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年収が上がったのに、貯金が増えないのはなぜ?

年収は上がったのに、通帳を見ると貯金はあまり増えていない。そんなふうに感じていませんか? 収入が増えても、同じだけ支出も増えていれば、貯蓄に回せるお金は変わりません。この記事では、手取りと支出の増え方の比べ方、昨年と今年の残高の並べ方、昇給した分の使い道の決め方を整理します。

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財布とレシートとコインの3Dイラスト
結論

年収が上がっても、手取りの増えた分と同じだけ支出が増えれば、貯蓄に回せる額は昇給前と変わりません。仮に手取りが月2万円増えても、外食や買い物が月2万円増えれば、貯蓄の余裕は同じです。額面ではなく手取りと支出を比べ、昨年と今年の同じ時期の残高を並べて確かめましょう。昇給分は、使い道を決める前に将来の積立も考えます。

この記事のポイント

  1. 比べるのは額面より手取りと支出
  2. 年に数回の出費と残高の動きも確認
  3. 昇給分は使い道の前に積立を考える
目次
  1. 年収が上がったのに貯金が増えないのはなぜ?手取りと支出の比べ方
  2. 毎月の支出と、年に数回の出費の増え方を振り返る
  3. 貯金が増えたかの確かめ方:昨年と今年の同じ時期の残高を比べる
  4. 昇給したら、使い道を決める前に将来の積立を考える
  5. よくある質問

年収が上がったのに貯金が増えないのはなぜ?手取りと支出の比べ方

年収が上がると、貯金も自然に増えそうな気がします。でも、まず比べたいのは額面(税金や社会保険料を引く前の金額)ではなく、実際に受け取る手取りと、毎月の支出です。額面が増えても、手取りが同じだけ増えるとは限りません。

仮に、昇給で手取りが月2万円増えたとします。同じころ、外食や買い物も月2万円増えていたら、どうなるでしょうか。同じ状態が12か月続いた場合で計算してみます。

手取りと支出が同じだけ増えた場合(仮定)
手取りの増加
月2万円 × 12か月 = 年24万円
外食や買い物の増加
月2万円 × 12か月 = 年24万円
貯蓄の余裕の変化
24万円 − 24万円 = 0円

※金額は説明用の仮定で、実在の相談事例ではありません。同じ状態が12か月続くと仮定した単純な計算です。

手取りが増えても、同じだけ支出が増えれば、貯蓄に回せる余裕は昇給前と変わりません。外食や買い物が悪いということではありません。増えた手取りの行き先を決めていないと、いつの間にかほかの支出に回っていることがある、ということです。

よくある疑問

昇給したのに、貯金のペースは前と同じでした。支出も同じくらい増えていたのかもしれません。

毎月の支出と、年に数回の出費の増え方を振り返る

支出の増え方を振り返るときは、毎月の支出だけでなく、旅行や家電など、年に数回の出費も見ていきます。毎月の家計簿だけでは見落としやすい出費です。昇給の前と後で、何がどれだけ増えたかを書き出してみましょう。

昇給の後に増えた支出の振り返り

  • 毎月の支出で、昇給の前より増えたものを書き出した
  • 旅行や家電など、年に数回の出費も振り返った
  • 増えた支出のうち、満足度が高いものに印を付けた
  • 増やすつもりがなかった支出を探した

全部を我慢する必要はありません。満足度の高い支出は残し、増やすつもりがなかった支出を探すのがポイントです。何に満足を感じるかは人それぞれなので、ほかの家庭と比べて決めなくてかまいません。

毎月の収支と年に数回の支出を合わせた1年分の収支の出し方は、月々は黒字でも年間では赤字になる例で解説しています。この記事では、昇給の前と後で何が変わったかに絞って見ていきます。

貯金が増えたかの確かめ方:昨年と今年の同じ時期の残高を比べる

家計の変化は、残高でも確かめられます。昨年と今年の同じ時期の、預金、投資、借入の残高を並べてみましょう。同じ時期どうしで比べるのは、年に数回の支払いなどで、残高が月ごとに上下するためです。

残高を並べるときの見方の一例です。
残高並べるもの見るポイント
預金昨年と今年の同じ時期の残高どれだけ増えたか
投資評価額と、自分で入金した額値上がりの分と、積み立てた分を分ける
借入昨年と今年の同じ時期の残高減ったか、新しい借入がないか

注意したいのは投資です。評価額(その時点の値段で計算した金額)は、値上がりや値下がりで動きます。値上がりで増えた分と、自分で積み立てた分は分けて見ましょう。家計からどれだけ貯蓄に回せたかを見るときは、投資は自分で積み立てた分で数えます。

借入の残高も並べると、預金は増えたのに借入も増えていた、という変化に気づけます。残高を一覧にしたら、どのお金を何に使うかも決めておくと、同じお金を別々の計画で数えずに済みます(同じ貯金を重ねて数えない方法)。

昇給したら、使い道を決める前に将来の積立を考える

昇給したら、増えた手取りの使い道を決める前に、将来のための積立も考えてみましょう。使い道を先に決めてしまうと、積立に回す分が残らないこともあります。

  1. 増えた手取りを確かめる

    額面ではなく、実際に受け取る手取りがいくら増えたかを見ます。

  2. 積立に回す額を考える

    使い道を決める前に、将来のために積み立てる額を考えます。

  3. 残りの使い道を決める

    満足度の高い支出や、楽しみに使う分を決めます。

  4. 同じ時期の残高で確かめる

    1年後に、預金・投資・借入の残高を並べて変化を見ます。

積立の分を、収入が入った段階で先に分けておく方法もあります。無理のない金額の考え方は、「残ったら貯金」と「先に貯金」の違いで解説しています。

FPのひとこと

我慢を増やすより、昇給分の行き先を先に決めること。収入アップを貯蓄アップにつなげる、家計の仕組みをつくりましょう。

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よくある質問

年収が上がったのに、貯金が増えないのはなぜですか?

手取りが増えた分と同じくらい、支出も増えていることが考えられます。仮に手取りが月2万円増えても、外食や買い物が月2万円増えれば、貯蓄の余裕は変わりません。額面ではなく、手取りと支出の増え方を比べましょう。

貯金が増えたかどうかは、どう確かめればいいですか?

昨年と今年の同じ時期の、預金・投資・借入の残高を並べます。投資は、値上がりで増えた分と、自分で積み立てた分を分けて見ましょう。借入が増えていないかも確かめます。

収入が増えれば、貯金も自然に増えますか?

そうとは限りません。増えた手取りの使い道を決めないままだと、ほかの支出に回ることもあります。昇給したら、使い道を決める前に将来の積立も考えておきましょう。

貯金を増やすには、外食や買い物をやめたほうがいいですか?

全部をやめなくてもかまいません。満足度の高い支出は残し、増やすつもりがなかった支出を探してみましょう。何を大切にするかは、家計ごとに違います。

※手取りが月2万円増え、外食や買い物が月2万円増える例は説明用の仮定で、実在の相談事例ではありません。年額は、同じ状態が12か月続くと仮定した単純な計算です。

※投資の残高を比べるときは、評価額の変動と、自分で入金した額を分けて確認してください。

※掲載している内容は、2026年10月2日時点の制度・公表資料にもとづく一般的な情報です。制度は改正されることがあります。

※税金・登記・法律などの個別の判断や手続きは、税理士・司法書士・弁護士などの専門家や公的窓口にご確認ください。あいマネのFP相談は、家計や希望、課題を整理する窓口です。

※特定の金融商品をおすすめするものではありません。

参考にした資料

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