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教育資金・教育資金の貯め方

学資保険は、返戻率だけで選んでいい?

「学資保険は、返戻率が高いものを選べば安心」。そう思っていませんか? 返戻率は比べるときの数字の一つですが、それだけでは分からないこともあります。この記事では、特定の商品をすすめるのではなく、返戻率のほかに確かめたい受取日・払込免除・途中の家計負担という比べ方のポイントを整理します。

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角帽をかぶった貯金箱と本の3Dイラスト
結論

返戻率だけで選ばず、受取日や家計の負担もあわせて確かめましょう。商品や保障内容によっては、受取総額が払込保険料を下回る場合もあります。18歳で受取予定でも、入学金の納付に間に合うかは契約の受取日で確かめます。払込免除の条件や解約返戻金、保険料を払い続けられるかも大切です。

この記事のポイント

  1. 返戻率だけでなく受取日
  2. 払込免除は所定の条件あり
  3. 途中の家計負担も確認
目次
  1. 学資保険の返戻率とは?受取総額が払込保険料を下回る場合も
  2. 学資保険の受取日は、入学金の納付に間に合う?
  3. 払込免除と解約返戻金:保険料を払えなくなったら
  4. 教育資金は保険だけで準備しなくていい:3つの視点
  5. よくある質問

学資保険の返戻率とは?受取総額が払込保険料を下回る場合も

学資保険(こども保険とも呼ばれます)を比べるとき、よく目にするのが返戻率です。返戻率は、受け取るお金の合計(受取総額)を、払った保険料の合計(払込保険料の総額)で割った割合です。受け取る合計が、払った合計の何%分になるかを示します。

商品や保障内容によっては、受取総額が払込保険料を下回る場合もあります。この場合、返戻率は100%に届きません。学資保険は預金ではないことも、覚えておきましょう。

なお、返戻率は、1年あたりの増え方を表す年利とは別の数字です。返戻率と年利の違いは、返戻率と年利の違いについての記事で解説しています。

よくある疑問

返戻率が高いものを選べば、それで安心だと思っていました。

学資保険の受取日は、入学金の納付に間に合う?

次に確かめたいのは、いくら受け取れるかに加えて、いつ受け取れるかです。教育資金は、払う日が決まっているお金だからです。

たとえば、18歳で受取予定の契約でも、大学の入学金の納付に間に合うかは、契約の受取日で確認が必要です。受取日が納付期限より後になれば、その支払いは別のお金で用意することになります。

入学金などを払う日と、学資保険を受け取る日を並べて確かめましょう。払う日と入ってくるお金の時期の並べ方は、教育費は、授業料だけ準備すれば大丈夫?で紹介しています。

払込免除と解約返戻金:保険料を払えなくなったら

学資保険の中には、契約者に万一があった場合、所定の条件で、その後の保険料の払込みが免除される商品があります。これは、預貯金とは異なる機能です。ただし、払込免除がない商品もあり、どんな場合に免除されるかも、商品と契約条件で異なります。

途中で家計が苦しくなったときのことも、考えておきましょう。保険料を払い続けるのが難しくなって解約すると、受け取るのは、そのときの解約返戻金(解約したときに戻るお金)です。いくらになるかは、商品と契約条件で異なります。

契約者に万一があったとき

  • 所定の条件で、その後の保険料の払込みが免除される商品がある
  • 免除の有無と条件を、契約前に確かめる

家計が苦しくなって解約するとき

  • 受け取るのは、そのときの解約返戻金
  • 解約した場合の金額を、契約前に確かめる

契約する前に、保険料を最後まで払い続けられるかを、家計の見通しと照らして確かめておくことが大切です。

教育資金は保険だけで準備しなくていい:3つの視点

教育資金は、保険だけで準備する必要はありません。受取時期、万一への備え、家計の柔軟性(家計が変わったときに対応しやすいか)。この3つの視点から、預貯金や運用との役割を考えてみましょう。

払込免除・受取時期・返戻金などは、商品と契約条件で異なります。
視点学資保険で確かめること
受取時期契約の受取日が、入学金などの納付に間に合うか
万一への備え払込免除があるか。あれば、どんな条件か
家計の柔軟性保険料を払い続けられるか。途中で解約したときの解約返戻金はいくらか

この3つを確かめると、教育資金のうち、どの部分を保険で準備し、どの部分を預貯金や運用で準備するかを考えやすくなります。運用で準備するときの注意点は、大学入学の直前まで、教育資金を全額運用する?で解説します。

学資保険を比べるときのチェック

  • 受取総額が払込保険料を下回らないか確かめた
  • 契約の受取日と、入学金などの納付日を並べた
  • 払込免除の有無と条件を確かめた
  • 途中で解約したときの解約返戻金を確かめた
  • 保険料を払い続けられるか、家計で確かめた
FPのひとこと

返戻率は入口の数字です。いつ受け取れて、万一や家計の変化にどう対応できるかまで見ましょう。

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よくある質問

学資保険は、払った保険料より多く受け取れますか?

商品や保障内容によっては、受取総額が払込保険料を下回る場合もあります。学資保険は預金ではありません。受取総額と払込保険料の総額を、商品と契約条件で確かめましょう。

18歳で受け取る学資保険なら、大学の入学金に間に合いますか?

間に合うとは限りません。18歳で受取予定でも、入学金の納付に間に合うかは、契約の受取日で確認が必要です。入学金などを払う日と、受け取る日を並べて確かめましょう。

学資保険の払込免除とは何ですか?

契約者に万一があった場合、所定の条件で、その後の保険料の払込みが免除される機能です。この機能がある商品と、ない商品があります。免除される条件は、商品と契約条件で異なります。

学資保険を途中で解約すると、どうなりますか?

受け取るのは、そのときの解約返戻金(解約したときに戻るお金)です。いくらになるかは、商品と契約条件で異なります。契約する前に、解約した場合の金額と、保険料を最後まで払い続けられるかを、家計で確かめておきましょう。

教育資金は、学資保険で準備しないといけませんか?

教育資金は、保険だけで準備する必要はありません。受取時期、万一への備え、家計の柔軟性の3つから、預貯金や運用との役割を考えてみましょう。

※払込免除・受取時期・返戻金などは、商品と契約条件で異なります。学資保険は預金ではありません。

※商品や保障内容によっては、受取総額が払込保険料を下回る場合があります。

※この記事は一般的な仕組みの説明で、特定の商品や保険会社をすすめるものではありません。

※掲載している内容は、2026年10月1日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

参考にした資料

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