FP相談・住宅ローン相談・保険相談オンライン/対面(立川)

公的保障・公的介護

親の介護が必要かも。最初はどこに相談?地域包括支援センターと申請の流れ

最近、親の生活が心配。でも、何から始めればよいか分からず、「いきなり施設を探すしかないのでは」と考えていませんか? 最初の一歩は、親の住む地域の相談窓口に話をすることです。この記事では、相談先の探し方と、介護保険の申請からサービスの利用までの流れ、相談の前に準備しておきたいことを整理します。

更新 監修 要確認:監修するFP約4分で読めます

家と杖とハートとコインの3Dイラスト

2026年10月2日時点の制度にもとづく一般的な説明です。年齢・加入歴・所得・家族関係などの条件があり、支給の可否は各制度の窓口が個別に判断します。

結論

最初の相談先は、親の住む地域の地域包括支援センターや、市区町村の介護保険窓口です。介護保険を使うには、要介護・要支援認定の申請、訪問調査、主治医の意見書などを経て認定を受け、ケアプランを作ってサービスにつなげます。認定やサービス開始には時間がかかるため、急ぐ事情も一緒に伝えましょう。

この記事のポイント

  1. 最初は親の住む地域の地域包括支援センターへ
  2. 申請・調査・認定・ケアプランの順に進む
  3. 生活の困りごとをメモして相談する
目次
  1. 親の介護の相談先は、親の住む地域の地域包括支援センター
  2. 介護保険の申請からサービス利用までの流れ
  3. 認定を受ければ、希望する施設にすぐ入れる?
  4. 相談の前に、親の生活の困りごとをメモしておく
  5. 家族だけで抱え込まず、仕事と家計のことも確かめる
  6. 相談・申請先
  7. よくある質問

親の介護の相談先は、親の住む地域の地域包括支援センター

親の生活が心配になっても、いきなり施設を探すしかない、ということではありません。まず相談できるのが、地域包括支援センター(高齢者の介護や暮らしについて相談できる、地域の窓口)と、市区町村の介護保険窓口です。相談の段階では、使いたいサービスが決まっていなくてもかまいません。

気をつけたいのは、相談先を探す地域です。親と離れて暮らしている場合も、探すのは自分の住む地域ではなく、親の住所地を担当する地域包括支援センターです。どこが担当なのか分からないときは、親の住む市区町村の介護保険窓口に問い合わせてみましょう。

よくある疑問

自分の家の近くの窓口に行けばいいと思っていました。親の住む地域で探すんですね。

介護保険の申請からサービス利用までの流れ

介護保険のサービスを使うには、原則として要介護・要支援の認定を受けます。申請のあと、訪問調査や主治医の意見書などを経て、どのくらいの支援が必要かが確かめられます。大まかな流れは、次の4段階です。

  1. 申請

    親の住所地の市区町村に、要介護・要支援認定を申請します。分からないことは、地域包括支援センターや介護保険窓口で相談しながら進めます。

  2. 訪問調査・主治医の意見書

    調査員が本人を訪ねて心身の状態などを聞き取ります。あわせて、主治医が心身の状態について意見書を書きます。

  3. 認定

    調査や意見書などをもとに、要介護・要支援の認定が行われ、結果が知らされます。

  4. ケアプラン・サービス利用

    本人の状態や希望に応じてケアプラン(どのサービスをどう使うかの計画)を作り、サービスの利用につなげます。

認定やサービスの開始には時間がかかります。急いで支援が必要な事情があるときは、相談の段階でそのことも伝えましょう。申請の方法やサービスの内容、緊急時の対応などは、自治体や本人の状況によって異なります。

※認定の前にサービスを使い始める場合は、自己負担などに注意が必要です。使い始める前に、窓口で確かめておきましょう。

認定を受ければ、希望する施設にすぐ入れる?

