暮らし・保険の総点検
古い保険は、新しい保険に替えた方がいい?乗り換え前に比べたいこと
新しい保険が出たと聞くと、今の古い保険も替えたほうがいいのか気になるものです。でも、契約した時期が古いというだけでは判断できません。この記事では、替える前に比べたい4つのことと、乗り換えで不利になりやすい点、保障を途切れさせないための順番を整理します。
この記事は、保険の一般的な仕組みを説明するもので、特定の保険商品の勧誘を目的とするものではありません。要確認:募集文書の管理番号
契約した時期だけでは判断できません。比べたいのは、今の保障内容、これから払う保険料、解約時の受取額、新しい契約の条件です。入り直すと、年齢や健康状態で保険料や引受条件が変わることがあり、申込みと保障の開始も別です。比べた結果、今の契約を残す、一部だけ変えるという選択肢もあります。
この記事のポイント
- 新しさだけでは決められない
- これからの保険料と保障を比べる
- 保障が始まる前の解約に注意
目次
古い保険は替えた方がいい?比べたい4つのこと
新しい保険の案内を見ると、自分の古い契約が見劣りするように感じることがあるかもしれません。でも、契約した時期だけでは、替えるかどうかは判断できません。並べて比べてみて、初めて違いが分かります。

新しい保険のほうが、きっと中身も良くなっていますよね。今のうちに替えたほうがいいのかな。
比べたいのは、次の4つです。今の契約と新しい契約を、同じ項目で並べてみましょう。
| 比べること | 確かめる内容 |
|---|---|
| 今の保障内容 | どんなときに、いくら、いつまで保障されるか |
| これから払う保険料 | これまでの合計ではなく、この先に払う保険料 |
| 解約時の受取額 | 今の契約を解約したときに受け取れる額 |
| 新しい契約の条件 | 保険料と引受条件、保障の開始時期、待ち期間 |
乗り換えのデメリット:年齢・健康状態と解約時の受取額
新しく入り直す場合、年齢や健康状態によって、保険料や引受条件(保険会社が契約を引き受けるかどうかや、その条件)が変わることがあります。今の契約に入ったときから年齢が上がり、健康状態も変わっていれば、同じような保障を、同じ保険料や条件で用意できるとは限りません。
お金の面も確かめます。貯蓄性のある契約では、これまで払った保険料の合計と、解約したときに受け取れる解約返戻金が、同じとは限りません。新しい契約に伴う費用などが、改めて生じる場合もあります(乗り換えと解約金の記事)。
今の契約を続ける場合
- 今の保障と契約の条件が続く
- これから払う保険料を確かめる
- 今の暮らしに合っているかを確かめる
解約して入り直す場合
- 年齢・健康状態で保険料や引受条件が変わることがある
- 解約時の受取額は、払った額と同じとは限らない
- 保障の開始時期と待ち期間を確かめる
申込みと保障の開始は別:待ち期間と保障の空白に注意
新しい保険に申し込んだ日から、すぐに保障が始まるとは限りません。申込みと保障の開始は別です。新しい契約の保障がいつから始まるのかを、契約の前に確かめましょう。
がん保険などでは、保障が始まるまでの待ち期間があることもあります。新しい契約が成立したからといって、待ち期間がなくなるわけではありません。待ち期間があるかどうか、あればいつ終わるのかも確認します。
古い契約を先に解約すると、新しい保障が始まるまでの間、必要な保障が途切れるおそれがあります。替えると決めた場合も、次の順番で、保障がつながるかを確かめます。
新しい契約の条件を確かめる
保険料、引受条件、保障がいつから始まるか、待ち期間があるかを確かめます。
申し込む
申し込んだ日から、すぐに保障が始まるとは限りません。
新しい保障の開始を確かめる
待ち期間がある場合は、その期間が終わる時期も確かめます。
古い契約の扱いを決める
必要な保障がつながったことを確かめてから、古い契約を解約するか、残すかを考えます。
今の保険を残す・一部だけ変えるという選択肢も
比べた結果、今の契約をそのまま残す、一部だけ変える、という選択肢もあります。すべてを新しい保険に替えるか、何もしないかの二つだけではありません。
一部だけ変える場合も、どこまで変えられるか、変えた後の保障や保険料がどうなるかは、契約によって異なります。変更する前に、契約先に確かめましょう。
替える前のチェック
- 今の保障内容を書き出した
- これから払う保険料を、今の契約と新しい契約で比べた
- 解約時に受け取れる額を確かめた
- 新しい契約の引受条件を確かめた
- 保障の開始時期と待ち期間を確かめた
- 必要な保障が途切れないかを確かめた
新しさではなく、これからの暮らしとの相性で考える
保険を替えるかどうかは、商品の新しさではなく、これからの暮らしに合っているかで考えます。家族の状況や家計が変わっていれば、必要な保障も変わっているかもしれません。
まず今の契約の中身を整理したいときは、保障内容を一覧にする方法から始めてみましょう。

替えるかどうかを決める前に、今の契約と新しい契約を同じ表に並べましょう。保障を途切れさせない順番も大切です。
よくある質問
古い保険は、新しい保険に替えたほうがいいですか?
契約した時期が古いというだけでは判断できません。今の保障内容、これから払う保険料、解約時の受取額、新しい契約の条件を比べ、これからの暮らしに合うかで考えます。今の契約を残す選択肢もあります。
保険を乗り換えるときのデメリットは何ですか?
入り直すと、年齢や健康状態で保険料や引受条件が変わることがあります。貯蓄性のある契約では、払った額と解約返戻金が同じとは限りません。保障の開始時期や待ち期間によっては、保障が途切れるおそれもあります。
新しい保険に申し込めば、すぐに保障されますか?
申込みと保障の開始は別です。がん保険などでは待ち期間があることもあり、新しい契約が成立しても、待ち期間がなくなるわけではありません。保障がいつから始まるかを確かめましょう。
新しい保険の手続き中に、古い保険を解約してもいいですか?
先に古い契約を解約すると、新しい保障が始まるまでの間、必要な保障が途切れるおそれがあります。解約を考える場合も、新しい保障の開始時期と待ち期間を確かめてからにしましょう。
全部替えるか、そのままにするかの二択ですか?
いいえ。比べた結果、今の契約を残す、一部だけ変えるという選択肢もあります。どこまで変えられるかは契約によって異なるため、変更する前に契約先へ確かめましょう。
※引受条件・解約時の受取額・待ち期間などは、商品や健康状態などによって異なります。変更する前に、契約先へご確認ください。
※保険の乗り換えや解約をすすめる内容ではありません。
※掲載している内容は、2026年10月2日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。
※税金・登記・法律などの個別の判断や手続きは、税理士・司法書士・弁護士などの専門家や公的窓口にご確認ください。あいマネのFP相談は、家計や希望、課題を整理する窓口です。
※特定の金融商品をおすすめするものではありません。
※保険の一般的な仕組みの説明です。保険商品の内容は、各保険会社の資料(パンフレット・契約概要・注意喚起情報など)でご確認ください。


