年4%と債券の利回り4%は同じ意味ですか?

同じとは限りません。預金の利率なのか、債券の購入価格を反映した利回りなのかで、数字の意味が異なります。何に対する割合なのかを確かめましょう。

外貨預金と外国債券は、何をそろえて比べればいいですか?

満期、換金方法、信用リスク、交換費用をそろえて比べましょう。債券は契約条件によってリスクが異なるため、商品ごとの説明も確かめることが大切です。

外貨預金と外国債券では、信用リスクの見方が違いますか?

違います。信用リスクは、利息や元本が予定どおり支払われないおそれのことです。外貨預金では預金先の銀行、外国債券では債券の発行体の支払能力を確かめます。

※一般的な外貨預金と外貨建て債券を比べた説明です。債券の契約条件によって、リスクは異なります。

※外貨建ての商品は、円に戻すときの為替や交換費用によって、円での受取額が変わります。

※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

参考にした資料

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