認定は、介護保険のサービスを使うための入口です。ただし、認定を受けたからといって、希望する施設にすぐ入れるとは限りません。どのサービスを使うかは、認定のあと、本人の状態や希望に応じてケアプランを作る中で考えていきます。

よくある思い込み

  • 親の介護が心配なら、まず施設を探すしかない
  • 認定を受ければ、希望する施設にすぐ入れる
  • 使いたいサービスを決めてから相談する

実際の進め方

  • まず親の住む地域の窓口に相談できる
  • 認定を受けても、すぐ入れるとは限らない
  • 暮らしの困りごとから相談を始めてよい

施設を考えるときは、費用の見方も知っておくと、家族で話し合いやすくなります。施設では、介護サービスの費用とは別に、食費や居住費などを負担するのが基本です(介護施設の費用の内訳)。

ポイント

サービスの名前から選ぶのではなく、暮らしの困りごとから相談を始めてみましょう。

相談の前に、親の生活の困りごとをメモしておく

相談の前に、親の暮らしの様子をメモしておくと、窓口で伝えやすくなります。離れて暮らしていて毎日の様子が分かりにくいときは、本人や、近くで手伝っている家族にも聞いておきましょう。

相談の前にメモしておきたいこと

  • 最近できなくなったこと(家事・外出・身の回りのことなど)
  • 飲んでいる薬と、通院の様子
  • 家族が手伝っていることと、その頻度
  • 急いで支援が必要な事情があるか
  • 親の住所地を担当する地域包括支援センターはどこか
FPのひとこと

認定には時間がかかります。困りごとのメモと急ぐ事情をそろえて、早めに相談しましょう。

家族だけで抱え込まず、仕事と家計のことも確かめる

家族だけで抱え込む前に、地域の窓口へ相談しましょう。使える支援を確かめながら、家族の中での分担も話し合っておきたいところです。

親の介護のために仕事を休むことを考えるなら、介護休業の制度と、雇用保険の条件を満たす場合の給付も確かめておきましょう(家族の介護で休むときの収入の支援)。

介護が始まると、家計の見通しが変わることもあります。親の年金や貯蓄と家族の支援をどう組み合わせるかは、公的保障を前提に、家計の不足と備え方を整理して考えましょう。あいマネのFP相談も、その整理に利用できます。介護に関するほかの記事は、公的介護の記事一覧にまとめています。

よくある質問

親の介護の相談は、どこにすればいいですか?

親の住む地域の地域包括支援センターや、市区町村の介護保険窓口に相談できます。親と離れて暮らしている場合も、相談先は親の住所地を担当する地域包括支援センターです。

介護保険の申請から利用まで、どんな流れですか?

要介護・要支援認定の申請、訪問調査や主治医の意見書などを経て、認定を受けます。認定後は、本人の状態や希望に応じてケアプランを作り、サービスにつなげます。時間がかかるため、急ぐ事情は早めに伝えましょう。

要介護認定を受ければ、希望する施設にすぐ入れますか?

すぐ入れるとは限りません。どのサービスを使うかは、本人の状態や希望に応じてケアプランを作る中で考えます。施設を考えている場合も、まず地域の窓口に相談しましょう。

相談の前に、何を準備すればいいですか?

親ができなくなったこと、飲んでいる薬や通院の様子、家族が手伝っていることをメモしておくと、伝えやすくなります。急いで支援が必要な事情があれば、それも伝えましょう。

※申請の方法、サービスの内容、緊急時の対応などは、自治体や本人の状況によって異なります。

※認定の前にサービスを利用する場合は、自己負担などに注意が必要です。利用の前に窓口で確かめてください。

※認定を受けても、希望する施設にすぐ入れるとは限りません。

※掲載している内容は、2026年10月2日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。給付・免除には所定の条件があります。詳細は加入先・公的窓口でご確認ください。

※あいマネの相談(FP相談・保険相談)は、家計の整理をお手伝いする窓口です。公的給付の支給を決める窓口ではありません。

参考にした資料

シミュレーションFPに相談する