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年末調整をしていれば、確定申告は一切いらない?申告が必要になる場合

会社で年末調整をしてもらった。これで今年の税金の手続きは全部終わり、と考えていませんか? 給与所得者でも、確定申告が必要になる場合や、自分で申告して控除の手続きをする場合があります。この記事では、申告義務がある場合と控除を受けるための申告の違い、所得税と住民税を分けて確かめる理由、準備の進め方を整理します。

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給与明細の入った封筒と鉛筆とコインの3Dイラスト

2026年10月2日時点の制度にもとづく一般的な説明です。税額・申告・登記・法律上の扱いは、個別の事情で変わります。具体的な判断は、税務署・法務局などの公的窓口や、税理士・司法書士・弁護士などの専門家に確かめましょう。

結論

年末調整をしていても、確定申告がいらないとは限りません。副業などの所得や給与の受け取り方によって申告が必要な場合があり、医療費控除のように、年末調整ではなく確定申告で手続きする控除もあります。申告義務がある場合と控除を受けるための申告を分け、所得税の申告が不要でも、住民税の申告を確かめましょう。

この記事のポイント

  1. 年末調整で全部完結とは限らない
  2. 申告義務と控除の申告を区別
  3. 所得税と住民税も別に確認
目次
  1. 年末調整と確定申告の違い:年末調整で全部終わるとは限らない
  2. 申告義務がある場合と、控除を受けるために申告する場合
  3. 所得税の申告が不要でも、住民税の申告を確かめる
  4. 確定申告が必要か迷ったら、1年の出来事を書き出す
  5. FP相談で整理すること、税務署・税理士等で確かめること
  6. よくある質問

年末調整と確定申告の違い:年末調整で全部終わるとは限らない

年末調整は、勤務先が、1年間の給与から差し引いた所得税を年末に精算する手続きです。勤務先が手続きをしてくれるため、「年末調整が済めば、税金のことは全部終わり」と考えがちです。

一方、確定申告は、1年間の所得と税額を自分で計算して、税務署に申告する手続きです。給与所得者でも、副業などの所得がある場合や、給与の受け取り方によっては、確定申告が必要になる場合があります。

よくある疑問

年末調整が終われば、税金のことはもう何もしなくていいと思っていました。

どのような場合に申告が必要になるかは、国税庁の「給与所得者で確定申告が必要な人」の案内で確かめられます。自分が当てはまるか迷うときは、税務署・税理士等に確認しましょう。

申告義務がある場合と、控除を受けるために申告する場合

確定申告を考えるときに分けたいのは、「申告しなければならない場合」と「控除を受けるために申告する場合」です。同じ確定申告でも、出発点が違います。

申告義務がある場合

  • 副業などの所得や、給与の受け取り方によって当てはまる場合がある
  • 当てはまるかどうかは、所得などの条件で決まる
  • 条件は、国税庁の案内や税務署で確かめる

控除を受けるために申告する場合

  • 例:医療費控除を受けたいとき
  • 年末調整ではなく、確定申告で手続きする
  • 受けたい控除ごとに、手続きのしかたを確かめる

医療費控除の控除額と、実際に軽くなる税負担の違いは、医療費控除の計算例の記事で取り上げています。寄付をした年も、控除の手続きのしかたを確かめておきましょう。

FPのひとこと

「申告しなければならない場合」と「控除のために申告する場合」は別の話です。自分がどちらに当たるかを先に確かめましょう。

所得税の申告が不要でも、住民税の申告を確かめる

もう一つ分けておきたいのが、所得税と住民税です。所得税の確定申告をする必要がない場合でも、住民税の申告を確かめる必要があることがあります。

副業の話でよく出てくる「20万円」は、一定の給与所得者の所得税の申告に関わる基準で、非課税枠ではありません。所得税の申告が不要な場合でも住民税の確認が必要な場合があり、副業の種類によっても扱いが異なります(副業のお金と20万円の記事)。

