ライフプラン・ライフプランの作り方
ライフプランの作り方、最初は節約でも商品選びでもない
ライフプランを作ろうと思ったとき、まず節約の方法や、投資商品・保険の選び方を調べていませんか? 最初に決めたいのは、どんな暮らしをしたいかです。この記事では、暮らしの希望を書き出すところから、時期と費用、優先順位を整理し、準備の方法を考えるまでの手順を解説します。
ライフプランの最初は、節約でも商品選びでもなく、どんな暮らしをしたいかを書き出すことです。住まいや働き方などの希望に、時期とおおよその費用を付けて優先順位を考え、家族で共有します。投資商品や保険を選ぶのは、お金の使い道と目的が決まってからです。
この記事のポイント
- 最初は暮らしの希望から
- 時期・費用・優先順位を書き出す
- 商品選びは目的が決まってから
目次
ライフプランの作り方は「暮らしの希望」から始める
ライフプランと聞くと、投資商品や保険を選ぶための計画を思い浮かべるかもしれません。でも、最初に決めたいのは、どんな暮らしをしたいかです。お金をどう準備するかは、何に使いたいかが見えてから考えられます。
節約も同じです。何を大切にしたいかが決まらないまま金額だけを削ると、本当は続けたい支出まで減らしてしまうかもしれません。ライフプランは、商品を買うための表ではなく、暮らしを選ぶための計画です。
商品選び・節約から始める
- 目的が決まらないまま商品を比べる
- 金額だけを削り、大切な支出まで減らしがち
- 何のためのお金かが見えにくい
暮らしの希望から始める
- 何に使うお金かが先に決まる
- 譲れないことと調整できることが分かる
- 目的に合わせて準備の方法を選べる

ライフプランって、保険や投資を選ぶための表だと思っていました。
ライフプランを作る5つの手順
ライフプランは、次の5つの手順で進めると整理しやすくなります。最初から完成した表を作ろうとしなくて構いません。
暮らしの希望を書き出す
住まい、学び、仕事、旅行など、これからしたい暮らしを書き出します。
時期とおおよその費用を付ける
それぞれの希望が、いつごろ、どのくらいかかりそうかを付けます。
優先順位を考える
譲れないことと、時期や回数を調整できることを分けます。
家族で共有する
何を大切にしたいかを話し合います。独身の方は、自分の考えを整理します。
準備の方法を考える
お金の使い道が決まってから、貯め方や商品を選びます。
大切なのは、この順番です。貯め方や商品選びは、最後の手順で考えます。希望が変わったときは、最初の手順に戻って書き直せば構いません。
ライフプランで書き出したい暮らしの希望
希望を書き出すときは、次のような問いから考えると始めやすくなります。
- いつごろ、どこに住みたいか
- 子どもがいる場合は、進学をどこまで支えたいか
- 何歳まで、どんな働き方をしたいか
- 旅行や学びなど、続けたい楽しみは何か
まだ決まっていないことは、いくつかの案のままで構いません。将来の希望は、途中で変わってもよいものです。
書き出す希望は、人によって違います。結婚や出産、住宅購入を、だれもが目指すものとして書き込む必要はありません。独身の方も、自分が大切にしたいことを書き出せば始められます。

決まった正解の形はありません。自分や家族が大切にしたいことを、そのまま書き出してみましょう。
時期・費用・優先順位を付けて家族で共有する
希望を書き出したら、それぞれに時期とおおよその費用を付けます。最初はおおよその金額で構いません。並べてみると、同じ時期に重なる希望も見えてきます。
| 希望 | 書き出すこと | 優先順位の例 |
|---|---|---|
| 住まい | いつごろ、どこに住みたいか | 広さは譲れないが、購入時期は調整できる |
| 学び | 子どもがいる場合は、進学をどこまで支えたいか など | 支える範囲を家族で決める |
| 仕事 | 何歳まで、どんな働き方をしたいか | 収入の見通しとあわせて考える |
| 旅行 | 続けたい楽しみ | 続けたいが、回数は変えられる |
優先順位は、「やめるか、続けるか」の二択ではありません。たとえば、住まいの広さは譲れないけれど、購入時期は調整できる。旅行は続けたいけれど、回数は変えられる。このように、譲れないことと調整できることを分けて考えます。
金額だけを削る前に、何を大切にしたいかを家族で共有しましょう。家族構成や価値観によって、優先順位は異なります。
準備の方法や商品選びは、目的が決まってから
お金の使い道と時期が見えてきたら、準備の方法を考える段階です。いつ、何に使うお金かが決まっていれば、貯め方や商品も目的に合わせて選べます。使う時期でお金を分ける考え方は、お金の3つの箱で試せます。
ライフプランを作る前のチェック
- 住まい・学び・仕事・楽しみの希望を書き出した
- それぞれに時期とおおよその費用を付けた
- 譲れないことと調整できることを分けた
- 大切にしたいことを家族で共有した(独身の方は書き出した)
- 商品を選ぶ前に、お金の使い道を決めた
毎月黒字の家計でもライフプランが役立つ理由は毎月黒字なのに、なぜライフプランが必要?、作った後の見直し方はライフプランは、一度作れば終わり?で解説します。
よくある質問
ライフプランは何から始めればいいですか?
最初に、どんな暮らしをしたいかを書き出します。いつごろ、どこに住みたいか、何歳まで、どんな働き方をしたいかなどです。そのうえで、時期とおおよその費用、優先順位を考えます。
将来の予定が決まっていなくても、ライフプランは作れますか?
作れます。まだ決まっていないことは、いくつかの案で構いません。将来の希望は途中で変わってもよいものなので、変わったときに計画を見直していきましょう。
独身でもライフプランは作れますか?
作れます。結婚や出産、住宅購入は、誰にとっても共通の目標ではありません。自分が大切にしたいことを書き出し、時期とおおよその費用、優先順位を付けていけば始められます。
保険や投資商品は、いつ選べばいいですか?
お金の使い道と目的が決まってからです。ライフプランは、商品を買うための表ではなく、暮らしを選ぶための計画です。何に、いつ使うお金かが見えると、準備の方法を考えやすくなります。
※将来の希望は途中で変わって構いません。
※家族構成や価値観により、優先順位は異なります。結婚・出産・住宅購入などは、誰にとっても共通の目標ではありません。
※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。
※特定の金融商品をおすすめするものではありません。