ポイント

所得税の申告がいらないことと、住民税の手続きがいらないことは、同じとは限りません。

住民税の申告が必要かどうかは、住んでいる市区町村などで確かめられます。所得税は税務署等、住民税は市区町村などと、確認先を分けてメモしておくと迷いにくくなります。

確定申告が必要か迷ったら、1年の出来事を書き出す

自分には関係ないと決めつけず、今年の収入、医療費、寄付などの出来事を書き出してみましょう。書き出したものを、申告義務に関わりそうなことと、控除に関わりそうなことに分けると、確かめる先がはっきりします。

  1. 1年の出来事を書き出す

    給与以外の収入、医療費、寄付など、今年あったことを並べます。

  2. 義務か控除かを分ける

    申告が必要になりそうなことと、控除を受けたいことに分けます。

  3. 所得税と住民税を分ける

    所得税の申告が不要でも、住民税の申告は別に確かめます。

  4. 必要書類を早めに集める

    源泉徴収票や医療費の領収書、寄付の証明書などをまとめます。

  5. 税務署・税理士等に確認する

    具体的な申告や税額の判断は、専門の窓口で確かめます。

必要書類を早めに集めておけば、期限の直前に慌てずにすみます。書類がそろっていると、税務署などに問い合わせるときも、状況を伝えやすくなります。

FP相談で整理すること、税務署・税理士等で確かめること

FP相談では、1年間の収入や支出、寄付などをまとめて、税務の窓口で確かめたい項目を整理できます。一方、具体的な申告の要否や税額の判断は、税務署・税理士等へ相談しましょう。

FP相談は、申告の要否や税額を判断する窓口ではありません。
確かめたいこと主な相談先
確定申告が必要か、税額はいくらか税務署・税理士等
住民税の申告が必要か住んでいる市区町村など
1年間の収入・支出・寄付などの整理FP相談(家計の面から整理)

年末調整で済むこと、確定申告が必要なこと、住民税で確かめることを分けておくと、手続きの漏れや思い込みを防ぎやすくなります。

よくある質問

年末調整をしたら、確定申告はしなくていいですか?

そうとは限りません。給与所得者でも、副業などの所得や給与の受け取り方によって、確定申告が必要な場合があります。また、医療費控除のように、年末調整ではなく確定申告で手続きする控除もあります。

医療費控除は、年末調整で受けられますか?

医療費控除は、年末調整では手続きできず、確定申告で手続きする控除です。控除を受けられるかどうかや、準備する書類は、税務署等で確かめましょう。

所得税の確定申告が不要なら、住民税の申告もしなくていいですか?

そうとは限りません。所得税の申告が不要な場合でも、住民税の申告を確かめる必要があることがあります。住民税の扱いは、住んでいる市区町村などで確かめましょう。

副業の所得が20万円以下なら、何も申告しなくていいですか?

そうとは限りません。「20万円」は非課税枠ではなく、所得税の申告が不要な場合でも、住民税の確認が必要なことがあります。副業の種類によっても扱いが異なるため、具体的な判断は税務署・税理士等で確かめましょう。

確定申告が必要か迷ったら、何から始めればいいですか?

今年の収入、医療費、寄付などの出来事を書き出し、申告義務に関わりそうなことと、控除に関わりそうなことに分けてみましょう。必要書類を早めに集めておくと、期限の直前に慌てずにすみます。

※所得税・住民税の申告が必要かどうかは、所得や控除などによって異なります。具体的な税務相談は、税務署等へお問い合わせください。

※「20万円」は非課税枠ではありません。所得税の申告が不要な場合でも、住民税の確認が必要なことがあります。

※掲載している内容は、2026年10月2日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※税金・登記・法律などの個別の判断や手続きは、税理士・司法書士・弁護士などの専門家や公的窓口にご確認ください。あいマネのFP相談は、家計や希望、課題を整理する窓口です。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

参考にした資料

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